2015-10-24 Sat
まず細かな調整ではないが、色温度設定は屋外(太陽光)・室内(電球)・ワンプッシュ(撮影画像から固定設定)・完全自動(オート)の4つしかない。よって室内っても蛍光灯では合わない。自動かワンプッシュの手動で合わせるしかない。色温度による設定がないのでミックス光源や色が変化する場所では困る。これを少し救うのがホワイトバランスシフトで、いちいち別のメニュー(ページめくり、階層構造)を辿って設定しなければならない。しかもホワイトバランスシフトは中途半端で使い物になるとは言いがたい。色温度の数値設定、2次元化の色空間図での設定、マルセル表の調整など、どれか一つあれば救われるものの何一つとしてない。救いはオートが素晴らしく機能するってことだが、外れるとどうにもならない。このように機能不足とユーザーインターフェース(操作性)に欠陥がある。
「色合い」は私は馴染んでるが、静止画しかやったことがない人にはわからないらしい。パナは4Kフォトとかやってるし、ソニーも4Kテレビで写真を映すわけですが、テレビの色合いじゃなく、世界的な色調整手段を搭載すべきなのだ。
メニューですが、再生画面は見た目を良くしたフリをして操作しにくさが目立ち、階層を増やして操作回数を増やしたことが各所にみられる。タッチパネルを採用してるなら特許料を払ってでも現時点で良しとされる操作性を導入すべきだった。
ソニーの所有機を思い起こせば以前、十字式の分離されたボタンより、ジョイスティックのほうが格段に便利だから家電にも採用してきたのだと思う。マウスと同じスクロールダイヤルが付いてるのもある。小さくて使いにくいというミスを犯してるが初代ハードディスクTVレコーダー SVR-715 のリモコン、初代の地上デジタルTVチューナー DST-TX1 本体、ほかスカパーのチューナーのリモコン等にも付いており本体のCPUが高速であれば機敏に操作できた。しかし、近年では使いにくい操作系がお好きなようだ。1円でも部品代をケチって客を逃がしたいようです。
大手の場合ほど関心がなく開発にいる人材が増え“好きこそ物の上手なれ”が機能しない。
ニコンやキヤノンのカメラのようダイヤル式にて2軸(2次元)のメニュー構造のほうがよっぽど早く操作できる。ダイヤルがレンズ部分の一ヶ所しかなくなったのなら、タッチパネルでやりようがあるだろう。
古臭いかもしれないが確立されてるメニュー構造をするならば、項目名が即座に見えて違ったと思えば別のプルダウンメニューに移動できるが、以前からのソニー式はメニュー項目を出すため何度もスクロールさせてからメニューの階層に入るまでサブメニューは全く見えない残念な仕様だ。
現在の最上位メニューも用意するまでもない実にくだらん。こういうことも含めて、物理的機械の故障は別だが、ソフト上の動作の保証はしなくていいから情報を漏らしてくれて、操作性や設定に関するファームウェアは俺たちに任せろって言ってるわけだ。過去、LANCの操作手順についてソニーから技術資料が販売され私も買ったが、なぜそういうことができなくなっちゃったんだろうね。
間違っちゃいけないのは、我々が使いにくいと言ってるのなら一般の利用者はもっと使いにくいってこと。設定の中身に関してはマニアだからってのがあるが、操作性に関してはマニアだからどうのってのはおかしい。分かりやすく素早く目的に設定に辿り着けるかどうかだ。
多数の機種にてズームレバーの機敏な動きは多くの人がネット上に苦情を書いてる。
・画像調整ができない
これは素人向けの話じゃないにしてもデジタル一眼カメラなら存在している。だから一般向けではあると言える。「色の濃さ」「色合い」「コントラスト」「シャープネス」などの設定があるが、これらのどれも設定することができない。
何か設定が変わる可能性があるとすれば「シーンセレクション」だが、これを変えたら真っ当な撮影ができなくなる。そのくらい状況が違う設定だから。夕方にゲインアップを抑制しようとして「夕焼け」なんてモードを選ぼうものなら色が変わってしまう。書いてある通りの状況に合わせるだけなので「風景」にすると近くにピントが合わなくなる。
※ FDR-AXP35ではゲインアップは抑制できます。こういうところだけ放送用機材より細かい。
上記は画質に関することだが、撮影時の基本設定についても調整範囲が狭すぎて意味をなさないのがあり、逆光補正は、その名の逆光を補正しきれず、AEシフトは範囲が狭すぎ、安いカメラレンズの絞りは画質を低下させるためシャッタースピードの設定にて調整するしかなくなってる。これは何年も前の機種から全く進化してない。この調整を獲得するのに数十万やら何百万円のカメラを買えというのは論外である。デジタル一眼動画なら誰だってできるのだからね。
こっちだってカメラワークに問題さえなければ画質は格段に良いんだからデジイチに一本化してますよ。でも元が静止画カメラの動画撮影として真っ当なズーム操作を行えるレンズがここで話す範疇に存在しない。それにデジイチで空間光学手ブレ補正は不可能だ。
前に書いたようFDR-AXP35のズームレバーは反応しやすくド素人映像を作り出す状況である。どういう感じかと言うと写真機レンズの超音波モーターでオートフォーカスが駆動するみたいに素早くズームが動いてしまう。これを避けるには現場の状況を度外視して、そーーーっと触らなくてはいけない。この欠陥が外部リモコンで救えるならリモコンを買う。
純正の RM-1BP が“多段階可変速ズーム”と書いてあり更にスピード3段階切り替え、安価な機能制約形だと私が使ってる Libec の三脚用だと ZC-3DV というのがある。どちらもLANCなので、LANC→A/Vリモート端子、A/Vリモート端子→マルチ端子(SONY VMC-AVM1) と変換がごちゃごちゃする。通信上の互換性はあるにしても、端子も年式も違い動作保証がない。
直接接続可能と言えば リモートコマンダー RM-VPR1 があるが、これは写真機のα用として出てきたもので、一応ビデオカメラも対応機種には含まれている。値段が安いのでズーム操作のちから加減については怪しいかもしれない。そして何段階というのが書いてない。過去のA/Vリモート端子用のリモコン RM-AV2 のクチコミを信じるとすれば2段階だと書かれているだけに心配だ。ネット検索してもαで使ってる人ばかりでズームに関しての情報がない。ソニー系の販売店はハンディカムでも使えると書きなぞってるだけで使えない情報しか見つからなかった。
さて、どうしたものか、銀座のソニービルにあるなら試せるか。
<追記: 2015年10月25日
銀座のソニービルに行ってきた。GP-VPT1(グリップ型)およびRM-VPR1があり使うことができた。できるだけ弱い力から与えて見ましたが、どうやら2段階のようです。遅いほうはゆっくりとズームができますので、値段的に妥協することもできる。段階的な操作を行うには上位のリモコンを買うしかないが、RM-1BP は業務用になり、更に端子変換を繰り返すため、わからないとのこと。突っ込んで調べてはもらいませんでしたが特機となると休日では無理でしょう。
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→ RM-1BP
→ GP-VPT1
→ RM-VPR1
最近のAV家電は本質を忘れて売るために不必要な機能ばかりを搭載して販売数を下げてきた。こうるなと次期モデルにおいても基本性能の問題点は解決されず、H.265圧縮、HDR動画だのに対応してくるかもしれない。それはそれで良いことなのだが、その前にやることを忘れている。TV録画機が全チャンネルだとか思考停止して力技に走ったようなことをしたら客も見放すでしょう。
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