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ぶろぐん

パトレイバーも宣伝利用しないのだろうか?
 2014年6月29日、熱海(初島)でスターチャンネル番組「週刊パトレイバー」の収録が行われている。海岸線の駐車場で収録されたのは去年の新聞に載ったが、その後の対応が全くなされていない。私が分析する程度での話だが、パトレイバーは(二次元)萌える人たちのモノではないが、あまりカネのかからない便乗での宣伝って方法もあるにも関わらず乗らない...

 アニメではなく「ラブプラス」のときにスマホと内蔵カメラからAR技術を使ったりした。そして宿で一人だけど布団二組とか、そういう気持ち悪い対応とは違うでしょうと思ったが、案の定、長続きする企画ではなかった。私がその方面も2Dも理解できるはずがないが、市場としての分析くらいはできるわけで、事業として乗るか、乗らないかくらいの知識は持っている。

 熱海の場合、乗るとしても「ガールズ&パンツァー」における茨城県大洗町のようにはならない。理由は町中で協力するような姿勢が見られないからです。諦めてる人たちが成功するかどうかわからない事業に協力するはずもないし、「理解できない」から加わらない業者が大部分でしょう。前々から言ってるように、ケツに火が付いてないから転がってるネタを最大限に利用することがないのが熱海の事業者さんたちなのです。他にも熱海が舞台になるアニメ(真マジンガーなど)があったのだが、残念ながら二次元萌えする人たちに好まれる作品に恵まれてない。

宣伝と企画が下手すぎな熱海のひとは結局パトレイバーも利用しないですかね?
それとも利用するほどの価値がないと思ってるのか?


 東京のベッドタウンでもなく、生産拠点でもなく、やはり観光業収入しか残らない。観光従事者が熱海市民じゃなかったり、熱海市から近隣への通勤も少ないと見積もると、市内で儲けてもないし、出稼ぎもあまりないことになる。

 副市長が示したデータだと、市外へ通勤が3900人、そのうち東京へ通勤は500人で、市外からの通勤(流入)が6000人。住民が市内で働いてるに人数は示してない。人口の10分の1弱しか出稼ぎ通勤をしていない。過去に、本気で自分が住むと思って物件、物価、暮らしやすさ(利点欠点の差し引き)などなど考慮し、新幹線でもない限り片道2時間のロスを金額に換算して、この部分だけで年100万円の損失と計算したから。買い物難民とか、坂道とかいろいろ考えていったら、居住地ではなく観光地であることが最良の選択であると、すぐにでも結論が出た。

 調べてないんだが、なんとなく観光業による税収より、所得税のほうが大きいから住居の話をしているように思えてきた。だとすると、観光業なんてつぶれても近隣のベッドタウンになったほうが熱海市は安泰であるのだと読み取れる。だとすると観光業者は反発するわけだが、民主主義的(数の論理)には近隣から東京への通勤客のことを第一に考えるのが正しいことに。


観光業の復活で間接税をと、どうやら私が間違っていたようだ。
残念ながら資料がある、なしでは、こうも正しい分析ができなくなる。


これから観光業は部分的な話にしよう。


 8月末かの任期切れで市長選が始まるが、日本人口減に加えて都会集中が明らかなデータとして現れているのに人口増やすとか非現実を言ってたり、住みやすい環境とか言ってるようでは任せられない。先に儲けることを考えなくてはいけないのだが、これに関して「市」は直接は関わってない。ただし、熊本県における「くまモン」のよう、間接的に何か仕掛けて事業者を儲けさせ、税収として間接的に市町村が使えるお金を増やすという方法もあるが、これは役人に限らず「お役所」のような概念の人種が考え出すことは無理に近いだろう。民間をどれだけ支援できるかが役所の仕事だと思うが、市内生産能力が乏しい以上は出稼ぎしかない。

 最近の客目線からすると、ほかの地域が宣伝にてしのぎを削っているにも関わらず、熱海の宣伝活動は後退している。魅力的なコンテンツなんて瞬間的には生まれない。ここ2~3年を考えると周辺住民くらいしか来ないであろうイベントばかり増えた。指摘済みだが、数ある「祭り」が外向きに宣伝されないし、地元があきらめてる。

 命取りな劇薬のよう即効性ばかりを求めていて、「忘れられない」ように動くということをしなくなった。宣伝活動から売れれば事業にもなっている「ゆるキャラ」だが、“あつお”はほとんど外には出て行かず近隣ばかり。「意外と熱海」の発表はマスコミだけだから東京で見たのは上野駅でだけ。そこで問いたいが、道の駅の売上ってホテル旅館組合全体より桁違いに多いのでしょうか?もしそうなら伊東マリンタウンの活動に太刀打ちできないのは納得できますが、概算でもそれは有り得ない。

 ならば伊東マリンタウンの“マリにゃん”を含めた宣伝活動は、いったい何なのか? ゆるキャラさみっとin羽生(今年から世界キャラクターさみっと)で2度も見てるし、他の地域でも見てる。“あつお”の場合、人を呼ぶために使うという意味を取り違えているのである。東京の戸越銀座商店街のキャラクターが山形県のイベントに参加や鹿児島のキャラが船橋オートレース場のイベントに参加する意味がわからないでしょう。これが理解できてたら、のらりくらいの片手間活動なんてやってませんからね。予算的に無理という言い訳をするなら利用自体が時期尚早なのだ。単なる看板と勘違いしてる。ブームは終わることを想定しつつ、勉強してから登場させるとした下田にも抜かれる。

まずは効率が良い場所から宣伝を開始することでしょう。関東から東海ってことになる。

 現状での宣伝アイテムとして花火を1回くらいやめれば人件費を除く“あつお”の年間活動費くらいは出るはずで、各地で前例のある今ならこれに関しての補助金も拒絶されないはず。ただし、今までの甘い考えを全て捨て、専門家の話を聞いてから再出発すべき。でないと中途半端に終わる。いまなら“あつお”が効力を示すイベントが多いだけであり、特に“あつお”を利用しなくて別のキャンペーン活動をしたって構わない。強い印象を植え付ける別の何かがあるだろうか。

 宣伝活動から集客効果が表れ宿泊が増えれば経費なんて取り戻せるはずだ。何をするにしても、ブームに乗ったところで好んでいる客の気持ちがわからないようでは正しい宣伝方法や、もてなし方法すらできないであろう。まずは世間を知ることから始める必要がある。客のことは知ってる?それは知ったかぶりなだけで、現実を知らないからこうなってるのではないか!私は個人の限界から全ての層まで調べられずに語っているが、営業者は全ての客層の動向を知って対応しなければ敗北するだろう。営業としてはライバル同士であるが、「組合」として必要な活動を農協のよう本質を忘れてしまって機能してないのではないか。


 伊豆山神社参道を上るイベントを例にすると、何年か前にここにも書いたし、それより前に語ってたのは石段レースだった。これは私の考えではなくパクリだから大きな声では言ってない(サンシャイン60の非常階段、東京タワー階段、羽黒山2446石段駆け登りなど)。旅の知識とテレビ番組情報から他の地域で既にやってることを語ったにすぎない。これを今まで知ろうともしなかったのが観光業としての市場調査能力の低さを表している。もちろん、駆け上がりレースというパクリじゃなく、恋愛祈願としての上りイベントも考え済みだが、当初からボランティアじゃないので滅多に私のほうから企画は示さないと書いてきた。「苦情」や「意見」という形で十分な利益を与えているはずだから。


 私が過去より指摘してことを実現させるのに肩書きも学歴も関係ないと考えてる。学歴とやらが必要なのは手足となって動いていただく側であり、指揮する側に必要なのは持って生まれた才能だと。年寄りがいつまでも裏で糸を引くなと非難したが、そのお坊ちゃま育ちな二世か三世は客のことがわかっての事業能力がないのが示されてしまった。プロの客から始まってるHISや星野と桁が違うのは、熱海の観光業の実情が示してくれてる。馬は血統が強くて名馬の子も名馬である確率が高いのだが、人間はそこそこでしかなく、政治もだが世襲では悪いことばかり。相続オーナーであってもよいが、運営も相続というのは正しいのか? 「適材適所」になっているのだろうか?

 市民は高齢化で学歴や肩書きだけ言われて負ける連中ばかりなのだろう。不要とは言っておらず、必要なのは「歴」ではなく「学」である。芸能人で例えるなら京大卒のロザン宇治原ではなく中卒でも伊集院光のほうが指揮系統として良い策や奇策を出してくれるだろう。東国原は宮崎県知事になるまで「学歴」を積むために何度も大学に行ったわけじゃない。運転免許証を持っていれば、とりあえず自動車を運転できる資格があるって程度で、たとえゴールド免許だろうと周囲を見渡せ、安全運転する高い能力が備わってる保証がない。どこかで結果を出してないと人材の見極めはかなり難しいといえるが、役所体質企業から奇策は生まれないことだけは言える。


 市政となると観光はごく一部のことであるが、市の財源としての観光業は大きい。その観光業を立て直せてない方々に市政など任せられるわけがなかろう。本末転倒ってやつで、観光業を立て直した能力を持ってして市政に入るなら理解できる。長らくできもしなかったくせに市政に入って立て直せるなどと思ってるのなら大間違いであり、固有の都合で市政を動かしそうな気がしてならない。


市政はともかく観光業として、いまのところ誰にも奇策を打ってくれるような未来を感じないのであった。
いい意味で俺の論を裏切ってほしいものだ。

| emisaki | 15:40 | comments (0) | 熱海::考察 |
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