2015-10-28 Wed
二番煎じとか言ったらそこらじゅうに存在しているのだが、伊豆の事業者のやることは とにかく遅い って特徴がある。過去に旅行者として批判したのが手前の駅に駐車して電車とバスを使えって切符だったのだが、もし関東から自家用車で行くなら伊豆高原駅で駐車して河津へ行けとか実にアホらしい。こんな割引切符は去年あったっけ? 以前はバスの往復割引だけだったと思うのだ。今回の「河津七滝・おさんぽきっぷ」の内容をみると、聞いたことがあるぞと浮かんだのは「みさきまぐろきっぷ」(京浜急行)で、内容はそっくりである。伊豆半島でお得意の遅すぎる真似事が始まったようだ...
この割り引き切符を推測すると、近隣に宿泊した客のみを相手にしているようだ。だから、発売が伊豆高原、熱川、稲取、下田に限られている。
<当方が知ってから割引切符の変遷>
河津七滝散策きっぷ フリー区間:河津桜観光交流館~河津七滝・水垂 500円
天城峠散策きっぷ フリー区間:河津桜観光交流館~河津七滝~天城峠・水生地下 700円
↓
河津七滝散策割引乗車券 河津駅←→河津七滝または水垂 往復のみ(途中下車不可) 1130円
↓(併売)
河津七滝・おさんぽきっぷ 発売駅[伊豆急]→河津駅←[バス]→河津七滝・水垂+飲食か入浴
批評済みだが電車で行く側にとって問題ありだったのが、河津七滝へゆくバスの割り引き切符が河津駅から500メートル以上離れた河津桜観光交流館を起点としていた。割引切符は河津桜観光交流館で買うことになるため河津駅から歩く必要があった。それでも劇的にお得になっているため、帰りは河津桜観光交流館から河津駅まで別途支払いをしても十分に安かった。高齢者が多いことを考えて本数の少ないバスの乗り継ぎを余儀なくされたから取り上げていた。
ところが、後から出てきた割引切符は、乗り降り自由から往復となり悲劇的な値段になってしまった。こんなことなら前のままのほうがよかった。当時から現行運賃でもお得額は数十円ですから利便性を考えると、わざわざ割引券を買いに行かず普通に乗ってもよいくらい。
<河津七滝・おさんぽきっぷ考>
伊豆高原駅からの設定料金 2140円
・交通
伊豆高原→河津 820円
河津駅→河津七滝 600円 (河津駅→水垂 660円)の往復
・1つ利用可能な付属クーポン券 参考価格
天城荘 立ち寄り湯&大滝見学 1500-2000円(大滝見学のみ設定なし/源泉掛け流し)
七滝温泉ホテル 立ち寄り湯 1000円(源泉掛け流し)
青木の坂 立ち寄り湯 1000円(循環ろ過式)
中瀬隠居 自家製梅干し塩セット 値段不明
七滝茶屋 名物いちご生ジュース 525円(2014年の値段)
七滝観光センター あんバタわさこ&ソフトクリームセット 600円
だるま茶屋 わさび丼 650円
一休茶屋 わさび丼 700円
出合茶屋 ところてん 500円
※ 料金改定、税抜き税込みなど違いがあるかもしれません
「みさきまぐろきっぷ」のように安くていいなぁ~とか思ってると、気づく。河津七滝・おさんぽきっぷに含まれる伊豆急行線部分は片道料金です。伊豆高原から考えると、820 + 660 x 2 = 2140 って値が何か胡散臭さを感じさせる。片道なのは想定している客が観光客だからでしょう。
上記の変な合致してる料金体系から交通期間は負担なしなどとは言わないが他の割引切符から想定される負担率からすると、客寄せと称してこれを行うことで泣かされてるのは店舗じゃないのかって心配。大滝は見学だけはやってないので、これを使うと温泉に入らなくても見学できるが、見学料金が高いなって計算にもなった。立ち寄り湯は放置しててもカネは生まないが、飲食店だと使われるごとに経費も出るからだ。
想定が観光客となると伊豆急行線が含まれる必要があるのか? 伊東駅からの設定はないため伊東~熱海方面からの客は想定しておらず、たぶん発売駅を利用する宿泊者しか相手にできない小旅行券となっている。
客としては個々にお得な使い方を探ろう。
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