2015-01-31 Sat
今月は誕生会が多い。2015年1月31日 えび~にゃ4歳のお誕生日パ~ティ~ (誕生 2011年1月28日)、2015年2月1日 あゆコロちゃん お誕生日おめでとうセレモニー (誕生 x年2月1日)、2015年2月21日 さのまる4回目のお誕生日会 (誕生 2011年2月25日)。イベントはないが、カナロコ星人(誕生 x年2月1日)、あたまがふくしまちゃん (誕生 x年2月9日)。彼らは成功している部類。誕生日イベントやらなくても、参加できなくても他のキャラクターとSNSやらメッセージ配信しての交流をやってますね。この誕生会のお友達参加の方法論としては、観光地が各都市と連携してたり、姉妹都市とか結んでいるのと同じ。それがわかっていながら着ぐるみの運用方法がわからない地域は、シンボルマークかイラストが三次元化した程度にしか思ってない。基本的にご当地キャラ運用は出費=宣伝費なので、即座に効果や儲けを期待するようなら無理...
いくら大都市東京だって商店街程度のキャラが地方へ行く意味があるのか?と瞬間でも思ったら将来の展望が見えず、目先の損得でしか考ることができてない人である。東京から見たら田舎の商店街である岐阜の柳ヶ瀬だが、そこがやったことと、商店街キャラが引退してからも各地からキャラクターを集められるイベントを開催できてる。こうした成功事例がない段階であると理解を示せない地域が多いようだが、そういう地域は自ら道を閉ざしてしまってる。大多数の地域がそうした頭の固い連中の集まりだから、“非公認”という登場の仕方が多いのだと思う。
(ご当地キャラは方法の一つでしかない。企画は無数に存在する)
非公認は活動財源がないため非効率なことを強いられる。投資ファンドならリターンがあるが応援は寄付同然で売れても何もなし。自治体キャラが宣伝でタダでくれるものも、梨の妖精のシールを初めて買ったときは800円と900円で異常な高値だった。ここが自治体宣伝キャラと企業キャラのギャップが大きくなる理由。
(人気が出ると寄ってくる悪党にそそられ初心を忘れるから 「暗黒面に落ちた」 と表現)
グッズ販売も数の理論によって差がでている。有名キャラのは価格に対して品質が良い。有名じゃないキャラだと高い、高すぎると感じてしまう。また、ブームに乗じて寄ってくるグッズ製作会社に引っかかってるから、キャラクター部分だけが違う同じ製品が蔓延している。その地域だけしか見ないと気づかないのだろうが、我々みたいに各所に行ってると見えないものも見えてくる。この市場調査してない事の結末は、通常の観光業にも通じてるから同じ失敗を繰り返しているのだ。
今より前に追ってたテレビ局キャラクターグッズも何らかの差があり、同じような大きさの ぬいぐるみ が、N局は1200円で、T局のは2800円もしてた。作りとしてはN
局のほうが複雑だから原価の問題ではないね。別の局で商業デザイナーに依頼してるキャラのグッズが高かったのもあるし、権利がないと使い勝手が悪いのもある。その時点で後に起こる ひこにゃん 訴訟の問題は見えていたんですよね。だから全国的に権利は買い取りでってことになったと。
(アルクマもJRがデザインしたものなので著作権を長野県が買い取った)
観光での各地の連携を例、ご当地キャラも他の場所に参加しまくって連携度が増すごとに自らの都市でイベントを開く際には大勢が集まってくれる。例えば、“港” では函館・横浜・神戸・長崎・新潟の個々での祭りに集まって告知活動を行ってるが、ご当地キャラの場合は5つ程度なら無数に行われ、通常なら十数体、有名化してきたイベントなら数十体から百体以上が参加する大掛かりなものとなった。それだけで昔からある “祭” を凌駕する参加人数・経済効果のもある。
元祖と言える “ゆるキャラさみっとin羽生”(現・世界キャラクターさみっと)、埼玉県の羽生に何があるのか?と言われると何もない。 観覧客も参加総数の割合に応じて宿泊やら市内の経済効果がある。福島県白河市(ご当地キャラこども夢フェスタ in 白河)も突然始まったと思ったら数十体が集まる。なぜ、宇都宮でもなく、郡山でもなく白河なんだって疑問はあるが、開催地としては見事な成功。
そのように何もないようなところからでも生まれた勝者はイベント開催地となってる。だが、既にイベントは飽和状態であり、いまから始めたところで無駄だから後発組は参加する側にしか立てなくなってる(言わば負け組だ)。ご当地キャラは数千いると言われてるから開催できないわけじゃなく、こじんまりと集まるくらいでは宣伝力には欠ける。
この関連の話は過去のブログにとっくに書いてるほどだから、その筋の人なら誰でもわかったはず。なのに成功しにくいのは役所と似た考えしかできない企業体が、ご当地キャラを動かしているからだろう。逆に金儲けの企業が絡んでくると嫌われて集客力を失う。
そうでない役所もあるけど日本中からしたら一握り。
ご当地キャラを一過性のものと捉えているか、ミッキー、スヌーピーにできるかも、そうしたあやふやな連中にかかっているのである。くまモンの例は特別な中の特別であるが、ほかの多くでは扱いがいい加減に思えてくる。ゲーム業界は自由を阻害してまで検閲を設けて駄作が出てくるのを阻止したように、何かすべきなのか、それとも自然淘汰を待つべきか。
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