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ぶろぐん

的を得るが正しくなるのなら
 的を射るに加えて、的を得るでも正しいと理由が並べ立てられてたが、誤解なき文章を省略した上でのことで、簡略すると「的を捉える=得る」だから意味として正しいとか言われると、あれやこれやと間違ってる意味の言葉が正しくなってきそうだ。

 例えば、テレビのアナウンサーや天気予報に出てくる人まで間違うのが「雨模様」。本来は「雨が降りそうなさま」を表すため、既に雨が降っていたら使えない表現だが、「雨が降ってる模様」の略のように捉えられてしまってる。模様は「推測される状況」なのだが、「ありさま」も示すからどっちにでもとれる。

 多数が間違えるのなら雨が降ってる状態に変えればいいが変えてない。このように全体で筋が通らず、理由が完全でない国語辞典の見解ごときでは私は納得できないのであった。正しいなら広辞苑を含めて全てで統一見解を示せ。


 加えて、マスコミとか伝達力の強いところで誰かが間違ったおかげで、多くが間違えたまま使い出すと外国語すら間違った意味が辞書に書かれる始末。特に国語辞典のくせにカタカナ化した語を本来の外国語の意味と違ってるのを堂々と載せてるくらい。お門違いの国語辞典にしても、英和にしても載せるなら責任を持った仕事をしていただきたいものです。

知らないくせに辞書に載せるってどういうこと?

 リベンジは負けたからやり直しなんて軽々しい言葉じゃねぇー 憎悪を伴う復習の意味だ!
 雪辱なんて日本語は生ぬるい。

 ホームページはウェブサイトって意味じゃねぇー 拠点とするブックマークの意味だ!!
 同義語なら全く別の言葉が存在してるわけがなかろう。

これはもっと続けられますが割愛して、かなり昔の人はミルクスタンドとか正しく使ってたのに、途中からどうしてガソリンスタンド(正:Gas Station)なんて大間違いをしでかしたのかとか嘆くが、車を擬人化してガソリン飲み場にしてみたとか、そこまで頭が回ってたとは到底思えない。どっちにしろ外国語の意味を変えるな。

 個人的に頭にくるのが洋画の題名で、翻訳しているのではなく、英語を間違った英語や和製英語に変えてしまうことが増えてきた。翻訳すると長くなるとか、注意を引くために簡潔にしたわけだが、間違いを正当化させてる迷惑な話だ。例えばさ、大学出たってmaleとfemale知らない奴がいるが、そこで性別すらmanとwomanにしてしまおうとしてる感じがうかがえる(たとえ話)。日本語だって変な表現いっぱいあるのに、日本にないと認めないみたいな。外来語は本当の意味に辿り着きやすく、あまりにも間違えるから例にしただけで、我々が使ってると間違った日本語は日本人として判別しにくい。全員が間違えば、それが正しくなってしまうのだから。

 余談だが、最近の映画翻訳家は単なる翻訳な素人が増えて困る。戸田奈津子さんが知るべきは日本語のほうだと言ってたのを思い出すが、更にシリーズもの作品ならその全てを知らないと意味不明な翻訳をして視聴者をがっかりさせるのだ。先日も映画 STARTREK の字幕が訳のわからない翻訳をしててガッカリした。有名な Live long and prosper. すら知らないくせに、この作品の翻訳なんてやるなと。翻訳を変えてしまうと英語の聞こえない吹き替えだと更にとんでもないことが起きて、そのシーンと会わなくなってしまう。マニアじゃないから重箱の隅はつつかないが、程度が低すぎるのです。軍事用語を取り違えて直訳してしまうのも多いが、そこを調べるのがプロのする仕事。誤訳は作品によって増減するため翻訳家の質の違いが出るわけだ。
木を見て森を見ず、ちゃんとした仕事ができる奴がどんどんいなくなってる。


外人芸人に Why Japanese peple !? と言われる前から、日本語を習ってきた日本人が なぜだーは多い。
それを調べるにしても辞書ってやつはもう完全には信用できなくなってしまった。
| emisaki | 07:55 | comments (0) | 生活::暮らしと社会問題 |
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