2014-01-16 Thu
「まだ咲いてない」こんな苦情を何度も耳にしてから調べることとなった。 いろいろ調べてるのは今に始まったことじゃないので過去から得てる断片的情報も役に立つ。役所の公開情報から「梅と桜が同時に見られる・・・宣伝不足」なる文言を何度か見つけてるが、全く咲いてないような時期から祭りなんぞおっぱじめるのだから苦情が出るのも当然だ。
「冷やし中華はじめました!? まだ冬ですけど」
一輪咲いたとか一本咲いたとか客からしてみれば関係ない!意味があるのは情報としてだけだが、1~2ヶ月前にフライングで咲く話なんてどうでもいい。 なぜなら客は樹木マニアではなく、花を見に来たから相応の数が咲いてないと困る。だから主目的が裏切られたとき、たとえ温泉や食べ物があっても印象が悪いをぬぐいきれない。
2013年の夏は悲劇的な豪雨によって何度も花火大会が中止になった。そんな状況だと帰りに寄った場所など記憶にも残らない。悲劇ほうが記憶に残るため忘れることはないだろう。
この記憶にも二つのパターンがあると思う
・不可抗力が理由の場合
・主催の不手際に躍らせれた場合
前者の場合は仕方がないので悪い印象も持ち帰らない。ところが後者の場合は怒りの矛先が主催者に向く。 例えば、イベントやってるけど突然な大雨が降ったとしても地域に恨みは抱かないが、晴天だろうとも花が咲いているようなフリをされて咲いてなかったら怒り爆発である。
「一時の客を呼ぶために将来を台無しにしてきた」
下手な商売。損して得を取れの真逆。
この冬に「冷やし中華はじめました」が何を意味するかと言うと、テレビ番組の放送時間に例えられる。テレビ局は他局との競争によって放送時間の前倒しを繰り返し24時間つながってしまった。テレビ局の1日の開始時間となってる4時は超えられずに収束と脱落を迎え、この無意味な競争には乗らず別のところで戦うと賢い選択肢を選んだところも。
放送時間を早めるのを繰り返したら、見ることができる時間より前になってしまうので意味がない。むしろ、途中からでなくなる番組のほうが見やすくなって早めたことが原因で敗北の可能性。
「冬から冷やし中華はじめても意味がない」
2012年の大失敗が記憶に新しい。梅まつりが元日に開幕。正月休みで来てる客がいるので当日限りな式典なら成り立っていたが梅まつりとしては無意味。その後、一ヶ月も花見としては無駄な時間が流れた。
テレビを例にした通りで競合相手より先に始めることに意味があると思ったのだろう。同じくテレビを例にすると、これによって共存していた部分もつぶすことになってしまったのだ。時間がかぶってなければ続く別の番組も見えたのに重複したことで片方を見ることが出来なくなった。競争ではあるものの、お客の行動を束縛して争っている。二ヶ所に行けたところを一ヶ所に絞らせるような戦いをしている。
旅行だとテレビ番組と理由から変わってくるのだが、前倒し戦争が失敗であることに違いない。例えば、湯河原に行って翌週・翌月に熱海なんてことは現実には考えられない。同日、翌日のほうが妥当であり、時期がかぶってるほうが都合(効率)がよい。旅費の大半は交通費と宿代なんだから。
「閑散期の集客能力がない」
ブログ等で紹介してるだけでも多いが、何も書いてない日にも行ってる。処理が追いつかないだけで放置されてる写真とか動画が大量にあり、行ってないような状態のイベントも多い。だからってこれだけ掲載されてきてれば一般客と同レベルだとも思われてないだろう。
年末年始での少ない回数で感じたことだが、熱海で下車する客は少なかった。固有の駅での人数だけでなく、こっちは途中で降りる客と、まだ乗ってる客を知ることができる。調査ポイントとしては中央から後方に近い車両がいい。後方すぎると発車前に階段を通られて見逃すから。
新幹線の場合は名古屋や新大阪まで行くので判別しにくいが、東海道在来線や特急踊り子は判りやすい。1月11日 東京駅を09時発の特急踊り子105号に至っては熱海駅で降りる客は少なかった。割合で言えば湯河原の10分の1。そして、伊東~下田方面と修善寺方面に行く客が車両に残された。自由席の客は少なく、ほとんど指定席のため予め決まってる客であろう。在来線でも湯河原は結構乗り降りしてる感覚があり、熱海も在来線客のほうが多いが、伊東線と三島方面を差し引かないといけない。
客層はお年寄りに限定されるから湯河原に何があるのかが気になる。お年寄りは動き回るようなことをしないので、宿に泊まるだけだから熱川のように格安の施設があるのかもしれない。湯河原あたりだと熱川みたいに東京からバス送迎付きまでお膳立てする必要がないのかも。
東京→熱海の特急料金は自由席1,300円、指定席1,610円で、新幹線こだまのほぼ座れる自由席は1,680円だから個人的に特急踊り子の存在意義を感じない。新幹線の停車駅を考えると湯河原へ行くのに熱海を経由しないが、新幹線での乗り降りは数人規模。熱海で多数下車を目撃したのは「湯らっくすマラソン」の当日だけである。夏でもそれを越える人数を見たことがない。
こちらは回数と不定な利用時間から統計風なデータに至らず信憑性に欠けるがJRならわかってるんだろうね。だが、JRは利用状況からの対応が先であり、呼び込みの関心は低そうだ。上記で示した割に合わない新幹線との価格差、そして小田急との競合すら関心なく割引切符を廃止してるんだから。地元のほうが利用客を増やす努力をしないといけない。
言うまでもない当たり前のことしか書けてないのだが、その当たり前がなされてるのだろうか
<参考>
湯河原梅林 梅の宴 2014年2月8日~3月16日 200円、町民・宿泊者無料、ライトアップ時間入園無料
小田原 曽我別所梅林 2014年2月1日~3月2日 無料 ただし施設でないため観覧方法要注意
修善寺梅林 2014年2月1日~3月10日 無料
熱海梅園 梅まつり 2014年1月11日~3月9日 300円、市民・宿泊者100円。梅園入園券で澤田政廣美術館無料
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