2012-10-04 Thu
熱海には ゆるキャラ(R) がいないと以前から書いていた。失礼ながら熱海現地にアイデアマンが見当たらないので何か画策しても穴が開きすぎていて期待してないが、良い意味でそれを裏切って欲しいと思って こういう連載をやってきた。だが、ネット検索結果が真実であるならば、またしても私が期待してない残念な結果が待ってそう…。平成生まれだったら嬉しいが昭和生まれのお父さんって呼ばれちゃう世代。それでも貫一・お宮はコントのネタで使われた断片を知ってるだけで全体は知らない。そして我々より下の世代に金色夜叉に関心があるとは到底思えない。よって知ってるのはかなり高齢の方々でしょう。ですから若い世代が知るよしもなく興味を持つだろうか? 知らなくても構わないが下記に示すことにあてはまるだろうか?
「ゆるいマスコットキャラクター」 ゆるキャラ三原則より
1. 郷土愛に満ち溢れた強いメッセージ性があること
2. 立ち居振る舞いが不安定かつユニークであること
3. 愛すべき、ゆるさ、を持ち合わせている事
+ 着ぐるみの存在
着ぐるみ化されない単なるキャラクター絵柄を ゆるキャラ と呼ぶと世間が戸惑うのでご注意されたし。
金色夜叉からキャラクター化するならば、1番目は一方向(片方向)でクリアするが上記の通り お年寄りにしか伝わらないので多くに通じない。メッセージ性はあったと仮定しても長持ちしない=効果がないことになる。なぜなら金色夜叉=熱海と連想する人は年寄りだけだから。
2番目は内臓(中にヒトは入っていません(^_^;)次第だが題材によってはクレームが付くから現存のをキャラクターに使うのは難しい。題材を汚すとか言われたらそれまで。その土地に関わるキャラクターに固執すると失敗につながる。
熱海の近くで言うならば三島市「みしまるこちゃん・みしまるくん」 神奈川県厚木市「あゆコロちゃん」などが ゆるキャラ と呼べるべきもので、お金を生んじゃうタイプのものです。伊東マリンタウンのマリにゃんは可愛いんだけど一種の企業キャラですね。 ひこにゃん、くまモンに対抗するレベルは生半可なことではないが、みうらじゅん氏のゆるキャラ三原則の3番目から逆順に重要性がある。街の特産品や有名人に捕らわれ過ぎてキャラクターを作ると悲惨な結果が待っている確率が高い。
好かれないのは昔にあったような人間型に近いもので、泣いちゃう子供もいる。ゆるキャラもののイベントは結構観覧しており、その範疇で統計的に子供がたくさん寄ってくるのは太っちょキャラというか丸っこいやつとハッキリしている。威圧感があるやつもダメ。題材があっても相当デフォルメしてないと愛される形状にはならない。坂本竜馬とか西郷隆盛は2~3地域が着ぐるみ化してるが ゆるキャラ としての勝敗はついてると思うし、そもそも人物キャラは子供が好んで寄ってくる率としては低くなり経済効果は限定的なもので、ひこにゃん(彦根市)、くまモン(熊本県)、バリィさん(今治市)…の流れからしたら桁違いに低いのは覚悟しないといけない。
元は単なる宣伝材料だった着ぐるみの中に恐るべき経済効果を生むのが出現し、二匹目のどじょう狙いの目の玉が¥マークになってる企業・自治体が爆発的に増えた。それで安易な考えでの ゆるキャラ参入が大部分だと感じられ、有名になるまでの地道な努力(活動)が忘れられてる。物珍しくなくなった今では事前に練りに練る必要と、努力と忍耐が必要でしょう。くまモンが地元でどれだけ活動してきたか、ひこにゃんは失敗した権利問題を避けているし、学ぶべき点は多い。
提供側の考えより我々(客)がどう受け止めるかのほうが重要なのは何もキャラクターだけではありませんよね
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