2015-12-15 Tue
「みしまるきっぷ」 大人900円 小人450円三島駅を基点とした、一部の観光、商業施設がある路線に限定した路線の1日乗車券である。三島市の全体的はカバーしていない。三島駅から元箱根行き、三嶋大社~伊豆フルーツパーク[290円]~箱根西麓・三島大吊橋[560円]を経て箱根峠[940円]までがフリー区間。玉沢方面は利用価値が見出せず途中に病院があるなら市民向けにバス営業所じゃないと買えない問題を解決すべき。ほか、柿田川公園の近くまでは行ける。
三島駅から箱根西麓・三島大吊橋へは片道560円なので、往復するだけでもこの切符は有用だ。
もしかすると三島から芦ノ湖に行くのにも使える。区域内である箱根峠から関所跡・元箱根までの往復料金の別途支払いで済むでしょう(ダメとはならないはず)。もっと箱根の奥地まで行くなら別のフリーきっぷのほうがお得。
<縦割りの限界か?>
東海バスという民営の公共交通であるが、三島市の支援という関係からか、乗り降り自由区間は三島市の境界線で区切られている。箱根峠は静岡県三島市と神奈川県の境界の三島側だ。もう3~4停留所で芦ノ湖の港に着くのに。
例外。三島駅は三島市の西端に位置し、北西は子育て支援・住民サービスの良さで有名になった長泉町 、その南西はすぐ清水町で柿田川がある。清水町には大型商業施設の「サントムーン柿田川」がある。範囲を商業施設まで延ばすことで三島市民に言い訳ができているのだと思う。生活において住所の区分など関係がないのだが、他の町に及ぶなどと言う輩が必ずいるから役所として大義名分が必要なわけだ。そういう奴を納得させるのが本筋なのだが、そうしないから訳のわからないことばかりするようになり、意味不明な公平とか役所体質を作り出した市民の責任なのだよ。
三島・沼津の東海バスは伊豆と同じく金額チケット型の回数券がある。市外を含む市街地へ不定期に買い物に出る方々は回数券を使ってると思われるし、見かけもするが、市内で遠方となると「みしまるきっぷ」が有用となるはずだ、ところが車内で購入することができないとなると使うことができない。「みしまるきっぷ」なら区間乗り降り自由だから乗り継いでも料金は増えないが、普通の乗り継ぎは別々の料金だ。都内でのICカードじゃあるまいし、90分以内に別路線に乗れば割り引きだの継続だのといったシステムなど、どの地方にも存在しないだろうから可哀想だ。
たとえば旧東海道沿いの住民(三ツ谷新田あたり)が、イトーヨーカドー、サントムーン柿田川へ行くには回数券が1割引だと仮定して実金額で往復約1200円になる。「みしまるきっぷ」使えたら900円で済むのだから住民サービスとしても提供すべきかと思うが、そうまで使う人がいないのか、それとも何もしなかったから使う人がいなくなったのか?
観光客より住民を大切にしたほうがいいと思うんだ。
※ 「みしまるきっぷ」ではイトーヨーカドー前を通る路線には乗れない。乗れる路線から数百メートル歩き
※ 2000円回数券(2400円相当)は熱海・伊東地区のみらしい。1000円回数券は1100円分。
※ 三島駅→サントムーン柿田川 200円
<乗り降り自由区間外の特典>
「みしまるきっぷ」を持っていると、乗り降り自由区間外から沼津方面への指定路線へ1乗車が100円になる。所要時間的に非効率だが沼津港まで200円で行ける。路線バスだと三島駅から沼津駅まで1時間かかるため、沼津まで電車で行ってからバスの利用をお薦めする。
→ 東海バス
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