2020-10-23 Fri
かつて Macintosh で QuarkXpress を使い取扱説明書を作ったことがある私からすると「ちょっと何言ってんのかわかんないですけどー」と馬鹿にしたくなる記述はよく見かけるものだ。客のアホ行為だとしても嫌な感じにさせないため「電源ケーブルを抜いて、また挿してください」なんて言うことにビックリしてしまったが、何をされるか解らないってことで確定した事を書かないといけない。
取扱説明書を書いてる側も、読んでいる側も「思い込み」が合致しないと正しくならないときがある。題名にした単なるたとえ話として「乾電池で突起のある+(プラス)側を上向きに入れてください」と説明したとして、上向きとはどちらが上かと思う状況が出てくる。
製品の電池を入れる部分が底面に配置されていたら、いったいどっちが上向きなのか? 入れるときに持って逆さまにしたときが上向きなのか、製品の上向きなのか未確定である。
これは例として概念の話であり、商品に+-が書いてあるって理屈が通用するかもしれないが、高齢者などそれが解らない人がいるのである。「ユニバーサルデザイン」なる考え方が取扱説明書では恐ろしく劣っているのである。
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