2015-08-06 Thu
FDR-AXP35使用記#1より続く。新規カメラのテスト撮影で開催数の多い花火大会へ行った。ちょっとフォーカスが甘い感じがしたが、以前の機種より鮮明に映ってる。ひょっとするとレンズの品質も入ってるかもしれないが、フォーサーズの4K動画でさえ周辺部が流れてるのが判別できるくらいなのに、ちっちゃくて10倍ズームでは期待しちゃだめなわけです。35mmなデジタル一眼レフカメラが4K動画に対応すれば画質も得られそう。花火ならデジイチ用レンズでは無理な動画でのズーム操作も不要だから綺麗に撮れそう。
捧げる言葉がある 「好きこそものの上手なれ」。これじゃないから各種製品でロクなのが作れない...
デジタルカメラは解像度も画質も既に実現してますから、あとはH.265(HEVC)などリアルタイム圧縮が低電力低コストで実現可能かでしょうか。これは写真の処理とは桁が違うから、当面は今のビデオカメラと同じH.264でXAVC、XAVC-Sに対応してくるかもしれない。キヤノン XC10 みたいに個人でも買える値段だが業務用フォーマットだと扱いにくいし、CFast2.0カードが現時点では安くて数万円だから4K録画の容量を考えるとカメラ本体の価格を上回ってしまう。4K対応したとしてもデジイチに搭載は、まだ何年もかかりそう。
今回、花火は撮影の一部でしかないからビデオカメラを買ったわけです。カメラワークが必要になってくるシーンに、デジイチ動画なんて見苦しい映像しか撮影できない。そして、空間光学手ブレ補正は恐ろしいほどの性能。もっと前の機種から買っておくべきだった。ステディカムマーリンを使わせてもらったときに欲しいと思ったが、数万円(当時10万円)もして、邪魔でもあり、調整も大変だと考えるとコストパーフォーマンスが悪かったが、それが内蔵されてしまったようなもの。
さて、購入前に他者の投稿も読んでいますが、YouTuberの前から存在している個人宣伝マンが多くて困った。たいして参考にならないし、借り物で自分で持ってないのがバレバレな書き込みも多い。どっかの店員が書いてる間抜けなのもあったが、AVケーブルはHDMIしか付属してないし、ACアダプターは付属しているから別売じゃないよ!販売店のくせに、いい加減なのまであった。
・録音レベルをマニュアルにして、自動、再度マニュアルにすると前の設定がリセットされる
過去を知ってるほど、どうしてこんな間抜けなことをするのかと思ってしまう。細かくも過去の製品作り思想を忘れたから製品が売れなくなるのも当たり前、自業自得で、頭脳はあっても商品の使い方のわからない開発者の程度の低さを知る。もちろんこれはマネシタさんでも同じ、テレビも録画機も使いもしない奴が開発してるとこうなる。
他社のカメラでの録音レベルだが、AGC(自動)と手動の変更で手動の値がリセットされたりはしない。もちろん手動がないって機種もありますが、それは論外ってことで。
この経験を経て、「動画撮影用マイクの選定」で探ったマイク・録音機能付きオーディオミキサーが急浮上した。それらなら手動が主体であり、AGCを搭載している機種でも手動に変えようともアナログなボリュームのためリセットされようがない。
あとは個別のリミッター性能で音つぶれの耐久度だが、金儲けでリポートしてるような連中は、かゆいところに手が届くようなレベルじゃないから、そんな話題にはかすりもしない。花火だけじゃなく音楽(演奏)の録音など他にも考えられるのにYouTubeの個人宣伝なんて見るだけ時間の無駄でした。広告で儲けてると本質を見失いますから。
※ 対処法ほぼなし: 手動にしたら自動に戻してはいけない。手動があるだけマシと思うしかない。
※ メーカー側の対処: 数ビットの記憶域があればファームウェア変更で可能だろう
・ズームの動きが機敏に (部品:個体差の可能性もある)
急に動いてしまうため、最悪のド素人映像になりやすくなった。これを避けるためにはズームを全面のリングに割り当てるしかないが、それだとフォーカスが操作できなくなる。FDR-AX100まで大きくなくても、この筐体なら直進式の小型ズームボタンは付けられたはず。
他に使ってた機種と比べてだが、体が覚えてるズームレバー操作からすると変。そこから調べると、ワイド側とテレ側のチカラ加減が違ってる。ワイド側は強く倒さないと動かないが、テレ側へ同じチカラで動かすと急激にズームインしてしまう。急激なズーム操作は見苦しい映像。
本来の直進方向なズームと違って垂直方向に向けた操作をさせるなら握るほうが指を動かしやすいため、テレ側のほうを固くするのが筋ではないのだろうか?
統計にならないが、うちにある他の3機種を操作してみたが、ほぼ同じチカラ加減か、テレ側のほうが若干きつくなってた。尚、自分の指の反応や思い込みを防ぐため、正面および反対側にして操作してみた。これは微妙だが、ズーム操作には影響する。
※ 故障(部品の質)かは不明。
個人的であるがプロジェクターなんていらない。Wi-Fi付いてるなら映像飛ばしてくれたほうがありがたいし、地デジ以降はホテルのテレビもHDMIが付いてる。内蔵のほうが安上がりはわかってるが別製品が出てる以上、ならばファインダーとプロジェクターを別売にする方法がある。今までの製品は、何も付いてないか、両方が付いているかの選択肢しかない。
USBとかもだがHDMI端子も物理的に大きさが3段階あるのが面倒くさい。過去の製品を含めると、この3種類の端子が全て使われてきて現在の一番小さいのになった。1台しか持ってなければ面倒ではないのだろうが複数台を使ってると、いちいちテレビまでケーブルを交換しないといけない。よって、当方では新たにさぽっぽだけの変換プラグを調達するつもり。ケーブル自体はフルサイズで、あとは変換プラグによって、ミニとマイクロなHDMI端子に変換。
同様に前機種からなのだが、USBケーブルが直付けってのは呆れてる。あんな短いのでは外部機器、ノート型PC等と接続できない(接続しづらすぎる)。従来ならUSB-A型とUSB-ミニBの1本で各種使いまわせたのだが、これによってUSB端子をもう1個使われることになった。もしくは家庭内互換性を取るために、USB-Aメス→USBミニBメスという変換プラグを用意するか。ケーブル代より高くつくが、面倒くさい抜き差しが防げる。
マルチ/マイクロUSB端子とあるよう、そちらもマイクロUSBメス型として使えるようです。どちらにせよケーブルが別に必要
・音声の記録方式を選択できない
EOS MOVIEでもだが、映像が圧縮されてると非圧縮の音声ファイルが重荷になることが多い。
MP4を選択した場合にMPEG-4 AACとなり、XAVC-S 4Kの場合は2チャンネルではL-PCMと強制的である(5chを選べばAACしかない)。XAVC-SではAACを選ばないのか仕様にないのか?知らない人がいじくらない部分で選択肢があってもよさそうだが、このほかの面でも、
なぜそれを選ばせてくれない
って部分が多々ある。もちろん近年のソニーの傾向であり、発色が家電カラー(素人が喜ぶ現実と違う派手色)になってることからもソニーがソニーでなくなってしまったことの表れ。例えるならテレビ東京というマニアック支持が日テレやフジのマネをしようとして大失敗してきたのと同じなのが初心を忘れたソニーの思想だ。
ピクチャーエフェクトって選べば元には戻せない遊び効果は付いてるが、デジカメなら当たり前についてる色調やコントラストなどは選べない。シーンセレクションはその意味とは違う。映像処理プロセッサー内部で調整できれば編集ソフトで調整するより早い。
・ソフトウェア(ファームウェア)の質が低い
ビデオカメラではなくデジタルカメラの動画だが、パナソニックやキヤノンを買う理由の一つに Magic Lantern がある。ツボをおさえてるような機能が多々あり、数々の撮影を助けてくれるため、それなしではいられなくなってる。ハードウェアはそのままで、ソフトウェアだけをいじくっているため残念なことに、
メーカーの不甲斐なさの証明
でもある。
ソフトウェアを変更しただけで可能ってことはメーカーの怠慢以外のなにものでもない。保証されない点は利用者が報告しているので問題ないが、大手メーカーは我々デバッガーをクビにしてきたよう、検証・検品作業というケチって信用を失墜させてしまった。当然ながら、設計時点から、なぜクチを挟ませないのだって部分がよくある。
楽するために重要な機能を削り、消費者からそっぽ向かれた
世間がアップル社を知るのはiMac, iPodだろうが、もっと昔のMacintoshの頃から利用者が次の仕様を作ってきた。INIT/CDEV コントロールパネルや機能拡張と呼ばれてきたユーザーがプログラミングしたものが後日のシステム標準機能として組み込まれていた。
ところが、他社の最近機種から何も得ることはせず、ファームウェアハックの Magic Lantern 機能の足元にも及ばない。デジタルカメラではないがソニーのビデオカメラにも Magic Lantern を熱望するから、わざと情報を漏らして欲しい。可能なら俺が作りたいくらいだ。
撮影における操作性が著しく悪いからである。
せめてもう一つ回転式の操作系があり自由に割り当てられたら格段に操作性を上げることができたものを。
→ Magic Lantern 無保証だが外部の人が操作性、設定などを書き換えた素晴らしいプログラム「ファームウェア」)
・HDMI出力はハイビジョン [2K]
本体で4K出力はできない。現在、2KハイビジョンではBlackmagicDesign社の製品を使って非圧縮でパソコンに取り込んでいるが、4Kな製品を買っても意味がないことになった。圧縮録画ファイルを使えばいいだろって言うかもしれないが、では、なぜ4Kキャプチャー製品なんで発売されるのか? 2Kだって同じで、ファイルサイズが莫大になろうとも非圧縮であることの互換性および取り扱いの楽があるからだ。それには、おそるべき高速なハードディスクまたはSSDが必要だけど。
単純な再生でも FMP-X7 なる4Kメディアプレイヤーを買う必要があるのか。その製品の主体であるスカパーチューナーは関係ない。ソニーの4Kテレビで言うなら、そのチューナーも内蔵されてるわけで、メディアプレイヤーと呼ぶなら何のためにあるんだ?ってことになる。H.264, H.265(HEVC)デコーダーをどこにでも搭載できるほど部品代は落ちていないので無駄。
カメラ側が2K出力なのは値段など仕方がないと思われるが、まだ2K表示と考えるなら問題がないが、4Kで見ることを前提としている4Kテレビ、および、4Kメディアプレイヤーの対応が意味わからない。現行ハイビジョンのようテレビ側にSDカードの差し込みなんてないようだ(ウェブサイトを見る限り)。それともWi-Fiでビデオカメラに入ってる動画を再生できるとでも? α(アルファ)には書いてあるんだが、ビデオカメラの項目には書いてないんだよ。
<値段差を思い知る>
部品代の違いがあるから販売価格より差は縮まるものの、40万円越えなα7R II は撮影時液晶パネルおよびHDMI同時出力[2K]に対応していた。さらに再生ではHDMI 「4K動画/静止画出力」対応と仕様に書いてある。
ところが FDR-AX30, FDR-AXP35の仕様書には「HDMI マイクロコネクター(出力のみ)」とだけしか書いてない!
<購入者全員プレゼントキャンペーンが見えてきたぞ>
購入者が応募すれば全員に1TBのハードディスクと接続ケーブルをプレゼントするってのは販売促進じゃなかったんだ。外付けハードディスクに保存して、それをまたテレビとUSBで接続するわけか。じゃないと4Kで表示できない。
買う前に知らなくてはいけない条件が全然説明されてないよね。
知りようもない人たちが、買ってからバカヤローって言うはずだよ。
パソコンで4K動画を編集して、それを4Kテレビに表示するってのも、まだ2Kのようにはできない。家庭内Wi-Fiか有線LANで可能なのか?ファイル形式に柔軟性がないから無線接続されたとしても現実は厳しいだろう。 Adobe PremiereProを使っても編集後に XAVC-S 形式として書き出すには数万円の追加投資が必要である。まあ、MP4で大丈夫だろうがね。書いてないんだから知らないよ。音声だってAACだのAC3だのってあるのだから。
推測じゃなく素人目線で見てみると、何が可能か全く見えないんだ。
知らない人は、その疑問にすら辿り着かないだけ。
・MP4コンテナのみの不安
MP4コンテナ、MPEG-4/AVCなら再生互換性が高いとしても、部分的エラーへの対処としてはパケット構造であったAVCHD(MPEG-2TS)時代のようにはいかない。メモリーの障害によって断片的にデータが失われてしまった場合には?
大雑把にはMP4でも似たようなもんだが、Transport Streamのように、ぶった切って救えるような形式じゃない。みたところデータ修復するソフトは付属していない。メモリーカードはエラーしないのが前提のようだが、過去の製品を使ってるとカメラの内蔵メモリーだって使ってるうちに怪しくなり、当初より電源投入時の認識時間や初期化時間が長くなってるのが現実(もちろんフォーマットして使ってます)。
・メモリーのアクセスランプ[LED]が蓋の中 (アホか!)
・赤外線LEDが搭載されたが、可視光ライト[LED]およびフラッシュがない。
HVL-HFL1は生産完了、在庫なしで端子も変換が必要。ハンディカム用のフラッシュ現行品はない。α用のも対応機種として出てるのは、HVL-F20M(14,880円+税) HVL-F32M(29,800円+税)。ほかの製品もマルチインターフェースシューがあるが、対応になってなく4~6万円。ホットシューとして一般フラッシュの点灯は可能だが全く調光はしないので、明るさ、絞り、発光量と全てが手動となる。
HDR-AXP35については、また何か見つけたら追記する。
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