2014-11-17 Mon
見る時間がないからJ:COMテレビの基本セットに含まれてるのも忘れてた TBSチャンネル。風邪を引いて変な時間に寝てしまい、そして変な時間に起きて偶然見た。TBSチャンネル1にて放送の「ボクの私鉄図鑑」番組の説明が「リポーターなし、ナレーションなし」ってところに気を惹かれたが、「鉄道ファン必見」という文には引っかかった。なぜならフジテレビの衛星放送の鉄道番組だと完全にマニア向けだから引いてしまう(その筋の人だけ見ればよいから否定はしないよ)。ところが、この「ボクの私鉄図鑑」はそれほどオタク向けということもなく、旅人に十分な内容を含んでおり、出演者の不要な騒ぎが皆無で無駄なナレーションも一切入らない。そして不安だった字幕も必要最低限。BGMは入るが、あとは現場の音だけ。ほかの制作者が見たら地上波じゃ無理と言うに決まってるが、海外じゃなくても地方なら地上波でもあるから無理なのではなく都会の地上波は病気なだけなのです。鉄道じゃなく、この手の作り方の旅番組にも期待したい (知らないだけであるかもしれないけど)
そうだ 今年の夏、BS-TBSの花火中継が副音声で現場の音のみってやったんだ。うざったい花火中継もありましたが、CATVでも場所によっては同じことをやっていた。多様化してテレビを見る人が減ったから視聴者のことを知るようになったのなら嬉しい。国民を食い物にしてる某局は大嫌いだが、選択の権利がある一般有料チャンネルの意義は大きい。
NHKなら同様の番組があるのでしょうが、彼らが作ると通称 フィラー(filler)と呼ばれてるカラーバーの代わりな映像にしかならない。環境映像とも呼ばれていて、ローカル局やCATVで視聴者が少なく番組がない場合に流されている映像のこと。それだと番組の意図するところがないものになってしまうが、この番組は、うまい配分でできている。世の中に氾濫している映像汚しなだけのCG/字幕、邪魔なナレーションと、仕事したつもりで映像を壊してる連中は気づくことなどあるのだろうか…。
→ TBSチャンネル ボクの私鉄図鑑 2010年制作 全12回
2014年11月現在の放送日 毎週月曜 03:00-04:00(実時間)
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