2012-05-23 Wed
5月16、23日に全編後編に分けてNHKで放送された「東京スカイツリーのすべて」。建設の裏から、周辺の街にも迫っている。撮影のシーンでは、なぎら健壱氏の言う通りで、江戸っ子は人工物を見て育ってきてるから人工物に故郷感がある。現に新幹線で品川あたりまで戻ってきてビル群を見ると妙に落ち着くんだ。多くの雷が落ちるため第二展望台の上に計測コイルがつけられたが、ゲイン塔から心柱かどこかを通って地下に流れるということか。それより避雷針って溶けないのか気になった。電気溶接と同じで、電圧がすごく高いからではなく、細い線にそれなりの電流を流せば簡単に溶けますから雷ともなると思いっきり溶けそうで、どれくらいで交換しなければいけないのかとの疑問。
デザイナーさんには悪いが照明に関しては東京タワーのほうが数段上である。芸の細かさなど関係がなく、ぼやけていて「粋」など全く感じない。べらんめえ調ではなく、ボーっとした感じだ。これを「やさしい」と称することもできるが、「粋」の中にある活気とやらを感じないんだ。最も「粋」に輝いたのは、まだクレーンが取り付けられていた時の工事用照明をクリスマスに点灯した これぞ粋な計らいの時である。これは独りよがりの意見ではなく、現地で撮影に参加していると多く聞く意見だから仕方がない。
→2010年12月25日
この時だけ周囲の建物と同化していたと感じた。台場から東京タワー、青山から東京タワーなど撮影した場合、もし東京タワーが現状のLED仕様であったのなら、周囲の明るさに紛れてしまい、状況によって1~2kmで見えなくなってしまうだろう。同日フジテレビでは東京タワーの特集を行ってたが、電気代が1日2万円でもHIDのままであって欲しい。東京タワーは明るすぎるとも言え、省電力を言うなら周辺とのバランスを崩さないためにレインボーブリッジなど東京全体をもう少し暗くしてもよいのではないかと思う。
LEDに詳しくない方々に言いたいのは、電源ランプほど小さいものでなく高照度の照明器具としてはマスコミに思い込まされてるほど省エネではないことだ。環境に配慮してますなんて訴えかけたくて導入しているところは、照明器具全体として消費電力は以前の50%を下回った程度で語ってないだろうか? 意味がないとは言わないが、LEDにしてその程度ではシャレにならず、照明として更に革命が欲しいのがLEDでしょう。
小さいものも従来の豆電球と比べて劇的に省電力なだけで、半導体としてLEDの消費電力は高い。もし、電池駆動の(コンデンサー)マイクロフォンに電源ランプとしてLEDが付いていたら、その消費電力の大部分がLEDで使われることとなり、ボタン電池式では1000時間使えるのが数十時間と桁違いに短くなってしまう。だから賢いメーカーのは電源をONにした瞬間だで点灯して電池寿命の確認は残してある。
オカルト的な意見も面白いがバランスが崩れるではなく、鬼門が増上寺と東京タワー、裏鬼門が浅草寺と東京スカイツリーということに。東京タワーの直下に日本支部がある謎の組織は絡んでいるのかわからないが、硬貨を全部加算すると出てくる邪悪な数字な高さは避けられた。と言っても論理科学にとってそんな数字にされたところで何の関係もないが、外国から見たら邪悪に思われたろうから634メートルでよかった。足して13、キリがない低次元ですぞ。
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