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ぶろぐん

旅行会社のコラボ宣伝、当事者は…
 客目線では考えられないような悪循環を某地域が行うと指摘してきたわけだが、客を呼べないようなイベントまで分散させ、客を呼べるような事を宣伝しないから苛立つ。一方、ある旅行会社では「河津桜まつり」(河津町)と「みなみの桜と菜の花まつり」(南伊豆町)を並べて表示し、両方に周るツアーを宣伝してきた。私からは今更って感じだが、もはや河津桜を見た人は相当数にのぼり、旅行会社として一ヶ所では集客力に欠けると考えるのも当然である。

 河津桜の名称から本家の河津町のほうが有名だし河津七滝などもあるが、南伊豆町の桜並木は見た目から客観的・総合的に評価すると河津と同格である。南伊豆町のほうが知られてないため、河津町ツアーの集客減の出汁に使われたって感じもしてきた。河津の川沿いで見るより目に映る周囲の人工物が少ないため行ってみれば良さがわかるはずさ。


 泊まりのツアーだと、湯河原(梅林)、熱海(梅園)、伊豆稲取(つるし雛)、河津(桜)、南伊豆(桜)と周るのもあった。いつものように逆引きとして当事者、観光協会や市町村を調べてゆくと、ライバル視してるのか大きいほど他者には全く触れない。

 小さいほうは有名どころに便乗しようと近隣での事柄を織り交ぜて宣伝。稲取は河津桜を出している。これは客としても利点がある。なぜなら、来客数の規模からすると河津町の収容人数は少ない。行きたい時期は集中し、満室、満室となったときに孤立した考えでは客を失ってしまう。有名な祭りに急に出かけると当然ながら近くのホテルに空きはないが、小都市1つくらい離れれば空室がある。これが旅行ツアーとかコンピューター的な調べ方をしていると「空きなし」となってしまうわけ。過去に戻るほどインターネットとか無縁だし、今でも宿泊サイトに登録しないような小さい宿って意外とあり、これは現地の案内所とかじゃないとわからない。こうした用途から、客が多く来るからって高飛車な態度でいると客を減らすことになる。なぜ、こんな当たり前がわからないのだろう。

 そらみたことか!と思うデータをマスコミが教えてくれた。滋賀県の宿泊客数が倍増なのだそうだ。滋賀県に何がある?と考えるではなく、京都がいっぱいだから近隣に流れたというのが理由。南北に縦長の京都府は中心部からしたら隣の大阪府や滋賀県のほうが近い。電車に道路事情も東西だから当然の結果。


 私が望んでた平成大合併も物別れに終わってた熱海市と湯河原町も、客の取り合いだから関係したくなく見える。そのくせ、「FM熱海・湯河原」だったり、伊豆新聞が関係のないはずの湯河原の話をちょくちょく出す。確かに静岡県熱海市泉である湯河原温泉の区域もあるから見捨てられないのもあるだろうが、熱海市観光協会としては関係してない感じがするし、神奈川県側が主体の湯河原温泉の組織ってことなんでしょう。だから湯河原温泉のイベントは住所に左右されず行われてる。
 住所では熱海市泉の側である千歳川沿いの桜は熱海市として無視しているが、宣伝すると神奈川県な湯河原に客が流れるからとしか思えない。イベント開催と同じで商業として湯河原温泉は一部が熱海市だが熱海の枠組みじゃないわけだ。過去には、箱根やら伊豆の一帯が一緒になって宣伝活動をしてきたが、コラボレーションで何かやったか思い出そうにも思い出せない(やっぱり競争相手)。富士山とか有名な何かに便乗して宣伝してる場合はよくあるが。何か、しっくりこない、過去と違って絶対的客数が減った今では競争の仕方が間違ってないだろうか?

大人の事情か無価値なプライドが邪魔をしてるのか?



 きのう、“イベントが被る”として書いたが、それと本件は矛盾していない。単発イベントで主催者も別なら同日にイベントがあって当然だから。 たとえ見ることができなくても選択肢が多いほうが行きたくなる。

本件では近隣の同一期間のイベントなら、分けずに宣伝したほうが相乗効果があるとしたい。

 客目線がわからないのと、宿泊業者が牛耳っていると正しい集客が出来ないと私は感じ取っている。宿泊業なら他の観光(宿泊)地と共同なんてお断りだろうからね。その考えは昭和中期頃までとちがって今の交通網からして時代遅れなのがわからないのさ。

 熱海で感じてきたのがそれで、宿の収容人数以上のことがやりたくない。だから事実上の下部組織であろう観光協会がとる基本はイベントを分散させる。同じ日になると「知らないうちに決まってた」とかいう声すら聞いたことがある。こっちとしては同じ日だったら行ったんだってことが解ってない。別の日だったら一つが弱くて行かなかった。

 そういう方針だから御神輿や山車が出ている後ろに絶対に花火が打ち上がらないのが熱海である。ほかの地域の祭りだったら、むしろ神輿の後ろに花火が打ち上がるほうが基本だから大勢が集まってくるのではないのか(花火は祭祀だから)。この人を集めるための組み合わせは祭りと花火とは限らないし、必ずしも同一時間に行う必要がない。昼間と夜で別々であったほうが両方見ることができることもある。


 全国的に見られるのだが宿泊業者が観光地を牛耳ると “催しによる希少性もしくは話題性集客”、ようするに「これは是非とも行かなければ」と思わせる事ができない。盛大なイベントで客を注目させ、そのあと「静かなときにまた来よう」となるのも宣伝の一環と考えることが怖くてできず平凡に宿泊客だけを得ようとする。そうして宣伝および経営方針のまずさから自転車操業に陥ってしまってる。指摘済みだが、宿泊のみ考えてるから一度に何万人も来る事を良かれと思ってなく、数千人がバラけて来ることを望んでいる。差し引き何万人かは彼らの客ではないが、街としての客であるのに得ようとしない。観光業って宿泊だけじゃないのに。

 コラボ広告としても地区内でしか考えないから隣の街と組むことはない。よって私たち旅行者は自分たちで複数の観光地を見つけてコースを組み立ててきた。多くの客に接している旅行業者のほうがよっぽど我々のことがわかってくれて、こうした作業を代行して複数の計画を立ててくる。

 たとえば、電車で他社の路線図は書かないような情報の閉鎖性は客のためにならないから旧来の日本ではやらなかった。ところが、最近では多数の事業で自分だけな情報発信を見かけるようなり、客としては情報の繋ぎ合わせを余儀なくされる。これはパズルゲームじゃなく、無駄な時間にすぎない。一言書いておけば済むものを、書かないばかりに、パンフレットやウェブサイトを見た大多数が問い合わせをしなければならない事も実に多いと感じている。何がおもてなしなのかな?昭和と違って日本人が劣化したとしか思えないのである。

 どんな偉い学校を出た人が経営してようが、客のことがわかってなければ失格だ。そういう経営者は事業として計算機代わりにはなるが、指揮者や計画立案者にはなれないのである。


お願いだから客のことをわかった戦略を立ててくれないだろうか
HISや星野みたいに自分が旅行客だったら実に簡単なことなのに…。




<参考 当サイト内リンク>
みなみの桜と菜の花まつり
雛のつるし飾り
湯河原温泉 灯りの祭典 (神奈川県湯河原町と静岡県熱海市に渡って場所利用)
千歳川沿いの桜
| emisaki | 20:12 | comments (0) | 旅・散策と行事::考察・批評 |
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