2012-01-10 Tue
関西人によると突っ込みとはクレームではなく愛があるとのことだ。 確かにそうだ、どうでもいいなら捨て置く。 本当は突っ込むのはやめたいんです。でも次々とボケてくれるんで突っ込むしかないんです…。既に終わったことをとやかく言っても無駄なのだが、「観光戦略会議」委員と公募によって選択された市民は条件が熱海居住、これでは報酬を貰ってるであろう外部委員も含めて全て熱海の意見にしかならないであろう。下手すれば経営側の立場でしか語れない。
この議題は熱海に居住する人のためではなく「観光」と銘打っているのならば客の意見を重視すべきである。
戦略においても、成功したからと言って いつかは飽きられる事を繰り返すのではなく、問題点のほうを先につぶしていって欲しい訳です。いい加減、自転車操業的な客寄せをやめて、客離れの原因を解消してゆけないのでしょうか? リーマンショックから世界大不況に続き東日本大震災、そもそも長期滞在なんて考えること自体が無謀。今年は4回も祝日が土曜日で「安近短」が復活している。
・役所は何かとパクリ
お役所仕事とはよく言ったもので独自性が感じられない。まあ、自分で計画が練れるなら例え給料が安くても最初から公務員なんかにならないのが現実。 私は観光に関して草津を見習えとは言ったが、そのままマネをしろとは言ってない。草津は古来の温泉地を残したが、熱海は西洋かぶれで取り返しが付かない変貌を遂げてしまったからマネする環境がないんだ。
どこそこの社会実験や計画があると例をあげたところで熱海という街に全く適合しない。なんでこんな計画案を聞き入れてしまうか?こういう計画書を見ると絶対に感じるのが「本末転倒」ってこと。決まったことを実行したいがために資料を集めてるような気がしてならない。熱海という地理に合うわけがなかろうって例を取り入れてる間抜けさも見て取れる。観光客のための導入として出されている大部分に俺は観光客としてNOを叩き付けたい。熱海市の財政を食い潰すだけでたいした価値がない。
熱海という街に適合しているか考える前に別の地域の成功例を持ってくるのは決断する側の程度の低さにある。だから説得しやすい材料を集めて資料を作ってしまうのであろう。
この調査の一環でわかったのが、役所は自ら考えることができず、どこかがやってるマネごとが好きだってことですね。 あくまで例ですが「当ホームページへのリンクは許可」をとれとか法的根拠のない要求も内容は検証されず全国的に規約文書がコピー&ペーストで使われてるのが役所。リンクするのに正当も不当もなく拒絶することはできない。どこかの役所が作った文章を転用しまくってきたのが現状であろう。
このように検証なく誰かがやっているからだけの理由で調達してくるのが得意だが、そういう安易な計画には大反対です。
・支離滅裂
熱海市観光戦略会議の議事録を読むと矛盾した展開に頭を抱える。起雲閣など歴史・文化の話の後に熱海はモナコ(世間的には地中海)のイメージって流れがある。これには怒りを覚えた。あんたたちか、先代が歴史文化をぶち壊して中途半端な西洋風に造り替えてしまったんだ。それでいて歴史文化のある場所を掘り起こすなんて横っ腹で笑っちゃうよ。この熱海の長期計画の大失敗の責任感のなさはどこからくるのか!?
何度も繰り返して語る必要があるが、鎌倉、京都になぜ人が集まるのか? 昭和の温泉街もない西洋かぶれに造り替えられた海を見るなら熱海に行かなくても日本中の多くで見ることができる。この段階で観光地としての価値なんてない。リゾートマンションがガンガン建ってる熱海を昭和の街並みに戻すことは、不謹慎な事態でも持ち出さない限り無理なのです。
言うこととやることが支離滅裂なんです。“二兎追うものは一兎も得ず”。 前にも書いたよね。だったら観光なんてやめちまって東京のベッドタウンに成り下がれと。住民の税収で成り立つよう居住や生活環境のみ拡充すべきです。三島のほうがよっぽど住みやすいので東京、神奈川への通勤は熱海よりかなり多いはずです。
リゾートマンションの末路に関しましては悲惨な状態となった越後湯沢に注目すべき。高齢化時代を越え、相続しても誰も住まず廃墟と化しても現行法で100%同意がないと取り壊せないなど数々の問題。東京の居住環境を考えると老人には厳しい熱海も人ごとではなく、相続しても居住しない可能性が高い。だから中途半端なリゾートではなく居住してもらう土地にするほうが未来がある。よって別荘税はもっと値上げしたほうがいい。そして公共料金をもっと下げ、納税者を大切にしたほうがよいと思うのです。
つづく (たぶん)
参考資料: 熱海市役所ウェブサイト > 市政 > 各課からのお知らせ > 熱海市観光戦略会議
参考資料: 熱海市役所ウェブサイト > 観光情報 > 観光基本計画
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