2014-07-07 Mon
新橋の映画館が経営難ではなくJR耐震補強工事の関係で閉館するようだ。この映画館には全く縁がないが、僕が学生時代に行ってたのは東銀座方面の晴海通りの地下にあったシネパトスとか名前忘れたが有楽町駅前の果物屋の前の二階にあった小さいところ。東銀座の東劇は残ってるが向側にあった松竹セントラルも今や高層オフィスビルで映画館なし。自宅視聴や郊外型が全盛であるから銀座に映画館を作っても営業的に成り立たたず正しい選択...観光地を語る上で書いてきたことであるが “古いと汚いは違う” ということ。だが全く理解できない思想がでてくる。現時点で総合的に差し引き判断をすれば音楽も含めて過去のアナログ盤より現在のデジタルのほうが綺麗。この評価に周波数範囲だとか階調だとかを語っても意味はなく、人間の感覚を使っての判断。もちろんノイズなど汚いのを「味」という少数派の自由を非難する意図はなく、またフィルムの色調を好みとする少数派も別で、大多数派の選択の話をしている。
ところが一部のマスコミの論調だと古きよき時代のものみたいな書き方をされている。客観性がないばかりか、それが良いかどうかは個人が語ることでありマスコミが論じることなのか。古いほうが良いのならば、お金をかけてデジタルリマスター版なるものを作るわけがない。音に関してはとっくの昔にアナログ時代を凌駕しており、映像に関しても既に総合的に上であるが、全てにおいてフィルムより上になるのも時間の問題。
個人投稿でなくマスメディアならば、デジタル化されてない古いのを上映する映画館がまた減ったと書いたほうが正しい報道論調ではないか。これだから「閉館する」という事実以外をマスコミから受け取るとロクなことがない。(確かに日頃から決め付けた方向性・洗脳的な論調も多いがね)
閉館だけではネタにならないなら、
フィルムでしか見られない映画を「作品」としてどうだかを語ったほうが有意義ですよ。
本件とは関係ないがマスコミは宣伝業と密接なため、映画専門誌が酷評した作品すら絶賛したりする。そして、何度も繰り返される全米No.1とか制作費いくらだとかの文言に嫌気がさしてる人が多いと思われるが、そこに左右されず作品寄りの考えで小さい映画館を愛している人たちの気持ちがわからぬでもないと思わせてくれた。
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