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熱海の今後をまじめに考える 連載 「ゆるキャラ/キャンペーン/観光」
 過去の連載にて、既に各所で行われてきた催し物や展示を例として示してきたが、行われてきたことは単なるマネでしかない。こちらとしては、この域を脱する元ネタとして書いたつもりだが、そのままではなく もうちょっと吟味していただきたく思う。ただ、熱海市はマネでなく定番と化していることに手を付けてないのがある。それは着ぐるみ、商標名 ゆるキャラ だ...

<ゆるキャラ> 「はなかっぱの冒険 あたみ王国のお宝を探せ!オープニング」での件も含む

 問題なのが観光事業者がキャラクターの価値を把握してないということだ! 先日のイベントにて地獄耳と多少唇が読めたことから判明したのが、着ぐるみ=ゆるキャラ(R)のチカラがわかってなかったこと。やってみて大盛況ぶりにビックリするなんて、がっかりですよ。都内の熊本のイベントで くまモン が出てきたら商品なんてぜんぜん売れなくなるくらい飛びついちゃうんですから。これは吟味した上でマネ=追従すべきもの。

 ゆるキャラサミット、ゆるキャラグランプリと報道で有名になってきたことに加え、熱海は各展示会への出展で ゆるキャラ の威力を知っていて当然なのだ。旅フェア、JATA旅博、そして旅まつり名古屋で雨天にもかかわらず、ゆるキャラ大集合の客数をどう見てきたのでしょうか? まさか名古屋旅行のついでに仕事じゃないですよね。

 名古屋では宣伝の邪魔になるので有名なひつまぶし屋さんを教えてたくらいで熱海ブースの前には数分しかいませんでしたが、ステージ前で ひこにゃん 待ちとかかなりの時間を費やしました。ゆるキャラ大集合ではキャラクターの数が多すぎてロクに見えない状態で終わろうとしたときブーイングが起きたのをご存じでしょうか。

 私は、ゆるキャラのチカラを前からわかっているので過去に熱海には ゆるキャラ がいないと書いた。そして伊豆には業者キャラしかいない。完成度からは、河津バガテル公園・ガッテルくん、最近できた伊東マリンタウンのマリにゃんが2大で、ほかは昭和レベルの出来具合と落差が大きい。近場では三島に みしまるくん、みしまるこちゃん がいて、こちらは業者専属でなく三島市なので市内の業者が使いやすくなっている。ひこにゃんの訴訟を踏まえて各地で契約トラブルが起きないキャラクター設定している。

 役所のピンハネは論外で、あくまで狙うは売り上げ増に伴う税収ですからキャラクター使用料なんて徴収してはいけません(保証金とか諸経費くらいはいいと思うが)。こういう時、企業が考えるあくどい方法がキャラ使用料の代わりに印刷など請け負うやり口で有名なゲーム業者の商法(売れなくても自分だけ徹底的に儲ける)。後で蹴られても賞賛されることは決してないので、わだかまりしか残らない。そういう業者を挟ませてもいけない。


 個人的には、お姉ちゃんのほうが好きですが、個人の不利益に通じても熱海の利益を考える記事ですので「老若男女 ゆるキャラは子供だけのものにあらず!」と記しておき、ゆるキャラはしゃべらないし、形状からして何か配ったりもできないので、今は宣伝要員の観光大使とセットになっていることが多いが、ゆるキャラだけで何倍、何十倍もの効果がある。

 ちなみに くまモン の2011年の熊本県内だけでの経済効果は25億円と報道された。これは主に商品なので観光を入れたらどうなるだろうか。ゆるキャラグランプリ2011の1位でだが、他の地域もかなりの経済効果があるに違いない。元は宣伝材料なのでマイナスでも構わないのが、おそるべき利益を生み出すかもしれない。当然、B-1グランプリのように目の色変えた連中がはびこってくる。だからって くまモン は公務員だしカネの臭いがしないところがいい。たとえば東京スカイツリーの「ソラカラちゃん」は ゆるくない商業キャラで完成されているがゆえ取っつきにくく、押上・業平橋地区の「おしなりくん」こそ ゆるキャラで親しみやすい。

 ゆるキャラを作ったはいいが滅多に登場させず、もったいないのが伊東マリンタウン。一業種がやると費用対効果からこういうことになってしまう。外回りじゃなく、マリンタウンにすら出没話を聞かない。私が知ってるのはお披露目の時と下田での伊豆ゆるキャラ集合の2回だけ。ほかにいつ出てきました? だからキャラクターや観光大使が企業、役所、観光協会、商工会議所などどこに所属するかでも悲劇は訪れる。


 残念な見た目の ゆるキャラ も多いが、親しみやすい丸っこい形状かつ、「内臓!?」のキャラクターも要素の一つである(中にヒトは入ってません 笑)。有名になってるキャラには双方の条件が揃っている。このブログでも紹介しているが、くまモンの最初はどこぞの商店が着ぐるみ借りてきて誰かが入りましたみたいに残念なものでしたが、以後、ちゃんとした ゆるキャラ となった。ちなみにネットや筆談での毒舌キャラは奇跡なくらいでしか成功しなく、それらもマイナスを背負ってる。また、変なキャラで成功したのは まりもっこり くらいではなかろうか。ゆるキャラグランプリの投票で悪ガキどもの不正行為から有名になっても、ゆるくないキャラはすぐに忘れられる。

 結局、目の玉が¥マークしてるおっさんたちが関わってくる。キャラクターなんて作ったらそう簡単には変えられないから募集しても該当なしの選択があるくらい重大な決断が必要なのが ゆるキャラ。だから安易なキャラはあり得ないんです。賞金100万円でも花火の補助金に比べたら遙かに安いし、宣伝費なのに経済効果があったら丸儲け。

 関連づけられやすい名前も重要でしょうね。小中学レベルの名付け方も多いので前に考えもせずホットシーくんとか書いたが関連性が弱い。「あたみん」のほうがマシだと思ったが、既に店の名前として存在してる(確か初川沿い)。ゆるキャラではありませんが、キャラクターや芸人名称が「ん」「ン」で終わるのが重要だとどっかの学者が言ってましたが有名どころをリストアップすれば、うなずけます。

これは観光協会でも旅館組合でもなく役所の仕事です。(観光大使も役所付けで出動依頼するほうがいい)


<キャンペーン>

 仲が悪いのか知らんが組織間、観光協会、役所の連携や伝達が行き届いている感じがしない。「聞いてない」…よく聞くセリフだ。花火は宿の都合でやってるし、飲食にしてもで個別の団体がバラバラに何かおっぱじめるので何かと詰めが甘すぎる。ちなみに私はラーメンフェスティバルの台紙はもらってない。なぜなら店のスタンプカードのほうがいいからだ。固有店になるもののトッピング無料とか、1杯無料のほうが現実的で、のほほん族が欲しければ買えるものだ(限定とかでもない)。そんな文句はおっさんだからだと言い切れるだろうか?

 決定打としては夏に売れなくなるからってキャンペーン敷かれても熱いものの考えは起きません。冷たいものばかりは体に悪いならば、そもそもラーメンは健康食どころか逆ですから説得力はありません。どうも熱海というか伊豆には特定期間で1年分売りまくるという考え方がない。冬だからラーメンと冬だからスキーを間違えちゃいけない。儲かる時にガッポリ稼ぐべきだろうね。海の家は冬に営業するんですか? 閑散期営業するなって話じゃなく、それでいいのかって問いかけです。

 そして、スタンプを何個も押せる客とは誰なのかを考えると宿泊券プレゼントにどれほどの意味があるのでしょうか? 都内での抽選会の景品と話が違うのは当たり前でしょ。内需または近隣ならば景品の設定がおかしい。梅まつり期間中での「Aランチ」のほうが応募のハードルが低くて意味があった。外貨獲得なら宿泊券プレゼントより割引券を多くすべきではなかろうか。冬にあたみのラーメン屋に入るかと言われたら、それほど入ってなかったから冬にキャンペーンやったほうがよっぽど行くと思うね。汗かきながらでも食べるというのは少数派ですから。

 集客力がない時にやる/そんな時期にやっても食わない(行けない) これは業者と客の永遠の言い合いになるのかもしれない。花火大会で言われてることに例えると、「鎌倉、藤沢(江ノ島)、茅ヶ崎でショボイのやってないで合同でドカンとやったらどうだ」がある。しかし、利権が絡んでいる連中が合同でやるはずもない。どこで開催するかもめるに決まってるし、順番でやるならどうせ見る目のない客しかこないと思ってショボイの個々やる選択をするんだろう。地域的に人口が十分いて成り立つからでしょう。

 それでは、戸田橋(埼玉県)・板橋(東京都)、東京都江戸川区・千葉県市川市の花火はなぜ共同開催なのでしょう。別々にやっても十分に成り立つほどの大規模ですが、江戸川区+市川市の同時開催の発表観客数はおそらく日本一であろう140万人(東京側だけで約100万人)。でも別々にやったらこの合計数を下回ると思いますよ。 ここから思うに、熱海は個々の組織の自己中心的な動きではなかろうか。相乗効果ってやつじゃなく、ちまちまと自分のところに客が来ればいいらしい。それで正しいんでしょうか?


 東急線での伊豆合同のキャンペーンで東伊豆・河津・南伊豆が「日帰り温泉入浴施設招待券」を配布したが、とりあえず来てもらう意味は大きい。昭和の頭しかない人たちは現実が見えてないので「日帰り」に喰ってかかって大反対するに決まってるから。ケツに火がついて仕方なしでもやっただけマシ。 前からたとえてるが、

 「携帯電話時代に公衆電話を増やす算段。なのにもっと価値が出てくる黒電話を守ることをしなかった」

新しいのを作るのは簡単で、古いを綺麗に守ることは大変難しいが、それこそ観光資源。 近代化しようとも都市部にかなうはずがなく、そんなの環境客は相手にするどころかそっぽ向く。

 稲取の東伊豆クロスカントリーコースに行ったとき、「こんなの隠してるんじゃねぇよ」と思った。そして観光客は俺以外に誰がいたのか謎であった。 車が通ってないのに赤信号だから立ち止まってるという当たり前の行為が珍しくて外人に写真撮られちゃうように、住民には当たり前のものがあるかもしれない。熱海市は隅まで行ってるはずだから新しく作り出さない限り、そんな場所はないだろう。あったなら、さっさと出すべきだ。


<観光と住居は同居できない>

 繰り返すが温泉地ベスト100の上位に便利とか近代的なところは一つもありません。でも、これには私が以前に提示した「観光地をやめる」という選択肢を選ぶことによって話は違ってきます。だが観光地をやる以上は某エレベーター屋がする未来の妄想は大間抜けな考えであり、東京の奥座敷ではなく東京のベッドタウンになるべく便利さを追求した時になってこそ意味がある。だが東京近郊の住宅価格からして利点にもならず高齢化に歯止めはかけられない。住むのは渡る世間の高納税者ばかりではないのだ。

 高齢でなくても都市部の空気の悪い環境では暮らせない人たちが一定層いるが、そのような誘致も聞かない。その話を聞くのは静岡県でも富士山のほうだ。

 東京へ通うのは不便だが勤務地が平塚あたりなら苦労は減る。もし東海道線で片道2時間、往復4時間の通勤時間であったなら個人的には時間を金額に換算して月に約8万円の損失と計算します(時間を金額換算した場合でやめても金額分増える訳ではない)。これ30年だとマンションが買える金額になるので、見合うメリットがないといけません(通勤時間差3時間だとすると30年で2万時間以上の無駄)。だから震災で売れなくなっていた都市部マンションが対策を打った新築物件では一転して販売回復してしまった。こう考えると働き盛りのベッドタウンもかなり難しくなります。会社に通わないで仕事ができればいいが、通うという業務体型が変わるとは思えないんです。

さてと、どのような展開を見せてくれるかな


<追記>
2013年5月下旬、熱海温泉ホテル旅館協同組合キャラクター「あつお」の着ぐるみが完成しました。企業組織所属のため熱海としての利用価値に関しては不透明です。
| emisaki | 00:06 | comments (0) | 熱海::考察 |
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