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ぶろぐん

日本一競争の結末は?
 11月に紅葉の関係から「竜神大吊橋(1994年4月開業)」を調べた。そこで歩行者専用 日本一 じゃなく“本州一”ってことは別に 日本一 があるのだと探すと、九州の大分県に2006年10月30日完成「九重"夢"大吊橋」390メートルがあった。

だが、これで終わらなかった・・・

 誰でも気づくことに触れないから気づかない住民が多いのだが、三島市は伊豆縦貫道(東駿河湾環状道路)や新東名高速道路によって通り過ぎられてしまう危機を感じていたようだ。それにしては道路完成して調子こいて何度もイベント開催しているのが三島市じゃないか、意味がわからん。混雑しても三島を通れってのが筋じゃないか。公用だと固定資産税も取れないわけで、高速道路は民営化して取れるようになったのでしょうか(現時点では三島市の区間は有料化されていません)。固定資産税あるなら存在するだけで三島市のカネにはなるが、通り過ぎれば市内経済効果は減る...

  歩行者専用日本一 長さ400メートル「箱根西麓・三島大吊橋」建設中
  2015年12月完成予定


 私は富士山を見るのにカネ払って意味もない場所に作られる吊り橋なんか行く気はない(視察としては行くかも)。単なる谷間に作ってどうするって思う。完成予想図から下に桜とか植えるらしいが、だとすると橋を渡ることに意味はあるか? 大分も茨城も吊り橋自体が占める割合は低く周囲の景観に意味がある。静岡県内であっても三島市でない富士山だけを見るため? だから納得できない。

 100%民間企業がやるならとやかく言う筋合いはないが、静岡県からの支援ってのはどうなってるのかが気になる。お金が出てないことを祈るが、民間が作ってダメになった時が怖いのが老朽化して危険でも壊せない施設であろう。特定の規模を越えると保証金ってのを納めないと作れないようにする法律もしくは条例案はどうかな。廃墟ビルは無数にあるし、淡路島の観音像は巨大であるから朽ち果てつつ周辺住民に迷惑というか危機となっている。

 できる前から暗い話をするなじゃなく、事の顛末まで考えてから作れってことだよ。ばかじゃないから会社は分けてるだろうが、パチンコ屋がつぶれて、橋も人がこなくなったらどうするのか?これは今まで日本一って言ってきた橋が通ってきてる道です。見学料200円もイヤだって人が各地にいるのに、予定では700円(1000円に決定)ですよ。

※ 参考: 竜神大吊橋 310円、九重"夢"大吊橋 500円

※ 追記: 箱根西麓・三島大吊橋 大人料金 1000円となりました


【日本一とかいうくだらない?競争をするから後が続かない!】

 前に怒りを覚えたのに石段やら階段の競争である。羽黒山と違って歴史もへったくりもない近代建築のなせる業、しかも3333とか8888段とかであり、登山道なら数えてないだけでもっと多い場所もありそうだから くだらない と言うのです。熊本と長崎に悪いが歴史・景観という点で山形[羽黒山]の足もとにも及ばない。
こうした競争に意味はない。近くに娯楽がないから成り立つだけ。


【渡る必要もない場所に吊り橋を作って何の意味がある?】

 関東圏でも茨城ですら行きにくい。ということは遠距離の観光客収入は長い目で見ると考えにくい。よって三島市、そして高速道路の出口から数キロ離れた場所まで行って谷から富士山を見るのに行くか、それとも、どれほどの人が700円(1000円)払って吊り橋を渡りに行くのか?など考えると事業として甘いとか思えない。もし、私なら事業費30億円じゃなく40億にしてでも、もう一発施設を作る。じゃないと余計に事業の先行きが不透明だから。開業特需が終わってどうなるかのほうが重要だから、もしこれを考えてないなら民間のくせにお役所発想だ。

出てる計画資料から未来が見えない。

 来場者減少の竜神大吊橋は高さ100mで下はダム湖だからバンジージャンプをやってるが、三島大吊橋の場合は単なる谷底だし高さも68m(暫定情報)と低い。近隣の樹木から綺麗な紅葉も考えられませんが、茨城、大分なら見られる。富士山についてもインターチェンジからそこまで移動するなら景色が良い場所はいくらでもあるから決定打になってない。

さて、日本一の長さの吊り橋で、どこまでいけるだろうか…

| emisaki | 07:05 | comments (0) | 旅・散策と行事::記録 |
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