2012-02-21 Tue
ツイートを素早くスクロールしていたら気になる文字が目に止まったのが大江戸温泉物語が熱海でホテル経営を開始すると。そこから調べてゆくと買収自体は昨年の10月13日に発表しており、同日に土地建物も譲渡も完了していたようだ。 当方からして10月といえば完全に閑散期、12月の花火まで何ら関知することがありませんでした。さて、熱海のホテル、旅館もよくみたら、どこぞの傘下ばかりとなっていて面白味が何もない。リストラ(業務再編)を推し進めるにあたって食事付きのビジネスホテルのようになってきたが、それが客の選択であるなら問題はない。
何年か前までは在日率いるグループの買収が目立っていたが、ここにきて新たな動きとして星野リゾートに大江戸温泉物語ときた。南明ホテルの買収は各地の本物と呼べる温泉地に乗り出してきた一環だろうか?
南明ホテルの場所ではまだ「宿」という雰囲気がしない。それを言うなら熱海自体が宿泊地と思わなくなってしまったか。何度も書いているがホテルが(リゾート)高層マンションに変わり、街の雰囲気と既存の旅館の景観を殺して廃業に追いやった悪の根源である。 子供の頃、新幹線で行くと熱海の目標物だった円形の西熱海ホテルも今や高層マンションである。
中央町の旅館の跡地、あうね とその隣の空き地をなんとかして欲しいものだ。居抜き物件が安いからと言っても現代人に合った宿と方針であることが生き残りのキーワードか。新たに土地を取得し、建物を建設して運営できるという展望がないのも事実である。全く新しい考え方をしないとだめなのかもしれない。
追伸。何かと外国資本に買い叩かれる話が、やっと、やっとのこと全国的にされるようになったが、人の良い日本人は危機感が鈍すぎる。バブル時期に日本人が海外を買収してきた時と違い、彼らが共に生きると乗り出してきたと考えるべきでなく、食いつぶしに来たと考えるべきだ。「資源」という点で考えると大問題であり、下手に売却してしまうと日本に対して恐るべきマイナスとなる。大企業は外に出るくせに中小企業の技術流出は自分たちで食い止めろのようにしてきた間抜けな政府は、このような事に対してもっと敏感になり、法的整備にも素早い対応が必要だ。
この記事に対するコメントの受付は終了しています。
コメント
先頭へ △