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花火撮影の勉強するにしても
 写真解説で季節前に花火の撮影方法の記事が載ってた。その記事の中で「花火は絞るから安い(F値の暗い)レンズでいい」みたいなことが書かれてた。別の視点、感性が得られるかもしれないと読んでいたのだが、残念なことに花火写真の素人な私が歩んできた道からしても結構間違ったアドバイスが多かったので写真家とやらの記事とは思えない点には注意したい...

指摘することは花火写真を撮ってきてる方々なら書かないでしょう。お門違いに記事を書かせる出版社に問題がある。記事を読む相手が初心者だからこそ問題なのです。当たり前だが花火専門の方の記事は参考になる。

テレビ、新聞の話題で「マスコミには再検証が必要」と書いてきたが、このような分野ですら当てはまるようになってしまったようで悲しい。私は何か嘘を教えられてきたであろう。だって私の見解では弟子の発明すら盗む陰険な奴も、世間からは発明してないものまで発明したと思われて歌では偉い人と言われてる奴がいるくらいだからマスメディアは怖いのよ。


・絞るからって暗いレンズでもいいのか?

 花火の場合は他が真っ暗のため景色より注目度が大きい。光跡(線)がクッキリしてるかぼやけてるか感じやすく、撮った写真を見て他者の鮮明なのと何が違うのか悩んだことがある。とりあえず “F値の暗いレンズでも撮ることができる” との認識を伝えるべき。

 暗いレンズ=安価なのはキレが悪い。ピンボケしてなくてもボーっとした画像になってしまう。加えて、絞ると回折現象が起きるため、さらにぼやけた画像になる。過去にはあったが現在では安価な広角の単焦点レンズというのが絶滅的になく、品質に納得できないと高価なズームレンズを買うしかないのが現状。手が出しやすいのが他社製の中級レンズで、レンズキット付属品と他社製5万円ですら画質が違ってた。

 私が回折現象に悩まされたのは写真よりビデオカメラが先だった。2005年、家庭用小型ハイビジョンカムコーダーの手軽な高解像度に酔ったが、明るい野外撮影での悲劇的な画質に泣きもした。ハイビジョンとは呼べないぼやけた映像になってたのだが、その原因が「回折現象」でした。利用者の騒ぎが始まるまで原因を理解してなかったのですが、この件で回折現象を勉強した。よって夏場や明るい状態ではビデオカメラにNDフィルター(入射光量を減らすもの)が必須となった経験がある。家庭用カムコーダーはレンズ一体型だから交換できず付き合ってゆくしかない。

 コンパクトデジカメやケータイ内蔵カメラからしたら超高画質なのだが、これを知らずに悩んではもったいない。初心者向きだとしても結論を教えて欲しいものなのだよ。技術的な原因なんてどうでもよくて、レンズの性能差がもたらす影響くらいは知っておきたい。知らせないのが問題で、それくらい問題ないと思うか、知って高いのを買うかどうか、そこから先は個人の話でしょう。


・昼間と違うからシャッタースピードで調整は難しい

 明るさは絞りで調整するとあったが、これは打ち上がる花火の明るさが想定できる場合に限る。絞りすぎたと思ってシャッターを長く開いても光り続けない花火には関係がない。スターマイン(連発な仕掛け花火)が主流な今の花火大会で事前に明るさを想定するのは難しく「勘」だろうか。

 単発打ち上げが続く場合には失敗しても立て直しやすいが、スターマインは難しく、このあたりの方法を語るべきでしょう。スターマインとだけしか呼ばれてないが、個々のスターマインの光量差は単発の比ではないから難しい。

 大御所の方々も打ち上げプログラムを気にするのは、具体的に何が打ち上がるかである。ところが多くの大会では調子こいた料理店のメニューに多い「なんとか仕立て~地中海風」のよう「だから何んだよ!」と言いたくなる具体性のない表現をしてくる。

 本当の打ち上げプログラムってのは「四重芯変化菊 昇り曲導付」とか花火の種類だったり、10号1発と5号10発とか具体的に書かれてる(スターマインを除く)。個人的に見てきた傾向として、花火の種類が詳細に書かれてる大会ほど質が高く、意味不明な表現しか書いてないところほどドンパチ打ち上げればよいと思ってそうに思てならないのだ。



・スターマインならND(減光)フィルター必須でしょ

 派手なのは1/2秒 F22でも真っ白になる。でも普通の状態ではNDフィルターいらないので付け替えが問題になってくるのですが、これを解決してくれない。絞りを開けたり感度アップするなんてバカバカしい。

 明るければNDフィルターを使うとだけ書いた文は読んだことがあるが、一般的にどうすべきかの解説をした記事を読んだことがない。いくらプロでも、わかりきってる側が記事を書くとこういうことになる。本当に知りたい部分は書いてくれない。逆に素人が書けば意味不明なことを教えるし、困ったもんですね。

 私が出した解決策はネジ込み式じゃないレンズの前に装着するフィルターを使って対処でしたが、このように知りたいのは「どういうときに、どうすればよいか」である。



・オートフォーカス 当然OFFでしょ

 BLUB撮影を教えておいてオートフォーカス(AF)でも合わせられるみたいな自称写真家が書いてるが、これにはアホかと突っ込みたい。既に花開いてる花火を途中から撮影するなら事前にオートフォーカスが効かせて写真撮れるかもしれないが、シャッターを切った後にはオートフォーカス動作しないので花火が打ち上がる前に定めておかなければならない。単発打ち上げ時や動体であることも考えるとオートフォーカスが正しく働くとも思えず。

 いまどきのズームレンズは回し切るのが無限ではないし、手動操作を度外視したオートフォーカス専用設計だからズームの位置によってもピントは違う。だから望遠側でピントを合わせてから花火全体を入れるために広角にするとピンボケする。花火という暗闇では瞬間に補正するにも目標物が何もない。F16とか絞ってても花火の広がる範囲は大きいためピンボケは起きる。

 ズーム位置によっては広角側と望遠側で同じ距離に合わせるのにピントリングを数ミリも回さないといけない(これはレンズによって異なる)。加えて安価なレンズだと距離指標が付いてない。どっちにしても私の解決策はレンズに白いテープを貼って焦点距離ごとにピントの合う場所に印を付けることだった。そこから先は絞って被写界深度を深め(ピントが合う範囲を広め)てることが救いなだけ。

 カメラ側にライブビューと拡大機能がないと話にならないが、撮影する画角にしてライブビューモードの拡大機能を使ってピント合わせをするのが一番でしょう。ライブビューがない場合は写真を撮って再生で拡大してみるしかない。レンズの画角と打ち上げ場所が変わるたびに調整する時間が必要になる。打ち上げ場所が変わることが多いし、現代のレンズ設計を考えたら無限にあわせればOKなんてのは間違ってる。


※ もし、カメラ側にレンズのピント位置を記憶し、何種類かを再現できる機能があったら、面倒くさい作業は一気に解決する(AFレンズにて)。 一部の超望遠レンズを除いてAF動作の範囲をカメラ側にて決められない点で、ファームウェアの設計者の情けなさを書いたことがあるが、それと同じで、お金をかけなくてもできるのに考えてもくれない部分が多いようです。花火じゃないシーンでも使えるのに。



・手ブレ補正 OFF

 手ブレ補正をOFFにするのを忘れて撮ったことがあるが、レンズ(もしくはメーカー)によって悲惨な結果となった。私が使ってた 他社製17-50mm/F2.8 だが、シャッター速度が0.5秒でさえ盛大に誤動作した(修理では治らなかったし、動作不良の再現も難しく原因不明)。花火じゃないが、三脚に載せて夜の東京スカイツリーを撮影したとき、二重像の写真を連発してくれたが、カメラ本体が動いてないから勝手に動くのは手ブレ補正のレンズだろう。純正でもクセがあるし、ともかく三脚に載せて撮る花火では手ブレ補正の意味がない。

 花火は普通、光跡を写すため長時間露光しますが、撮影に行ってると何度か見かける中には連写してる人がいる。それだとビデオカメラの1フレームを抜いたように粒しか写らないが、特殊な好みの方には必要なのかもしれない。




やはり、ご教示を賜うにはその筋のプロの記事です。難しい書き方をされますので入門者には間に翻訳家が必要なのですが、だからって花火をほとんど撮影したこともない写真家の記事は迷惑。出版社がカネ払って依頼するなら考えていただきたい点です。

| emisaki | 08:13 | comments (0) | 花火::情報・考察・計画 |
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