2014-10-23 Thu
河津バガテル公園がピンチだ10月22日のSBSテレビ、静岡新聞によると河津バガテル公園を運営している第三セクターが解散の手続きに入ると報道された。運営してきた第三セクターは5年前から2000~3000万円の資金援助を受けており、本年度の赤字1400万円が予想されるため、このままでは破綻すると解散を決めたようだ。破綻もなにも既にマイナスで回復の見込みがない。累積赤字はいくらなのだろう。
河津バガテル公園の価値はいかほどか? 何度も見に行きたい場所か?
客目線なところから始める必要がある。
「河津バガテル公園」で検索すると何ページも関係者か業者しか出てこない。個人の見つけたと思ったら10年前だったりとクチコミが見当たらない。投稿されないほどネットも使えない客ばかりだとは言ってられないでしょう。「河津桜」で検索すれば1ページ目から個人の投稿写真が出てくるのですから。
河津桜と河津バガテル公園の時期が重なってない。伊豆あたりはイベントが重なることを嫌ってるが、重なってないから知られず、行くこともない。河津桜は単独で集客力があるが、河津バガテル公園が単独で集客力があるとは思えない。
開業(開園)からはどこでもご祝儀需要があるものだが、8年前から赤字に転落していて続けて人が来るだけの施設ではなかったのだろう。推測するに田舎の商店と同じで店を構えれば進化させることなく客が来るとでも思っていたのではないか。潰れる遊園地なパターンで、潰れない遊園地は常に進化させ、その投資を惜しまない。テコ入れとかじゃなく、当初から運営計画がなされてなかったのだろう。
全国にあるのと同じ見通しの甘いハコモノ行政ではなかったのか?
これは行政サービスじゃないのだから支出して運営するならやめたほうがいい。
河津バガテル公園の経緯を見ると、2001年5月に開園したのに、2002年12月には早くもレストランと販売店が撤退している。民間だけに見切りを付けるのは早かったわけだ。赤字なら閉鎖が当たり前だし、テコ入れをするのなら佐世保のハウステンボスみたいに動きがあったはずだが、今までそんな話を聞いたことがない。
この期に及んで他人のせいにする責任逃れはいい加減にして欲しい。伊豆の観光客が減ってるとかで片付けられる率じゃなく激減じゃないか。客離れは継続的に行きたくなる魅力のある施設ではなかった結果であろう。発表してる程度の赤字で済んでいる自体が不思議。何か数字にからくりがあるのではないか?開園以前からの総事業として計算してるとは思えない。憶測で書かないために正確なデータが欲しいところ。
日本中のどこでもだが税金投入で市民のカネを使ってるという意識が低すぎる! 解散するなら数年前だった。何もせずズルズルとやってきた責任をとるべきだ。念のために書いておくが、町民のカネを使ったまま解散は責任の放棄でしかない。それとも私財を投げ打って補填でもしてくれるのかい。
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