2015-11-04 Wed
伊豆急行線 一日乗り放題 「伊豆満喫フリーきっぷ」 大人1700円 小人850円利用期間 2015年9月1日~2015年12月28日、2016年1月4日~2016年1月31日
営業キロ運賃が小田急の3倍高い伊豆急で、一日乗り放題1700円は超お得だ。
劇安なのに観光客が使う上での問題を考えてみる...
本当の伊豆満喫な切符と言えば、今はなき「伊豆フリーQきっぷ」かな。東京から1万3千円少々で、熱海・三島まで新幹線(指定)で往復でき、特急踊り子も使えた。特に東海バスの定期観光バス路線が大幅割引になったのだが、ほぼ知られてないと、いつもながら伊豆方面での宣伝力のなさに落胆したものだ。リーマンショック、東日本大震災と閑古鳥が鳴く時期に消滅。定期観光バスも閑古鳥が鳴いてて壊滅状態。
伊豆急行線も一時期コロプラとタイアップで3000円の一日乗車券が販売されていたが、それはゲーム利用の一環で売られたものであり伊豆急は一日乗車券を通年で売らない。東京から行く場合、「南伊豆フリー乗車券」6160円が東京都区内から伊東までの往復と、フリー区間である伊豆急や東海バス(河津駅より南)の乗り降り自由が付いていて2日間有効だから例え3000円で売られても相手にされない。
この「伊豆満喫フリーきっぷ」も熱海~伊東あたりに宿泊の人が使えるかもしれないが、買うのに面倒くさいことがある。発売当日限り有効とあるので事前購入ができない。販売は伊東駅みどりの窓口(営業時間06:30-20:00)ということは途中駅でも買えない。単体ではお得だが関東地方から直接行く場合には他の割引切符があるため意味をなさない。
熱海から行く電車も観光するような時間帯は伊東駅どまりの電車じゃないため、切符を買うために伊東駅で降りると次の電車まで30分以上、50分も待たされる時間もある。乗務員が入れ替わるが伊東駅の停車時間は1~2分で、5分停車するのはごく稀。改札口前のプラットホームに停車すれば買ってから同じ電車に乗れるかもしれないが、高齢者には無理だし、万が一、みどりの窓口が並んでたらアウトだ。伊東はJR東日本の駅だし通年販売じゃないから券売機で売る可能性がない。
なんだか非常に残念な状態になっている。もっと田舎だと車内で買える可能性もあるが、駿豆線みたいに中途半端にリストラがすすんでいると車掌がいないので、何かと無理な状況ばかりだ。1~2時間も次の電車がないところを除き、単線で駅ですれ違いがあるとバスのように自由な運行調整もできない。
きっと、ここの流れで示す乗車券類は伊豆の観光客の全員に近い人数が知らないだろう。
JRの切符もだが、利用者がいないのと、知らないのでは分けて考えないといけない。
<追記: 2021年6月30日で「南伊豆フリー乗車券」廃止>
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