2014-12-31 Wed
以前、伊豆半島の某区間は目の前に伊豆大島が来るから初日の出には向かないと書いた。最初に書いておきますが、大島や雲の上から昇ってくるのでも構わない方々なら何の問題もありません。水平線から出てくるのを狙ってる側としては難アリなんです。冬の日の出だと東京から見て房総半島があることで雲が発生して滞空しやすくなり見えにくくなるのと同じで、伊豆大島があると周辺に雲が発生して見えづらくなる。ところが、伊豆大島 越しの初日の出と宣伝してるところがあるとの報道。
<初日の出の欠点を逆手に取った宣伝は効を奏するのか>
伊東観光協会では以前から大室山を出してくるが、大室山の山頂からは彼らが示したとおりの景色だ→ 伊東お楽しみ情報。宣伝としては良いが、結果が伴わないと余計マイナスに転じる。
“逆手に取った”と書いたが、逆手じゃなく事態がよくないまま宣伝してるとなると、なんだかごまかされてる感じもしてくる。客からしたら写真を出してくれてるだけで判断材料はあるが、誰もがこれを見て判断してるだろうか。最初から「大島越し」であることを語ってるし、周辺住民以外で伊東に行くひとが初日の出のために行くとは思えないから苦情には繋がらないでしょう。
<東伊豆は離島が邪魔して日の出観覧には適さない>
伊豆半島から見て元日の日の出は房総半島は邪魔しないが、あのへんの海上に雲が発生してる確率が高いのは過去からの経験則。なかなか水平線から昇ってくるのを見ることができない。それは犬吠崎とて同じで、海上の状況がよければ外房でも伊豆半島からでもよく見える。ただ、伊豆半島だと南へ行くほど、大島に限らず、利島、新島、式根島と初日の出方向に存在してるのが問題。
不安は山越しだけじゃない。
さらに、冬、陸地を通過し海に出てから筋状の雲ができやすいとは天気予報でもお約束として言われる。気象衛星からの写真を見ても日本列島に対して雲ができやすい場所は専門家じゃなくても知ってるでしょ。
完璧すぎる快晴でない限りは、わざわざ行くなら不安な場所は避けるべき。
可能性として少しでも悪い場所は知っておきたい。
伊豆(網代)、千葉県銚子の12月31日 18-24時の降水確率は60%、1月1日 0-6時が20%、ということは晴れとも言いがたくなってきた。雨からの朝方の晴れ予報から、曇りになってるため、ズレたら初日の出は関東でも無理になるかもしれない。元日の伊豆大島の予報に晴れの文字なし。雨から曇りの、そして雨である。よって伊豆大島を前にして初日の出を見るってのは良くないと個人的には思ってる。大島やら伊豆諸島が目の前に来る伊豆半島の某所は客に来て欲しいのだろうが、知識のある客としてはお断りな場所とするしかない。
<12月31日18時追記>
天気予報では東京もこれから荒れた天気になるらしい。初詣に影響が出るだろうと言ってた。現時点で雨が降りそうな感じもないし、荒れた空の感じもないが、前日まで寒かった外があまり寒くなく、雨に向かっていて上空の寒波が収まってるとみるべきか? 東京がこれから荒れるとなると昼間の予報より遅れてることになり、日の出の時刻(6時50分頃)が更に怪しくなってきた。
<12月31日23時追記>
荒れるどころか、晴れてきた。東京は星が見えますよ。 ということで場所によっては期待がもてます。上空が晴れてたって無意味。問題は、ずっと先を見ることになるから、水平線まで雲がなく見えるか。
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