2014-09-11 Thu
江東区、墨田区を東西南北に走る水路をよく見てたら気づくはずだが、周囲の地面は水面より下。東京スカイツリー前(北十間川)の水面は下に見えるが、東の旧中川近くへ行けば地面は水面より下なのがよくわかる。だから近くの地面に立って見ると壁がそびえてるようだ。指標がないから気づかないが、もっと低い場所は曳舟から八広への一帯、亀戸駅周辺とか各所にある。江東区も昔からある場所より湾岸の埋立地のほうが海抜が高いとは笑えない。何年か前に名古屋市中心部や高蔵寺駅(愛知県)が水浸し、川のような状態になったのを思い出した...
東京都23区の城東地域は海抜がマイナスですから大量の水が流れてきたら排水されずに冠水する。亀戸での冠水については別段驚くことではなく、集中豪雨となれば予測されること。平地に見えるような大通りでも近距離で1~2メートルの高低差がある。舗装されて地面にも浸透しないから地盤沈下の激しい場所に水が溜まる。市川(千葉県)でも床下浸水くらいになったようですが地盤沈下と言えば船橋も危険。豪雨が局所的だから被害が出てない。
JR秋葉原駅など水漏れな理由は推測できる。綺麗に見えても新築ではなく、継ぎ接ぎだらけで、雨水が流れるルートは確立してないだろう。秋葉原駅の総武線ホームなんて線路側がもともとで、増築によって倍くらいの広さにしただけ。線路を覗き込めばわかるがボロボロで、そこから下に水が流れ、綺麗に見せかけてる部分からの水漏れも変ではない。使ったまま新しくすることの難しさを感じる。いや、JR東がケチって完全(安全)にしようとしなかっただけか。
よくある線路の下を抜ける道路(アンダーパス)については、新宿駅の横とかも同じだが、水たまりになるのは当たり前となっており防ぐことはできない。だが、JR新小岩駅駅での今回は道路より高い位置にある歩道が道路と隔離されてるため道路に流れ出ず水が溜まってしまった。
テレビは真っ当に原因を追究せず言うのだが、JR新小岩駅は確かに低くなってるものの、南口は階段3~4段を上って改札があり、階段数段を下って駅構内となるよう壁がある状態。北口も少しは盛り上がってるから雨水の浸入ルートとしては考えにくい。駅がボロいため、予期せぬ場所から水が流れ込んできたと考えるほうが筋は通る。
<追記:
新小岩駅の冠水は建物の壁の亀裂から水が吹き出してきてるのが投稿画像により判明。予想したとおり線路上の部分から内部を通って駅構内の低い部分に水が溜まったことになる。駅の周囲も水浸しだが、そこから流れ込んだなら1メートル以上は水没するはず。便所は高い位置にあるが排水経路が詰まってたようだ。ボロ駅なので建て替えない限りは繰り返される。内部に水が流れてくるようでは強度も心配だ。
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なぜかJR新小岩駅だけ線路の下の通路が窪んでて、近くの駅と比較すると常磐線 綾瀬・亀有・金町、総武線 平井・亀戸・錦糸町駅は周辺と平行に近く、小岩や市川は階段を十数段のぼってから改札口と高い場所になってる。ただし駅の商業施設は地下と言える下がった部分にあるため、市川シャポーの下の階なんて、もし水が入り込んだら水没してしまう。あくまで周辺地面と比べて高いか低いかであり、高いとしても海抜でマイナスの可能性あり。
東京都心部のJRの駅がハリボテのよう中身が腐ってることが浮き彫りになってるのだが、乗降客数が10分の1以下の田舎駅が新しくなるってのに都心部のボロ駅も新しくできないJR東日本のカネはいったいどこに流れてしまってるのだろうか?
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