2012-06-07 Thu
この時期になると旅の手帖のお約束の企画ですね。ナントカ観光大使の企画がほんの一部しか紹介ぜず終了してしまってから気にもしない状態となってましたが今回は買ってみようかな。旅の手帖は「青春18きっぷ」特集以外に、前にあった「ひとり旅」特集もよかった。祭りとか花火で知り合いが集まることがよくあるのだが、みなさん基本的に単独行動だから都市部以外での宿泊には困ってるんだよね。
↑これは2009年7月号 いとしの片八重歯ちゃんも小さく載ってた
青春18きっぷは冬も春も使いますが夏には2枚(10回分)買ってしまう。東京から新幹線でもない中距離の花火大会が多く、片道1150円以上なら得なので東京からなら平塚を超えれば使う。だから熊谷や熱海まで新幹線を使うときは時間がないか青春18きっぷ期間外で面倒くさいと思ったときだけ。それくらいの距離。
前回みたいに使い始めの旅の途中で落としてしまう悲劇での損失は当然だが、何らかの事情で時間的に間に合わないなどし、途中から新幹線に乗り換えると乗車券から買い直しで一気に想定より赤字に転落してしまうことがある。諸刃の剣とまで言えるか解らないが、普通に使ってればお得意様還元キップ。 ↑これは2009年7月号
正月は確実な自信が無くて駅員と対決しなかったが、結果的に青春18きっぷをよく知らない駅員が0時過ぎても前日の日付でしか押せないと言われた時にはあせった。こうなるのも東京・大阪の都市圏だと日付が変わっても終電まで使えるからだ。これで適用期間を勘違いしてしまってるのだ。青春18きっぷを買うと付いてくる案内書には、0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効とあり、また開始も0時過ぎから。だから青春18きっぷの1日の有効期間は営業時間ではなく実時間の24時間で、東京及び大阪の特定区間に限って0時過ぎの終電まで1日のうちに入って24時間以上使えるだけ。知らない駅員が居て前日の印を押されて一瞬で有効期間が消滅してしまうような悲惨な結果とならないよう、これは覚えておいた方がいい。夜間はこちらから何月何日ですかと確認したほうがよさそうだ。
雑誌の予告からすると「青春18きっぷ」30周年記念ということで30種類のプランが紹介されているようだ。気になるのは東海道線か、夜行を除く長距離だと東海道線に絞られてくるのも、JR東日本管轄内だと新幹線開業によって在来線が途切れていたり、第三セクター方式になって使えない路線が増えた。青い森鉄道線が通過だけ認めるなんて異例でしょう。高崎から信越本線を使って長野へ行きたくても横川から線路がないし軽井沢からずっとJR在来線がない。同様に東北の奥地に行くほどJRでなくなってる。だから前に取り上げた「東北ローカル線パス」なんて切符が出てきたのでしょう。
それだけでなく新潟や東北の花火大会に「青春18きっぷ」を使って行く計画を仮に立ててみると事前調査段階で、まる一日が移動に費やされてしまうことがわかった。本数が少なく乗り換えが増えて待ち時間が長くなることから、似た距離の東京→名古屋より東京→仙台のほうが1時間から2時間長くかかる。もっと先だと、都市か田舎と全く逆方向へ向かうため所要時間の差が広がる。
だから雑誌の特集の項目にもある「新幹線+青春18きっぷ」は、それなりの解答なのでしょう。私も仙台までは新幹線でしたが、そこからの中距離以上の移動がないと使えない。個人的に臨機応変ってやつは好きだが、ガチガチの計画は好きじゃないから青春18きっぷ使ったのに赤字にもなる。
浮いた金額で泊まって観光ができるが、新幹線で行ったほうが疲れないという考え方もできる。雑誌ってやつは、路線や切符の用法、途中の観光地は教えるが、こうした時間、金額、精神的や体力的なメリット、デメリットについて触れることがない。個々に感じ方が違うが、選択肢すら示さない。関係するスポンサーにでも関わる部分なのだろうか。自分で考えるしかない。
最後に雑誌じゃ語れない部分。チケット屋(金券ショップ)での購入があるが商品券などの取引からすると期限のある品として結果的ボッタクリ価格が付いてしまう。神田から新橋を周遊していて良心的な価格が付いてるのを見たことがない。引き取り価格も異様に低いから売るくらいなら近距離でも自分で使ったほうが得。長らく見てるとチケット屋の残3回分の相場は平均9000円らしいが、通常5回が11500円ですから、5回使わなくても普通に買って使い、残り2回をネットオークションに出したほうが有益 3000円以上で売れたら損はないし、それくらいなら売れる。
新橋なら あのビルの中じゃないほうが安い。あのビルの中は競争よりも横並びの値段が付いてて、別の店で見つかれば何百円か安い。だが、一般的には2004年頃でしたか新幹線回数券の大幅値上げにより多くのチケット屋が閉店したよう切符取引での価値ってもうない。だって回数券よりネット割引のほうが安いですから。
→ 交通新聞社 旅の手帖 2012年7月号(青春18きっぷ)
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