2014-08-17 Sun
何発で大会を評価するのは間違っている。気になる大玉だって下手な業者が作れば球体とは程遠い駄作を打ち上げる。私も行ってはいるが、打上数が多く、観客数もトップクラスでも花火大会の内容としては薄いのはある。だから、そうならシャッター押すより宴会が妥当だとか思うわけだ。何年か前に一部で問題になったのが、花火用語でいう星(中にたくさん入ってる火薬の玉)を打ち上げ数として発表していたことであった。例えるなら、一発の散弾銃を撃ったのを数百発と言うようなものだった。
最近でも打上数を「4号玉換算」とした場所もあり、火薬量が関東一とか、もう何がなんだかわからない。これは映画宣伝での大ヒットとか、全米なんちゃら、制作費いくらってのと同じで、ダメなときに言うセリフとの認識が強くなった。
律儀に数えているところだと発表より充実したと感じて帰るが、反対にどこが4万発なんだよと思うこともある。打上数の発表が多いと大玉とか質の高いのが打ち上がる確率が高いからだが、現実は綺麗なのが一部で、あとは時間稼ぎのような無駄打ちに感じる。私が「照明弾」とか「弾幕」とか呼んでいる花火の体をなさないのがあるのは、素人客が花火じゃなく騒ぎを求めているからだろう。
素晴らしい業者なら連発と言っても同時に同じ場所に打ち上げて照明弾なんかにはしない。ちゃんとバラけたり早めに消える型だったりと打ち上げ花火としての体をなしているもの。
だから数分で千発打ち上げるなんてのは客の要求ではなく、見る目のない客に対しての宣伝文句なのだから、見る目を養っていただければ主催も考え直すであろう。この点に関して多くではないが、現地にいれば客の反応をうかがい知ることができる。先日も聞けたのが、打ち上げ内容の落差だった。
やはり私は無意味な連打ばかりよりも綺麗な一発が見たい
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