2014-06-08 Sun
例の2位じゃだめなんですか に対して非難を浴びせられたとき、一部の連中がよく考えもせず騒いでるだけで、仕分けされちゃう実質経済に結びつかないのに多額の税金でいい夢みてた連中が動き出したんだと感じた。当時から天下り団体を暴露してた人が出てたが、そういう天下り企業を含めてひとのカネでメシ食ってた連中だから騒ぎ出して当然だと...例えば今のCPU(コンピューターの頭脳)なんてそれ自体の速度は頭打ちであり、スパコン(スーパーコンピューター)とパソコン(パーソナルコンピューター)は同じ道を歩んでる。単にCPUを増やしてマルチコア・マルチスレッド(並列化処理)するしか進化しなくなり、個人で100万円も出せば20コア40スレッド処理のパソコンを買うことができる(4Kビデオ編集用として販売。構成次第でもっと安価)。まやかしの高速化で新の高速化などしてない。まるでちっちゃいSETI計画を自宅でやってるような。
CPU自体の次世代研究費なら納得できるが、カネさえ投入すればとりあえず1位になれるスパコンなんかに意味があるのか?反発した側は納得のできる説明をしていない。某国は金儲けしたから巨大施設を作り1位をとったが、それは結果であって、それ自体が国家として膨大な利益を生み出すはずもない。見せかけの能力を誇示したいだけに何の意味があるのかと。1、2位でなく、国家としての商業利益は別のところにあるのではないか!
それより日本は「信用」という積み重ねてきたものをないがしろにしている傾向が強く、バグに故障など欠陥品を世に多く生み出している。従来では考えられない家電でリセットボタン押すことになるのは日本の恥である。信用を築くのは長い年月を必要とするが、失うのは一瞬だってことを知ってるのだろうか。目先の金儲けが会社の存亡を揺るがす。自動車の過度な電子化で事故が起きるのは何年も前に予想していた。こんな状態で「おもてなし」という言葉を使うのも恥。
正しい判断は、正しい情報と正しい分析の上に初めて成立する。
出典 - 田中芳樹「銀河英雄伝説」
政府と大企業が正しい判断をしてきただろうか? 目先の黒字もどれだげクビにしてきた結果か!
いらないのは無駄な公共事業だけじゃない。税金投入を探ってると腹立つのがたくさんある。遠い未来という意味不明なことでなく、近日、そして現実的に意味がある研究にはなぜかお金が回らない。もしかして、完成するまでずっとカネがもらえるとか汚いことを考えてるんじゃないだろうね。
目の前に1円でも多く必要な事業、研究があるのに先の見えない絵空事への投入が実に多い。国の借金を増やす寄生虫どもに贅沢させるため消費税を上げられては困るわけで、今だからこそ「強制力のある事業仕分け」は必要だ。だが馴れ合いではこれも難しい。
人間の行為のなかで、何がもっとも卑劣で恥知らずか。それは、権力を持った人間、権力に媚びを売る人間が、安全な場所に隠れて戦争を賛美し、他人には愛国心や犠牲精神を強制して戦場へ送り出すことです。宇宙を平和にするためには、帝国と無益な戦いをつづけるより、まずその種の寄生虫を駆除することから始めるべきではありませんか
出典 - 田中芳樹「銀河英雄伝説」
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