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今週のテレビ批評(2) いつもどこかで謎めいて
【いつもどこかで謎めいて<フジバラナイト SAT>】 2014年6月15日 02:48放送(実時刻)

 斬り込むべき部分へは斬り込まず、テレ東のパクリのような企画の部分では自分の筋書き通りにならないと撮影しないという、まさにフジテレビ下請けの暗黒部分を見たかのような番組であった。この番組で突っ込みたい部分は2点あるが、「ゆるキャラ」がキーワードに当たって録画された番組なので、まずはそこから、

 番組で取り上げた点に私が気づいたのは「銚子」のキャラだった。初日の出で銚子に行ったときに電車の中の告知で見つけたもので、ほかとソックリだからいい加減パクリはやめようよと思ってしまったのだが、違ってたのだ…

 世間でブームの前から戯れてきたのはテレビ局のキャラだが、O次郎(オバケのQ太郎)→onちゃん(北海道のテレビ局)→チュウキョ~くん(愛知県のテレビ局)→しろまるひめ(兵庫県姫路市)の類似性を指摘したのだが、こんなのどうでもいいくらい似てるのを出し、直接は言わないものの公募荒らし、賞金稼ぎと言いたそうな内容だった。一人の偽名だか別名だが家族だかは専門家も知らない(もしくは言わない)らしいが、こっちとしては、まさか出所が同じだとは思ってなかったから別人によるパクリだと思ってた。

 ネット上での書き込みにあるよう応募は恥知らずと酷評されることをしてると思うが、それは単に道徳の問題でしかない。それより非難されるべきは募集して決定した側にある。同種と思われる出所なデザインを数十の団体が選ぶなんぞ、前から指摘してきたよう「地方の連中は世間が見えてない」ことを証明してしまった。残念なことに4月に相模原市が選んだのも数十体ソックリなのがいる奴の作品だ。

  くっ付いてる特産物が違う程度で体が同じのが選ばれるなら、
  あの顰蹙を買った「きゃべっしー」だってOKじゃないか!(作者が違うから問題になるだけ)

 もし、キャラクターが他と隔離されてるものだったら地方活性化の立役者になったかもしれないが、ゆるキャラは宣伝の筆頭であり、外に出て行って多数のキャラクターと絡むことが当たり前となっている以上、そっくりキャラは恥ずべきものなのだ。擬人化したものなら何かしらは似ているが、形状やらコンセプトが同じでは目立つことができずに埋もれてしまう。

 ゆるキャラグランプリのビリで有名になった大阪のポピアン、翌年の最下位は京都。ビリはビリなりに目立ったが、メディア的に相手にされない数多くの不人気キャラクターを有しているのが関西であり、どうやらこの件に関して多様性が乏しい地域のようだ。

 ご当地キャラを出している側にとっては、「ビリのほうが本当のゆるキャラ」なんてどーでもいいことで、売れたほうがいいに決まってる。彼らはみんな、二匹、三匹目の くまモン を目指している。

 可愛いキャラは子供に食いつきが良いわけだが、当たり障りのない類似キャラクターを各地が選んだところで宣伝能力は低く、せっかくの ゆるキャラ を過去から動物の着ぐるみが存在していた程度にまで落としてしまう。

 もう作りようがないと思ったのなら、数が多すぎなのである。アンパンマンキャラだって、ポケモンだって、こんなにはいない。これは「観光大使は何千人いるんだ!」って状態になったのに似てる。だから大学のミスコン優勝レベルがいないと世間的に話題にはならない。


ゆるキャラの意義も知らずな応募者を批難するより先に、選んだ企業や自治体に渇!!






・フジテレビが低迷する理由がわかる内容

 先に書いておくが、フジテレビは下劣な制作と下請けを一掃することから始めないと駄目。面白くもないのに無理矢理に“下品”な笑い声を現場で加えるようになったのもフジテレビが発祥だろ? あんなのなら、たいしても面白くもないのに笑ってくれる某時期のアルタの観覧客や、ドリフ大爆笑で入れてたプロのオバちゃんの笑い声のほうがよっぽどマシ。なぜ下品なのか、それはわざと笑うから下品なのだよ。


 さて、問題は「タクシー運転手が本当に行きたい場所」という企画。冒頭からすぐに浮かんできたのはテレビ東京「逆向き列車」だ。その対象を変えたパクリ企画の臭いがプンプンしてきた。

 運転手さんが行きたいところまでと言っておきながら、観光地じゃつまらないと客(制作)側から契約不履行にして降りてしまう。映像が足りないからなのか放送してしまうから私の逆鱗に触れてしまうのだが、乗車している制作者の声を聞いてるだけでも高飛車なのか態度が悪いのか不快感が増してきた。

 最後は単身赴任で滅多に帰ってないという運転手を選んで自宅(福島県)へ行って綺麗にまとめた風に調子乗ってるが、長距離ったら夜明日出夫のタクシーに乗る別の意図がある客じゃないんだから10万円も使って行くならもっと気が利いたことをすべきだ。

 テレ東の制作(下請け)はお金がないから知恵を絞り出してるのだが、フジの場合は札束で頬を叩くようなことをして何が面白いのか? 更に問題なのは、見つけた運転手をえり好みしてるよう、制作側が決めて筋書きに沿わない相手だとやめてしまっていた。ここがテレ東の斬新な番組と決定的に違う部分。「Youは何しに日本へ」なら、途中でいなくなっちゃう奴とかまで実にリアルである。

 もう一つ例にすると、日本テレビ「NNNニュースプラス1」(→Newsリアルタイム→news every.)での麹町では木原さんの天気予報の時に誰もいなくて、ポツポツ人(子)が増えて現在のそらジローと大勢の子になった。フジテレビ「スーパーニュース」では、“ゆるキャラ”という劇薬を使って急激に同じような状態を作り出してるから蓄積、試行錯誤の歴史がない。本質的な意味がわかってないのに視聴率に関わるからってマネをしただけに思える。観光地ではなく日常生活の場として台場と東新橋(通称 汐留)を取り違えてるから固定的に人が集まってくることがない。


 毒されてる視聴者や病気におかされている制作者にはわからないだろうが、こうした小さな部分が蓄積して反感を買い、視聴率の低下につながってゆくことがわかってない。ケーブルテレビなんて予算1万円(機材経費除く)で1時間番組を作るとかあるわけで、そこで勉強してこいって言いたいですね。それに客だとしても目上の人との話し方くらい勉強しなさい。まさか、飛ばし記事書いたどっかの大手新聞記者みたいに、「宣伝してやってる」とか、タク送で使ってやってる会社だからとか、頭のおかしな発想にはなってないでしょうね?

ここで指摘したような制作は理由を告げて切り捨ててやったほうがフジテレビのため。


 路線バスやら、街のぶらぶら歩きとか視聴率の低いテレ東が頑張った企画を各局がパクってきてるが、題材だけマネして重要な中身をパクらない本末転倒なことをするから、つまらかったり、普通の番組に成り下がっている。制作費があるから、高い店にも入れたり、ゲストを出すから見た目は派手だし、筋書きが決まったコースをとったりする。土曜日の昼あたりからの番組のことだと何気にわかるだろう。

 「モヤモヤさまぁ~ず2」の場合は編集で立ち寄った時刻通りでなく前後を入れ替えてたりするし、仕込みとしか思えない人も出てくるし制作が何気にコースくらいは選定するだろうが、フジほど意図的な感じはしてこない。テレ朝の路線バスのダメについては前に書いた。これによってマネをしろという意味ではなく、最初に書いたとおり題材だけパクってきて中身がつまらないというのではダメだということ。

 他局が見つけたキャラクターを平然と新たに見つけたように使う マネシタデンキ的発想 は過去よりあるが、局の情報が行き届かない投稿系番組からや「モヤモヤさまぁ~ず」なんてのも発祥の地として多く、亀の水族館「伊豆アンディランド(現在:iZoo イズー)」での根暗でボソボソしゃべるのにカメレースでマイク持つと豹変する人、熱海「茶千」のオヤジなんてのも他局で使われている。

 同局内およびローカル局のネタを全国ネットに拾ってくるならまだわかるが、ゴールデンタイムでやってるのを時差はあっても別の日のゴールデンタイムでクイズに出してたりするから呆れてしまう。10年前とかの話じゃないだから憶えてるし、タレントが知らなくても視聴者側へのクイズにならない。作り手は大きな障害だとは思ってないのだろうが、これで徐々に客(視聴者)を減らしてゆくのだろう。

こうした作りは悪いほうのお家芸なのかもしれない。

※ 時間なく、書きなぐりでゴメン 誤字脱字失礼
| emisaki | 09:31 | comments (0) | 大衆媒体::テレビ |
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