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ぶろぐん

昔からのデータ保存
 フロッピーディスク時代からある重要なデータの保存方法として言われてたのが、「3枚の法則」。これは、“1枚目を入れて読み取れないからディスクの不良だと思い込み、2枚目を入れて装置側の故障だと気づいたときにはフロッピーディスクは2枚とも破壊されていた” なんてことへの対処。理由は異なるがDVDなどディスクでも同じことが言える。3枚とまで言わなくても最低2枚は必要でしょう。

 雑誌やネット記事で何かと固有商品を持ち出してくるのは隠れ宣伝(カタカナ語で言うステルスマーケッティングまたはアフェリエイト「広告費稼ぎ」)だろうと防御機能が起動し、話し自体の信憑性がなくなる。宣伝がらみなら正しい見解を示すはずがない。

 写真関係で DVDでは記憶容量が少ないからハードディスクに保存のほうが修復時間が早いなどバカな記事を見かけるのだが、ハードディスクという代物は交換型保存媒体と比べると全てが読めなくなる高い危険性に常にさらされているから保管には向かない。別のハードディスクへ複製を作っておくのもお薦めだが、あくまで消えてもよいバックアップ用途にしかならない。

 データ保存でハードディスクを大量に使用している企業が数万台もの統計データを公表しているが、壊れやすい型番というのもあり、当方でも真っ先に故障したのはそこに記載されている型番でした。そのようにハズレ製品もあるわけだが、そもそもハードディスクは半永久的に動くものではなく消耗品だという世間認知度が低い。その統計では、電源の入り切り、発熱による温度と寿命の関係など都市伝説が否定されてる。

製品保証はあっても、データの保証は…ない! 自己防衛しないと。


 写真の補正や動画編集作業中に安全だからって個人ではハードディスク複数台をまとめて管理し安全性を保つ RAID LEVEL 6 や 5 どころか容量が半減するから RAID LEVEL 1 の自動複製すらやってないでしょう。私も SCSI の時代には十数万円の専用の装置を導入していたが、今では速度と容量の関係から普通の人と同じ状態。だが、不意のハードディスク故障への対策として手動で複製を作ってる。

 インターネット上にGB(ギガバイト)単位の領域を持っていたとして、光ファイバー回線をもってしてもデータの出し入れに時間がかかりすぎるから非現実的だ。容量の少ない重要なデータ置き場くらいにしか使えないし、そうなると保安上の問題も出てくるから結局どうでもよいデータ置き場にしか使えない。

 写真や動画データを保存するにおいて DVDやBDへの保存でも3枚の法則は生きている。 理由は、ディスク(媒体、メディア)とドライブ(書き込む装置、読み取る装置)に相性があり、経年変化によっても読み取りがしにくくなり、買い換えによって最悪は読み取れなくなってしまうことがある。


行っていることは、

・記録時にDVD/BDドライブを別ブランドで2台以上を使い分ける
・ディスクの銘柄を分ける (OEM品だと同じなので注意)
・数年後に作り直す または、新しい保存手段に移し変える

 これらを混ぜて使用することに加えて、データを分散させれば、どれか1枚が復活できない障害に見舞われても近いデータは救われる。その場ごとに1枚しか撮影してないようなら救われない。まだフィルム時代の感覚のように複数枚を撮影しない方々が年配などには多いため、撮り方から変えるべきでしょうね。記録媒体(SDカード等)はフィルムと現像料な時代からしたら桁違いに安いんだから。なかにはSDカードのまま保存する人もいるみたいだが、個人的な考えとしてメモリーカードのままはDVDの経年変化より信用できないものがある。

 加えて、DVD-RやBD-Rディスクに無名かつ某国製の使用はしない。テレビ番組録画用DVDレコーダーにて消えても良いと思って使ったことがあるが、案の定、真っ先に読み取れなくなった。


 かつては、SyQuestとかベルヌーイなるディスクのみ交換型ハードディスクや光ディスク(MO)がありましたが、それら系統は現状一般市場に存在していない。USBメモリーのよう形を変えてると思うが、価格が高いのと信頼性と未来を考えると長期的な保存媒体には向かない。今のパソコンにフロッピーディスクドライブがないようにUSB端子だっていつまであるかわからない。そんなに古くないのが早く消え去ってしまうのがコンピューター製品群。

   DVやHDV方式ビデオカメラと接続していた
   IEEE1394インターフェースだって最近のパソコンにはない!

 更にビデオカメラ自体だって過去に記録したビデオテープが読み取れなくなる恐れあり。下取りとか出さず所有してるが、放置したまま自然に壊れることはよくあるし、年数が経ちすぎるとメーカーも部品がなかったり修理を受け付けなくなることもある。何百本もあると、データ化して別途保存する作業だけで仕事状態になってしまう。金持ちなら誰か雇えばいいが、普通はそんな時間がない。こうして失われてゆくのか。過去を悔やんでいるのではなくテープやフィルムに比べたら「データ」という代物のほうが実に容易く消え去ってしまう。放送業務の中にテープなビデオカメラに拘る人がいる理由もそこにある。

 過去の写真フィルムをデータ化してフィルム自体を捨ててる人がいたが、そういう人はデータの管理もいい加減で、もし、CD-R(DVD-R)が読み取れなくなってしまったら集約した写真が全滅することに気づいてない。


 私はBDを信用していない。DVDと比べて汚れや傷に非常に弱いことが指摘されているから。当初はDVD-RAMのようにケースに入れた状態で使っていたくらいだから、根本的な問題がありそうで複数枚では逃げようがない。

 更に、BDドライブを購入してから、メディア(BR-Rディスク)販売メーカーを信用して大失敗した。DVD-Rでは定評の高かった太陽誘電ですが、BDは作っておらず「THE日本製」と書かれた国産OEM以外は全て台湾製だとのことです。確かに私の買ったののディスクIDは RITEK-BR0-000 でパッケージにも台湾製と書かれてました。DVDですら少ないのにBDともなると世界に製造してる会社は一握りしかないはずなので、ソニー、パナ、マクセルと選択肢が限定されそう。国産は1枚あたり100円は覚悟しなくていけない。国産DVD-Rが1枚40円(50枚パックの単価)、国産BD-Rが1枚100円(10~20枚パックの単価)だが、記憶容量が約5倍なので高いと感じるのは同じ形を見ただけの錯覚だと。BDの書き込みが4倍、6倍対応があるが、4倍速なら1枚あたり80円くらいで買うことができる。


データ保存に安全かつ人間の平均寿命くらい続く次なる装置を待っている。
| emisaki | 23:14 | comments (0) | 映像音声::考察 |
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