2015-02-23 Mon
テレビ朝日「はじめて○○やってみた」にて開業までが紹介された。宣伝としてはマイナスだが、我々にとってはプラスとなった内容で、意外にも おぼつかない支配人だということも判明した。まあ、何もなければ清掃やベッドメイキングを除いて一人で回してるところもあるくらいだから、ビジネスホテルなんて素人同然でも構わないってことなんだろう。そう感じますよ、あの能力では。利用者の大半はチェックインしたら帰るまで誰にも関わらないんだから目に見える部分であれではねぇ。観光地の旅館・ホテルだったら長年の経験なしでは務まりませんからね。
開業した一宮ABホテルは去年は何もなかったところで、私が宿泊したことがあるホテルが奥に見える駅に近い側にある。一宮駅の西口は商店という感じが全くせず、いきなり住宅地と言える。だから土地代は東口より安いでしょう。現時点で地図には記載されていない。
番組では6,800円からとなっていたが、一宮市でそんな値段では高い部類に入りやっていけないはず。現在あるホテルはどこも駅からあまり離れてないため遠い近いは重要条件にならない。だから何か理由をつけて周辺の価格と渡り合ってゆくと考えられる。一応、定価みたいなのはあるが、どこでもそんな値段で出てるのは見たことない。このホテル企業体の方針としては料金変動型である。
日曜日にそのまま帰ると疲れるから泊まって早朝に出ることがあるが、日曜日は客が激減するため値段が大暴落する日でもある。よって名古屋市内なら綺麗な感じのホテルも非常に泊まりやすくなるし、どこでもいいというなら極端な料金変動型ホテルだと繁忙期15,000円の部屋が3,800円になったりするから急いで帰って疲れるより良い。
経営としては稼働率のほうが重要になってくるから、空室より泊めたほうがいいと思うのは当然。空室でも値段は下げないって観光地の高級旅館じゃあるまいし、ビジネスホテルでは客の確保が先決。
開業日だってのに稼働率5割が目標とは、予想通りビジネスホテルは経費がかからない。
それともホテルって開店特需はないのか?
一宮クラシックホテルだって以前は駅から近いから高めの値段設定な感じだったのですが、客がいないとなれば値段を下げてくる。だから夏場は下がらなくて、私はあまり料金が変動しないシルクホテルにした。そこもいっぱいで名古屋もダメで岐阜に流れたときもある。
名古屋市内でも時期に関わらず値段が下がらないから私は避けたホテルウイングインターナショナルだって競争に負けたのか完全に方針を転換してきた。値段が高い意味があれば別だが、泊まったとき感じたのは普通のビジネスホテル。ビジネス街で休日は客がいないのに高いと違和感。
最近の傾向として商業地であっても満室なのが金曜・土曜ってことで平日は空いてる。この意味わかってるよね。ビジネスは経費節約でなるべく日帰りだし、もはや利用者率が変わってきている。旅館は気が休まるじゃなく、おもてなし→大きなお世話の勘違いで疲れると。だから熊本の広大な土地に離れて3組しか泊めない超高価な宿が存在できてるのでしょう。そこみたいに1泊20万円は無理なので、普通の旅館も客の要望を勝手に思い描いて勘違いしなければ泊まりたいんですけどね。
排水の音とかはどこでも伝わりがちだから仕方がないが隣の部屋の音は重要であって、壁が厚いなら少々値段が張っても対象となるが、どことでも同じ構造であったり名古屋市中心部なら立地も関係ないなら値段のほうが重要になってくる。最初からビジネスホテル設計だと部屋数が優先されるから、壁も薄いし、配管から音が伝わりまくる。
それにしてもユニットバスのトイレはなんとかなりませんかね。日本人の私でも小さすぎなんだから、外国人がドア開けっ放しじゃないと座れないと書いているのもわかる。シャワーだって外人なら頭がぶつかる。電車のドアとかイスもだが江戸時代の日本人設計。アパホテルに大浴場があるのも意味がある。宿泊者ならタダだし。
テレビ番組中にあったよう、最近の工事人は質が落ちて新築なのに壊れてるのに出くわすことがある(感じとして誰かが壊したのではない)。工事前に値切る=手抜き の構図がわかってない。
“食い物と家は出来てから値切れ” とは、聞かされたことだ。
一宮での利用は数少ないが、過去に周辺のホテルは全て調査済みなのでそれなりには知ってる。常に格安で変動が少ないタイプと、足もと見て値段がつりあがるホテルがある。名古屋市内で空室がない場合、JRで300円ほどの距離だから逃げ場であったが、料金が高いと意味を失い岐阜のホテルにしたこともある。例えば名古屋で空きがなさすぎて、名古屋で8,000~10,000円の部屋が見つかっても岐阜で5,000円があれば選ぶ。だから一宮で7,000円もするなら名古屋で8,000円でも構わないという選び方をしてきた。交通費と移動を計算しての当たり前のこと。岐阜に空室なしの逃げ場は大垣や一宮だから目的地以外としても利用経験がある。
番組では、私か兼ねてより言ってきた問題点が浮き彫りとなった。それは運営者が客としてド素人であることだ。よって客目線がまるでわからない。企業体として開業前に行う宿泊シミュレーションにて指摘されるわけだが、それを行ったところで支配人は客としてド素人であることに変わりはない。個人経営のホテルだったら、これが永遠とわからず酷いことになる。何から何まで客からの苦情でしか知ることができないからだ。
不手際ってのは仕方がないが、不備ってのは単なる間抜けでしかない。では、なぜ客の立場もわからないド素人を支配人なんぞにするのか?企業の方針を疑う。観光地だろうがビジネスホテルだろうが、学歴や経営学なんぞより客のことをわかってるかのほうが重要である。経営は他者に任せることができるが、客対応を人任せにできるのか?むしろ指揮するのが支配人の役目ではないのか!
部屋に料理を運ぶでもなく布団を敷くでもないビジネスホテルでは短時間、ちょっとした印象が重要となってくる。観光地みたいに他で癒されないんだから、嫌な気分で仕事なんて最悪である。
実際にお客様を使って学習するようでは日本も落ちましたね。失態を恐れないって社員に対して器が大きくても、客に失礼だよね。古来よりある師弟関係って意味があったようだ。学校出て、ちょっとの年数ホテルで働いていたんだろうが、25歳、次元が低すぎじゃありませんか。ビジネスホテルの場合はリゾートホテルと違ってごちゃごちゃ言うことがないみたいなもん。大部分は部屋にかかっている。
“困ったときは客に聞け”というのは、やるべきことをやった後の話で。
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