2014-11-01 Sat
在来線の直通という利点に隠れて特急料金は値上げでもあり、値下げでもあるようだ。100kmまでで比べると「普通車グリーン」と同等料金なわけだが、「自由席」がなくなったことが原因で値上げともなっている。だから座席があいてなくても指定席と同じ料金となってしまう。指定席で考えると西武や小田急私鉄各線での特急の2倍以上の料金だったのが若干安くなったとも言えるが、競合路線がないし、企業として当たり前だが利益増を狙ってる...常磐線特急と言えば、お金より時間を持て余していた学生時代にJR東海ツアーズの「ぷらっとこだま」のような使い方で東北新幹線じゃなくスーパーひたちで仙台まで行ったことがあるが、東北新幹線の“えきねっとトクだ値”の設定で意味を失い、2011年3月11日 半永久に路線を失った東日本大震災による原発事故以後は使うとしても土浦くらいになった。
2015年3月14日からの「ひたち」「ときわ」の特急料金は距離300キロまで料金設定があるが、品川→上野→いわき と210~220キロしかないそのためか、200キロまでと300キロまでの料金差が小さい。現在の指定席料金と比べると事前購入であれば300円くらい安い。
サラリーマンだと510円のホームライナー料金ですら高い。それを示してか、JR東日本の東京近郊でホームライナーという特別列車が残ってるのは東京・千葉だけじゃないかな。千葉まで40kmに満たない距離だからたいして意味がない。追加料金のかからない総武快速でも40分でしかない。それでも普通車グリーンだと平日770円(50km未満、事前購入)よりか安いだけ。
このようにして他の路線からもホームライナーは消えていったのでしょう。特別列車でも元から私鉄な会社では追加料金が安いから使われて存続してるのだと思う。こっちは観光なのに周りじゅうが通勤客だったときがある。それもそのはず特急レッドアローで西武秩父まで行っても追加640円だし、小田急ロマンスカーだって最大890円にしかならない。多くの通勤客の路線なら300円くらいしかかからない。
撤廃した自由席510円(50キロまで)と比べ最低の750円からの強制指定席料金を安くなったのか?
普通車グリーンと同じで特急乗車料金(グリーン車は別料金)だから事前に確保してない限り座席保証がない。飛び乗ってもデッキにいても指定席料金になってしまう。
・個人的に値上げだと思ってる更なる理由
特に発表はされないが、自由席撤廃にて自由席関連の回数券も撤廃される。通年発売となってる「フレッシュひたち料金回数券(自由席)」だが、フレッシュひたち自体がなくなる。名前を変えるのはこうした理由も含まれてるかもしれない。
フレッシュひたち料金回数券(自由席)4枚つづりは水戸を含む勝田まで激安って言ってもよいくらいの2,880円(指定の場合は4,520円)。特急が対象外とならないお得な切符や定期券との組み合わせでも使えるため、通勤で何度か利用するとして1890円くらいの自由席特急料金が@720円になる利点は大きい。新しい回数券制度が発表されなければ自由席@720円、指定席@1130円で済んだところが新料金1550円になる。
多く使う人にとっては大幅な値上げじゃないのか!?
私は東海道線を使うほうが劇的に多いのだが、たまに仕事や旅で常磐線や東北を使っても観光シーズンや時間帯でない限り、一箇所に集められる指定席のほうがイヤなくらい自由席のほうがよかった。一般的に指定席を取りたがるため自由席のほうがすいてることが多い。これは東海道新幹線の“こだま”でも何度も経験している。
東海道線と比べて客数の少ない路線だから、短距離料金の格上げによる収益の確保にほかならない。ホームライナー代わりに使わせようとしてるのだろうが、特急は特急ですから料金は高い。
たまにしか使わない遠距離な旅行者にとって何百円か安くなるだけ。だが、宿泊を伴う旅行となると旅行会社のほうが安いし、2時間かかるが東京駅前から水戸駅前まで高速バスなら2080円。水戸だけじゃなく、つくばエキスプレスができても筑波行きバスが行列してるのは小さな料金差あってのこと。特急で最短1時間10分がバス2時間で料金半額以下、在来線と比べたら若干安くて所要時間が同等なら使えると考えての行列なんだと。
JR東日本は別段「スーパー」でもないのに付いてる名称をなくすようですね。新幹線の英語車内放送でスーパーエクスプレスと言ってるが、秋田新幹線は「在来線」だから「スーパーこまち」と名づけた時点で間違っていたのかも。常磐線もスーパー、フレッシュがなくなり「ひたち」「ときわ」になると発表された。枯れてる車両なときにフレッシュって謎でした。
話外れて疑問が出た。東京上野ラインって交差してるだけで秋葉原駅がないわけですが、例えば浅草橋→代々木→(山手線内回り)→品川→上野って、浅草橋→上野料金でOKな大廻りになるのだろうか?
大廻りするときはSuicaを使ってはダメって教訓は得た。駅ナカで商品購入すると大廻り無視して遠回り運賃が差っ引かれたから。こういう処理ってどうなのかねJRさん。だから藤沢から茅ヶ崎、八王子とか周って東京へ帰ってきても乗車ルール上OKだが、途中で物買うならSuica使うなって思った(区間は例)
自販機で場所を認識してる自体が驚き
でしたが、こうした一種のバグが治ってる保証ないし、反対に例えば熱海(JR)→小田原(小田急)→町田と定期券を持ってたとして熱海から横浜で降りたら、小田原→横浜じゃなく、町田→横浜精算だったとか乗車区間と異なり安くされてしまう場合もある。改札口を必ず通るので識別可能だが、他社線との組み合わせなだけに落とし穴はまだまだ存在しているのだろう。現時点でもそうなるかは知りませんが過去にはそうだったとの報告があります。
それで船橋のイベントに行くときに見たのだが、西船橋から中野ってどうなるかと思ったら途中に改札口が作られてた。ところが、こうした連絡改札って Suica/PASMO しか考えてないから、切符+Suicaが出来ないところも多い。藤沢駅でJRから小田急線へは連絡通路だから自動改札のみなのに係員対応となった。ようするに自動改札になっても人員がかかせない。
個人的にSuicaができた当初から東急線回数券切符+Suica、両方切符の場合は1枚づつ入れたり大井町駅でのJR連絡自動改札で使っていただけに、いまだに使えない場所は交通会社の対応次第ってことなのだろうか。
この記事に対するコメントの受付は終了しています。
コメント
先頭へ △