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猫も杓子も放射温度計 理解して使ってるか不安
 巨人軍選手から無自覚感染者2名が出たと報道が騒いでるように抗体検査からわかっただけ。通常は発熱という症状をもってして新型コロナウイルスに限らず何らか発病した人しか見つからない。放射温度計は人体の正しい放射率を設定したとしても体表面温度であって体温ではない。

 表面温度しか測れないため、冬なら冷たく、夏なら熱く出る。また本当に発熱していたとしても、ともなって汗をかき気化熱によって表面温度が下がってる場合には例の37.5度とやらには引っかからないかも。発熱してて行動しているよう真っ当な人じゃないから出歩き嘘もつくだろう。

 工業用だと離れて測るため人体用なら有り得ないレーザーポインターを内蔵しており、近接にて目にでも当たれば大変なことになる。工業用の更に粗悪品を人体に使って判断すべきではない。

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 計測器で有名なシンワ測定は放射温度計では体表面であって体温は測れないとしている。堀場製作所はもっと詳しい説明を公開しており、体温に最も近い摂氏50度のデータから放射率が5%狂うと、マイナス1.2からプラス1.3度の誤差と記している。また、自社製品に対して「薬機法で規定される体温計ではない」と記載しているように医療機器認証を受けた高度な製品は少ない。

 誤差だが体表面温度が 36.5 度だった人が 37.8 度とされてしまうことがあり反対に低温に出ることもある。厚労省の認可をとっても、放射温度計である限り、いわゆる「体温」ではなく「体表面温度」でしかない。食品にて表面は○でも内部は×である。

 従来型だろうと体の中にセンサーは差し込んでるわけじゃないが放射温度計なんかより桁違いの時間でなじませて計測する従来型のほうが正確なのだ。接触できないから仕方ないでは済まされないほど体温測定としては使い物にならないんですよ。

 テレビニュースで見てきて、どこも真っ当な製品を使ってないと思ってきた。のちのちの関係性のため宣伝かテレビ報道が宿の対策を紹介したりするのだが、委託など隙間産業からのし上がった某有名ホテル経営会社の高級宿が使っていたのも中国製によくみられる見た目の製品だった。

 医療機器認証を受けたハンディ型はだいたい覚えられるほどの製品しかみあたらない。一般用で1万円だが、医療用は数万円だ。しかもずっと品切れ状態。それで急速に粗悪品が世の中に出回った。熱した油の温度を測るならいんだけど体温じゃ話にならないわけ。

“放射脳”と呼ばれた人達が安物の線量計を買って知りもせず騒いだ2011年の二の舞か?

 体温計とは言えない一般の安価な製品が最初から持っている誤差は 0-100度でプラスマイナス2度となっていた。放射率も固定のため人体では更に誤差が生じる。粗悪品の誤差ばかりか放射率が0.95に固定であると人体の放射率は0.98とされているため 約3% の誤差も加わる。体温が36.5度だとすると1.12度も誤差を持つことになる。複合する誤差を考えると信用に値しない。
(放射率の設定は、5000円以上の製品で切り替えられるのがあったが人体設定は無かった)

 最初から持つ誤差、放射率の違いに加えて測り方の間違えによっても病人扱いされてしまう可能性を知ってるはずだが薬事法に引っかかる表現ができないため「温度計」とだけ書いて売ってる。「体温は測れません」と書いているのは真っ当な業者だ。
(※ 薬事法違反の記載で売ってるのもあるので注意。削除されても後から出品されてるが、違反の認識か体温計という表記は激減したものの想定させるような表現はみられた。)

 病院に入る上で一悶着あったことについて既に書いたとおり病院ですら誤差が出た。放射温度計では医療認可ですらあてにならないってことになる。冤罪と見逃すを生む放射温度計で体温を測り、とやかく判断するの、いい加減にしてくれませんか。体温なら誤差はプラスマイナス0.1度程度でないと困る。

 サーモグラフィーだって表面温度であり、同じように放射率を間違えると正しく計測できない。結局、いちじるしく発熱した人しか見つけることはできないじゃん。

 これから人体に特化した製品が溢れかえること予想できる。日本のことだから認可には費用も時間もかかるため半年は無理じゃないかな? 溢れかえっても測れるのは表面温度でしかない。

堀場製作所赤外線と放射温度計 から複数ページ
→ 東洋経済 > 粗悪な「体温計」がコロナ禍で蔓延し始めた事情 2020.4.10

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| emisaki | 2020-06-04 Thu 08:01 | 生活::防犯・防災 |