2014-07-02 Wed
毎日jp(毎日新聞インターネット)に気になる記事があったので、そこから調べてみた。キャラクター、着ぐるみやグッズを安易に作って活用されてないから経費(我々の税金)の無駄ってことだが、間違えないよう調査され問題視されてるのは市町村全体には及んでおらず「独立行政法人」だけである。ここに関しては辞めた人がテレビにも出て内情を暴露してたりするが、財務省の報告書からも実にいい加減なお金の使い方をしてるのが読み取れる。キャラクターだけでなく、パンフレット制作については私も前々から思っており、「なんで、こんなのに豪華なのが必要なのか?」と疑問に思ってた。印刷物を作るくらいならインターネット上でもっと詳細なことや、明確なことが示せるのです。それに節電だが、紙を作るまでの工程から考えるとパソコンで読んでもらったほうがよっぽど節電かつ経費節減なのです。紙すきで作ってガリ版と全工程が無電力なら別ですけどね。
4月に決まったゆるキャラと言えば、残念なことに相模原市もネットで単なる賞金稼ぎと揶揄されている人によるワンパターン(劇似)のデザインを選んだ。名前は さがみん のようだが、推定同一人物が全国にバラ撒いているソックリキャラクターは全国に数十体いることを相模原市役所の誰も知らないのだろう。こうした世間調査すらせずに候補に入れて決めてしまう。投票という形で決めたとしても、世間が知ってるはずがないから投票した市民に責任はないが、決めた(候補に入れた)側に責任があることは確かだ。
社会主義が堕落したのと同じように、やる気と能力に関わりなく給料がもらえる組織ってどうしたものか?
例によって病気なマスコミは独立行政法人への調査に対してだとは語らず、都道府県市町村の話をする。
視野が狭く、先見のまなざしがなく、無駄遣いに関してプロフェッショナルなのが、“ひとのカネで豪華なメシ食ってる” 人たちなのだが、独立行政法人ばかりでなく都道府県・市町村では先に大阪府が「ゆるキャラ多すぎる」と通達がニュースになったよう、知りもせずブームに乗って作っても何も利益は生まず経費の無駄づかいが同種である点において取り上げるのは正しいが、マスコミは独立行政法人をなぜ無視するのか?
大阪府は縦割り行政で生まれた ゆるキャラ のリストラを開始する。都道府県の多くに統一キャラクターがいるからだそうだが、方向性は逆でも相模原市には「ミウル(相模原市緑区)」と「こけ丸(相模原中央商店街)」が既に活躍してるのにボトムアップ式で今年4月に相模原市としてキャラクターを決定した。
なんで細分化した行政区ごとにいくつも作らないといけないのか! たとえば、緑区が作るときに「相模原市の枠組みにするから無駄なことをするな」という流れになぜできないのか? キャラクターって世間的な大ブームより何年も前から作ってきたわけで、役所は今まで何をやっていたのか? “お役所仕事”をやってきたんだね(笑)
こうした乱立を生むのは有名キャラがいないことも原因で、全国区な有名キャラがいると市町村も個別に作らず便乗したほうがよいと考えるようになるからだろう。縦割り行政のせいで、都道府県・市町村とバラバラに作られてきた。茨城県には「ハッスル黄門」がいるのに後から茨城県水戸市に「みとちゃん」が作られたが、どちらも歴史上よりテレビドラマの水戸黄門イメージである。食いつぶしあって都道府県魅力度ランキング47位(ワースト1)から逃れることはできないのに。企業がバラバラなことをやって潰れたり、推し合ってデファクトスタンダード(事実上の標準)を勝ち取るのも自由だが、役所や税金が投入されてる組織では自由でない。
→ 財務省 > 予算・決算 > 予算トピックス > 予算執行調査 > 平成26年度 > 調査結果(平成26年7月) > 予算執行調査資料 総括調査票 > (58) [独立行政法人] 独立行政法人における広報関係経費
< 資料 >
ゆるキャラさみっと in 羽生 2013
羽生市支出 2,100万円 (この額は規模が大きくなっても変わってない)
企業協賛金 2,800万円
参加キャラ 265体
のべ来場客数 45万人 (2日間)
市内宿泊施設 2日間 満員 (利用は客というより出演者側と思われる)
会場での市内出展売上 1,068万円 (77店舗。 市外は不明)
経済波及効果 18億3000万円 (主催者発表 客単価4,000円)
経済波及効果としているところがツボで、羽生市の経済効果とは言ってない。だから客単価が高すぎると思うのは間違いであり、東京から行き、パンフレット買って、バス代払って、食事して、安くてもグッズ1個買えば、これは4千円どころでは済まない。近隣や自動車でやってきても経済波及はなされているから平均値としてはよさそうな額。
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