2015-12-18 Fri
旅は道連れとか言うし、花火なら待っている間に初めての人たちと会話が進むことがよくある。その中で写真を撮ってる仲間だと、パンフレットや宣伝ポスターの写真の苦情を耳にする。「あんなの有り得ない」とかいう具合にね。このような点において法律はどのように規制をしているのだろうか?
嫌いだとか気持ち悪いだとか差別的な少数の大声で宣伝ポスターが取り下げられた件は報道もされているが、「そんな花火の打ち上げ状況なんて有り得ない」とか、「そんな桜並木の状況になんてならない」と明らかに現実ではないのに指導とか法的に問われるなんて話は聞いたことがない。なんか真逆の反応だ。
宣伝用の画像処理写真はOKで、自分勝手な好き嫌いならNOを出せると。美容整形して別人に見えるよう十分に度を越えた修正であると思えるのばかりなのだ。海外だとフェイクと書く代わりに有名画像処理ソフトの名称で「それフォトショップだろ」のように固有名詞が「修正」の意味としても使われている。
私がよく知ってる分野として花火大会があるが、有名かつ素晴らしい花火大会ほど前年度に誰かが撮影した写真がそのまま使われており、余計な小細工はなされていない。怪しげなところほど人寄せのために、少しでも良く見せようと有り得ない合成写真を使ってたりする。
私が昔に熱海を選んだのは年に十回以上やってるから、失敗覚悟で色々な手法を試せるからである。遮光中にNDフィルターを出し入れすることで星との合成の挑戦もその一つで、腕が追いつかなければ頭を使おうと思っただけ。
念のため、長時間露光、遮光など光学テクニックは合成ではなく、合成とは同じ場所で撮影したとしても別のものをコンピューターなどで重ね合わせ宣伝のために現実離れした処理を施すこと。 最近のコンパクトデジカメはカメラの中で様々な処理を行ってしまい、それはノイズ消去など認められることを逸脱してきている。それはどう扱うのか?
同様に桜並木の宣伝写真でも花だけじゃなく青空などを含み現実離れした色をしていたり、全体が同時に満開にはならないとか。ほかに、まるでホテルの広告写真みたいに周囲の道路、電線やら見た目が悪くなるものは見事に消されてたりする。もはや嘘でしょ。
異常な宣伝によって見に行った客が落胆することもあるわけで
ここで示した過度な修正について、論じるべきではないのか!
外国人旅行者が増え、日本は食品サンプルとおりのが出てくると語られているが、宣伝写真通りの景色が見えない観光宣伝写真は、いかがなものかな。
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