2012-05-07 Mon
ネット投稿し始めたのは他人の映像が旅や撮影の参考になったから。それまでは芸術センスの乏しい技術屋では投稿できるような水準ではないと思ってた。だが実際に投稿サイトとか見ると、画質ではなく内容として「そんなの投稿するか?」と思えるのが氾濫していた。まあ、これなら自分のも中の上くらいになり、恥ずかしいと思うことがなくなった。雑誌やフォトコンテストだと入選するかどうかで、どう変えたら良くなるか得るものがない。どうするかについても雑誌なら一方通行となる。極めつけは、プロの写真家の意見も千差万別であって、誰が見てもダメな傾向はあるにしても、良いと思ってる写真には違いがあり構図にも正解がないとわかった。ですから お伺いを頂戴するにもプロの意見ではなく個人としての意見となってしまう。
まれにフォトコンテストに応募するが、素人の上に二軍写真しか応募したことがない。自分でもっとよいと思ってる写真を出さない理由は簡単で、応募した段階で著作権を放棄しろという契約があるからだ。応募した段階で相手側のものになってしまう! フィルム時代から続いてる真っ当なフォトコンテストなら入選して、主催者が使える契約だったとしても撮影者から権利が奪われることはない!
のちのち使用料を請求する気など毛頭ないが、入選もしない応募作品にまでその契約は到底受け入れられない。それくらいだったら挑戦などしない。市町村とか観光地がよくやってるだが、あれは写真そのものではなく彼らが求めている絵になってるかが評価ポイント。歴代入賞作品を見比べてると彼らが欲してる宣伝材料となるべき写真というのがわかってくるが、それに合わせて撮るなんてのは肩書きが欲しい人だけ。
動画投稿サイトでの問題は、知り合いほどどうしたほうが良いかとか批評されにくくなり、知らない人からは心ない書き込みがされてしまうこと。アカウントが安易に発行されていると某大型掲示板の体たらくとなるから必然的にコメントを禁止にしているところも多くなる。
ウェブサイトで公開している画像の無断使用に腹が立つが、真っ当な使われ方をするなら使うなと言う理由がないから断らないだろう。むしろ、こんなのでいいのかと恐縮しますね。 YouTubeは最近、クリエイティブコモンズのライセンス表示が使用できるようになった。変な契約で縛られるくらいなら、いっそのこと使用可を通り越して、勝手にしやがれとパブリックドメインで公開してしまったほうが気持ちがいい。
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン…インターネット時代における創作物の意思表示
一流フォトコンテストにみられる募集要項は,
・応募作品に関する著作権は応募者に帰属
・入選者はコンテスト主催者に対して著作者人格権を行使しない
ような条文を含み、入選作品のみ主催者が無償利用(独占ではない)できるような契約となっているが、あくまで著作権は応募者にある。これならば応募者が利用するにおいて著しく制限を加えられることがない。これが当然で、応募作品ごと一律に主催者が握るというのは異常です。
「ひこにゃん」権利で揉め事があったよう、役所みたいな詰めの甘い組織ほど自分らの失態を避けるために最初から全てを掌握しようとするのではないでしょうか。
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