国会のみならず、いくつかの市町村の議会をネット傍聴してきたが、どこのを見ても日本企業の会議のごとく時間の無駄ばかりである。時間の無駄を改め正確に意図が伝わるであろう「非効率」という言葉を使っておく。やっぱり市民向けのパフォーマンスなのだろうか。不甲斐ないお役所仕事に突っ込んでいる議員に私は突っ込みを入れたくなるわけだ。市民を持ち出し演説しながら市民のことを考えてるとは思えず、どっちもどっちだから見てるとイライラしてくる。正しいことも言ってるのだが、役所を非難するにも確実な証拠というよりか、筋違いに思える例を持ち出すから納得できないのだ...

　私も前々から書いているように岡本ホテル跡地に関しては疑問が多い。だから下衆の勘ぐりと言われようとも、工事のように業者にカネを回したいだとか、不動産だけに現在形でマル暴が絡んでいる額面なのではないかと思ったわけだ。

　売れるものなら役所になんか打診してこないわけで、前から公民館の裏で日陰だったのだから民間に売れるとは到底思えない。海岸線のとは違うのだよ。俺が考えるに宿泊および住居と考えても利益が出る公算がない。

　打診しておきながら買わないなら他に売るとか言ってくるのは、不動産屋の常套手段なの知らないのか！　一般人が部屋を借りる程度ですらそうした詐欺まがいの事を言ってくる。お人よしすぎも悪党をのさばらせる。

　　　公務員は ひとのカネを湯水のように使うのだけはプロなんだけどなぁ

　買い物をするとき「限定なんです」、「それがどうした」くらいクールな対応ができてれば変な仕掛けは通用せず跳ね飛ばせる。高額買い取りに論理的な説明がない以上は下衆の勘ぐりを引っ込めるに至らない。

　　再交渉による購入金額が4月24日に発表されるようだ
　　「買わない」という選択肢は最初からないらしい


　前に書いた起雲閣裏手の旅館の跡地だったか分譲住宅として販売に出た５～６区画は一軒も売れず別の業者に渡ったようだと。他にも調べてたが、交通の便が悪くても安くて別荘地のほうが売れてる。高くて一般住居のような場所は売れてる感じがしない。

　マンションの購入が増えてるとされてるが、現実は入れ替わり立ち代わりで売買されてる。新築物件も早い年月で出てくるが、お金が有り余ってでもない限り都心のマンションに比べて熱海は管理費が高すぎて手を出す気にはならない。　転売で売り出し中の税収（別荘税）はストップするため、所有しつつ定期的に来てもうらえる方法を考えたほうがよい。


　「まちづくり条例」（景観条例）について、これを見直して開発とか空気読めないこと言い始めてた。それを行った結果、成立するのは鶴光が昔ラジオでずっと言ってたこと

　　　「明日の幸せより目の前のゼニ」

　それでいいのだろうか？　いっときの儲けがあるが、先に待ってるのは暗闇だ。既に昭和後期に熱海の一部の連中が目の前のゼニな選択をしてしまって熱海市全体の没落に輪をかけたのすら気づいてないらしい。旅館を殺した邪悪なリゾートマンションだが、別荘税でもできなかったら何の役に立ってるのか？ 祭りやっても目の前の建物ですら真っ暗だらけじゃないか！


　市民サービスはあっても別荘税を払ってる非住民にサービスがないとかいう話も意味がわからない。固定資産税の特別な形なのと迷惑料みたいなものだろう。三世代越えて居住せぬ家族に「東京都 都市生活不適合者迷惑税」を熱望したことがあるが、それはモラルの低下よりも先に都会の暮らし方を知らず、果ては都会での歩き方すらわからないのが増えすぎたためだ（ベビーカー車内利用、歩道走行自転車、歩きスマホ等々が都会を知らぬ証拠）。この観点からして「住民（住居）」でない固有の娯楽施設に対価が発生するのは当然と言える。

　更に頭が悪いのが別荘所有者は市長の有権者じゃないからとか言ってるメディアがある。だったら市議会議員だって同じである。決定権は市長や議会にあるとしても、これは選挙などとは関係のない役所が考えてるとみるのが妥当だ。

　では別荘族が熱海経済にどれほど貢献しているのか？　まあ、ブツブツと乗り場に文句をつけてきただけのことあるがタクシーは使ってるだろう。しかし熱海でモノは買わないと言ってる方々がいた。当たり前と言えば当たり前で、別荘族として食料など楽に調達できる場所がなく、駅前の観光地価格の商店街しかない。言うまでもないが熱海の生活拠点は西側にあるから、その近くの一部のマンションでもない限りはわざわざ行く必要がある。

その別荘だが、

　　　「たまに空気入れ替えに来るだけ」
　　　「飽きちゃって家族はもう誰もこない」

　のような話を何度も聞きました。こっちは一緒に移動してきてるからこそ、いろんな人の話を聞けるわけ。話を聞くために市民にすら声をかける（なにげなく自然にね）。

　私は熱海市民の空気は読みにくいが、観光客側やマンション持ってる人たちの空気は読めてると思ってる。そこから見えたのが、越後湯沢のリゾートマンションの結末と同じ方向ということだ。

　市の施設の老朽化による立て替えについて異論はないが、ばかげた再開発とやらには大反対だ。昭和後期から京都の街並みを東京に変えるかのごとくの大失態をしまったので取り返しがつかない部分が多いのだが、熱海を西洋（都市）化して誰か観光に行くか！　西洋（都市）化して湘南や都心部と肩を並べられるとでも思ってるのか！？　観光で潤ってる街のくせに客の空気が読めないようでは小銭稼げても明日の幸せは得られない。

　外国人観光客向けのフリーWiFi、もしくは低価格有料SIMは海外でも国内でも定番となっているので進めたほうがいいが、誰の仕業か、くだらねぇIT化は大間違いである。使えない電子案内板なんてモノは最悪な例だろう。客という収入源を真に考える前になにやら企業の胡散臭い臭いがしてくる。

考え方として

　　東洋のナポリとかモナコ　何をぬかしているのか意味がわからない

　　観光に必要なのは昭和の熱海

この基本中の基本がわかるどころか、どんどん忘れるようだ。　それとも完全にぶち壊して観光地をやめる気があるなら文句はつけない。公算があるかは関係なく実行するなら何も言えないだろう。しかし、現状としては観光にも住むにも何だかわからない街だと感じてる。

目を覚ましてはくれないのだろうか・・・。

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＜追記　2014年4月25日＞

「岡本ホテル跡地、3億7500万円で合意」との報道あり。


旅行者として地方（旅先）が疲弊するお金の使い方には意義がある！

　個人的見解だが、資産価値は役所が買った半額にも満たないと睨み、商売の勝算がないから、あんな場所は誰も買わないだろう。市役所隣接地として役所が勝手に価値を見出しているにすぎない。役所の誰かが欲しいという価値でしかないので、「別にいらないけど、泣きついてくるなら買ってもいいよ」くらいな姿勢でいて放置してやれば１億円すら下がる可能性もあったのではないか。そもそも、破産管財人からの取得はいくらなんだ！

　なんで、あんなところが欲しいんだ？ 俺が勝手にダメだと思ってるだけなんだから、あそこで商売してやろうと思う人がいたら買ってもらったほうが税収がある。役所が使うなら支出以外のなにものでもない。これは損をしてやる公共サービスにはなりえない。だったら不便な場所へコミュニティーバスでも走らせたほうが桁違いな公共サービスとなる。

　駐車場なんて有り余ってる。それが足りないほどの人口ではない。集中させる便利さと、分散させる便利さを間違えると狭い土地な熱海では失敗する。東京都だって巨額のカス事業は多いが、税収が少ない地域での何億円は額面以上の価値がある。

　経済的に公共工事が取り沙汰されるが、そんなのはカンフル剤でもなんでもなく、真っ当なお金の回り方をするとも思えない。誰かだけが大儲けして、役人的には天下り先の確保ではないのかと勘ぐるしかない状態にさせてくれる。

多くの市町村は、このような場合にプレスリリースを出すが、熱海市は報道にだけはしゃべって市民には何も語らないのか？