2014-04-19 Sat
テレビ東京「北海道~長崎2500km列島横断フェリー旅2」 2014年4月19日放送を例に女性同士または若手が出る旅番組の問題で当方の見解
・ギャーギャーうるさく中身が薄い (表現能力がない 今回の場合は年齢層が高いから残念)
・ミスを犯しまくるので参考にならない (資料があるのに無計画…出演者固有の問題)
・よってルールが甘い (船旅なのに電車など別の移動が長すぎ等) ・・・ルールじゃなく仕込み 台本通りか
この番組に限らず共通する点が多い。ほかにも増えた傾向は、
・お高い料理が出るのに品に欠ける
・わがままが多く、見ていて不快
というのがある。
既に終了した品格のある旅番組であった「いい旅 夢気分」の終了時期近くでも同じ失態を犯し、品位を落としていたことを過去に指摘した。制作側の品位やモラルが落ちているので指導もできないし、大御所を登場させると何も言えなくなる。結果、番組の質も低下してしまう。
似た企画を何本も作っても出演者や方針によって面白くない。せめて衛星放送か何かで実験してから地上波に降ろすべきではないか。見ていて、うざったいとか、面白くないと思ったとき、番組で映された観光地の内容も霞んでしまう。
加えて番組のコンセプトが不明確。旅のルールが甘いことがそれを示している。
テレ東のなかで良いと感じてるのは、「ローカル路線バスの旅」「軽トラで行く!~」「極旅」「電車・バスで行く!~すごろく」「所持金○万円~の旅」と思いついたが、よく考えると世間と一致してると思う。なぜなら全てシリーズ化されてる。出演者もほぼ固定であることからすると、番組企画+ハマリ役など一致しないとウケないのだろうと。
マンネリを推し進めるのではなく、世間ウケする何か惹きつける共通点があるはずだ。先日、深夜番組で、ヒット曲のコード進行は過去の名曲のパクリだと証拠を出して展開していたが、旅番組にも隠された進行があると面白く感じるのだろうか?
バスという乗り物が視聴率の良さを決めているわけではない。バスに乗ってる映像なんて面白くないし、「ローカル路線バスの旅」なんて待ち時間でもなければ観光なんてやらない。しかし路線バスだけを使って辿り着くという明確なコンセプトがあるし、テレビ・映画でお約束のマドンナ、司令塔と足を引っ張る役が揃って補完関係を作ってる。この配置がよくて、他局の企画パクリなほうは役柄が決まってないとか、司令と思われがちな人が足を引っ張り全体がボロボロになってゆくから面白くないのだろうと。
例えば、下調べによる誘導などあったとしても「モヤモヤさまぁ~ず」は“仕込み”の要素を感じさせないが、フジテレビ「有吉くんの正直さんぽ」では予め立ち寄り場所を決めていたであろうと見てて感じてしまう。たぶん後者はロケの時間が定められていてゲストもいるからだろうが、それが視聴者である私に違和感を与える。フジの転落はそういうことなんだろうな。ほこ×たての末路もあるが、最後までガチンコで勝負できないところがダメなんだと。
テレビ東京 土曜スペシャルではないが、面白かったのは「逆向き列車」。通勤のサラリーマンを捕まえて交渉し、休みを取って普段とは違う電車に乗って行きたいところへ行くというもの。番組はすぐに終わってしまったが、そうなるのも出演者探しの苦労は「田舎に泊まろう」どころではなさそうな感じがした。通勤しようとしている人を捕まえるんですからね。出演者がみつからなくて成り立たなかったのでしょう。ともかく、“別に芸能人なんていらねぇ~”と面白い番組であった。
テレビ東京「ローカル路線バスの旅」を見ながらどう進んでいるのか、他にどのような選択肢があるのかを調べながら見るのが面白いと書いたことがある。テレビ朝日は“ハイブリッドキャスト”対応テレビでの実験で大勘違いをしてた。テレビ見ながらゲームをやる意味がわからない。めざましジャンケンみたいに放送と連動していれば構わないが、放送中に別の画面に誘導されてゲームが始まっては放送を見てないってことになる。
BSデジタル放送と共にデータ放送が始まって十数年経過するのに何も気づいてなさそう。貧弱なデータ放送ではなし得なかった視聴者参加型クイズ番組とか連動していれば大いに使えると思う。いまだにテレビが付加させた機能が使い物にならない程度だから放送局側も携帯端末やパソコンとの共用に流れるのだろう。
来週は「ローカル路線バスの旅 第17弾」。楽しみましょう。
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