2015-01-20 Tue
昔のオーディオ時代から評論家という危ないひとたちは多く存在していた。彼らの誤認識によって無意味なところに大金をつぎ込んで音が良くなると妄想の世界に陥ってる方々は現在でもいる。さて、デジタルカメラにて過去より繰り返される画素数論評...なかでも大間違いに気づいてないのが、ハイビジョンや4Kでの画素に対して十分すぎる画質を持っているとか述べてる部分。文面から読み取ると彼らは1画素でカラー映像が得られると、いまだに思っているらしい。その論調なら4Kビデオカメラには830万画素で十分だということになる。
確かに白黒解像度としてしまえば正しいのかもしれないが、カラーが当たり前な我々消費者が知りたい真相じゃない。職業記者の雑誌やネット記事での論調は短時間しか使わないばかりか、技術面および撮影技能面でも素人としか思えない書き方が多い。知ってたらそういう書き方はしない。知ってて書いてるなら更にたちが悪い。
短期間だが大量の機材に触れてる経験と、ちょうちん記事を書くプロなのは認める。
彼らがそう書くから技術面の書き方で批評したのだが、消費者・使う側にとっての問題はそんなところにない。これはプロ向けの記者からして日本人の変な部分である。使うより、技術的にブツブツ書いたほうが楽だからであろう。
テレビ番組の家電芸人などと同じで機材評価記者とはメーカーに媚びてメシを食う「まわし者」でしかないのが残念。私は過去より外国語もおぼつかないのに海外の雑誌を好んでたのは、このようないかがわしい論調が劇的に少ないからです。国境がないネット時代を迎えて何年も経過してるのに「広告主は神様主義」だの記事しか書けない時代遅れの日本では何らか優位性の誘導ってのが多々あるので消費者として気をつけたいものです。うるさい日本人から正当な評価が下らないから日本製品は転落の一途。気づけば外国から袋叩き、そんなニュース、ちょくちょく聞きませんか? 自動車だって追従を揺るないほどの評価は過去の日本車であって今の日本車ではないのです。
雑誌記事は当然だが、ネット記事にもコメントは付かないため直接評価を知ることはできない。飲食では「食べログ」、製品では価格コムでのクチコミ投稿だが、評価アップ偽装や、客の無責任投稿がある一方、購入者からのカタログでは見えなかった情報が満載である。間違った内容には突っ込みが入るから利用者によって自浄作用もある。だからこそ「宣伝記事」より、あやふやな内容のほうが支持されているのだよ。よく初心者が仕様書も見ないで買って評価を下げてるのを見かけるが、それも多人数が投稿することによって影に隠れる。
ビデオカメラやスチルカメラの投稿を読んでいると、多くの場合は消費者に何か隠そうとして、買う前の注意書きが小さく気づかせないようにしてるのが原因。メーカー側の不手際・責任であるから改めるべき部分なのだが、こうした1件の苦情の存在すら認めたくないようだ。ネット上は知識に関して冷たいところがあり、無知で買った場合には消費者側の責任が追求されることが多い。だが、知識の乏しい初心者向け製品で買わせるのを最優先にして誤認させるメーカー側の責任は重たい。正しく説明し、対応してないなら上位機種を買ったかもしれないし、買えなかったとしても間違ったのを買わされたと主張されるより桁違いに良いではないか…。
この記事に対するコメントの受付は終了しています。
コメント
先頭へ △