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正しい節電、正しくない節電
テレビ番組での電気、特にエアコンの使い方の例に大いなる疑問を感じたので個人的見解を書いてみる。

 こちらは機械の廃熱があるため冷やさねばならず、冷房の効率的な使い方を調べるため何年か前から電力量計を購入して条件を変えて調べた。それによると昼飯だからと言って止めてしまうと急激に温度が上がり、そのあとに冷房を付けた時に元の温度に戻るまで電力計の進み方が尋常でない。ワットチェッカーは積算量も出るため、どちらが電気を使わないのか簡単に調べることができた。

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 その結果には部屋の大きさや時間によって変わってくるため何分かという固定的データはないが、家庭でも近くに買い物くらいで部屋を全開にして出かけ、帰ってきてエアコンを使うという行為は間違えである可能性がある。ちなみに当方の冷房の温度設定は30度と高めで近年の外気温を考えたら30度でも十分涼しい。暑いのは直後であって、その戻ってきた部屋が暑すぎるのが過度にエアコンをかけてしまうのだろう。  ※(30度より高い設定がない)

 グロー放電管を知らずに適当な事を言い出したのがいるのか原因がよくわからないが、以前、蛍光灯は点灯させた時に大電力を喰うから30分くらいなら付けっぱなしのほうがいいというデマがあった。そんなことがあるわけもなく、もし30分もの大電力を一瞬で喰ったらブレーカーが落ちてしまうから知らなすぎる人が広めたのは確か。しかしながら、外的要因の冷暖房では付けっぱなしで低電力で室温を安定させておいたほうが電気を食わないこともある。ようするに、室温を上げたり下げたりを繰り返す行為をしないことだろう。エアコンつけず我慢するくらいなら、日の当たらない野外で仕事したほうがいいんじゃないの?

 さて、家庭で消費電力の大きいもう一つ、冷蔵庫の温度設定にも言及して欲しいのだがテレビ番組チェッカーである私も出くわしてない。温度設定は売り上げには関わらないのだが、なぜ取り上げないのかマスコミってやつは訳がわからない。扉を開ける時間を短くするからって素早く開け閉めする間抜けなひともいる。温度差で空気は入れ替わるものの、ゆっくり開け閉めしたほうが流動が少ない。

 複数の白熱電球を使ってる状態で、高額な電球型LEDを1個買うなら同じ費用で数個の電球型蛍光灯に変えたほうが節電になると書いたが、未だそんなことを言うテレビ新聞には出会ってない。消費電力が小さいからって電球型LEDしか相手にしない。スポンサーを敵に回すことができないマスコミが本当に正しい節約節電方法なんて語るわけがなかろう。ただしい事をするためにも営利目的に関わる人の意見は聞かないことですね。

 全く語られないのだが、電球型LEDには点灯させるための電子回路が組み込まれており現在の製品は防水性能が悪い。購入した人は注意書きを読んでなさそうだが、水回り近くでは使わないほうがよいと書かれている。この点、もし弁護士が儲けを狙う訴訟大国だったら「湿度の高い所では使用禁止」とハッキリ書くくらいの問題かな。光の発生原理からしても違う訳で「似て非なる物」ということをあやふやにしたまま、消費電力しか語れないテレビ番組の制作者の程度とはそんなものか。やっぱり広告で暮らしている媒体の意見は鵜呑みには出来ませんね。
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| emisaki | 2011-06-28 Tue 10:50 | 大衆媒体::テレビ |