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熱海の今後をまじめに考える 連載 開花度数なんて捨てろ
 開花条件がわからない以上は「未開花」と「開花」に大きな違いはない。以前に「ツボミも情報だ」と書いたことがあるが、それは「ツボミの動き」が見えなければ価値がない。

 桜で語るならば夏頃から開花へ向けて開始されてるが識別しやすくなるのは落葉してからで、微妙な状態が長く続き、咲く前に急速に膨らんでくる。そこを掴めば誤差は小さくなる。

 開花の見込みがないツボミと1週間以内には咲くであろうツボミが未開花と同一視されてることは旅行の予定を立てる上で、見通しがつかないのと数日で咲くだろうでは情報の重みがまるで違う。

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開花度数なんてお役所らしい客のことなんて考えてない「数値」にすぎない。

 受け止め方が異なってくるため「計算式を教えろ」と書いたが、開花度数の計算式を逆算出。単純だったので1度目の予想で終了。その単純さが我々の主観と異なる理由でもあった。

「未開花, 開花, 1分咲き, 2分咲き, 3分咲き, 5分咲き, 見頃, 過ぎ, 終了」
0, 0, 0, 1, 3, 15, 38, 0, 0 = 57本
0, 0, 0, 2, 9, 75, 380, 0, 0 = 466点
8.175438 (実際に熱海市が発表した度数 8.18)

0, 0, 0, 1, 1, 4, 5, 0, 0 = 11本
0, 0, 0, 2, 3, 20, 50, 0, 0 = 75点
6.818181 (実際に熱海市が発表した度数 6.82)

 計算方法は「未開花~終了」をそれぞれ「0, 0, 1, 2, 3, 5, 10, 5, 0点」として加点してから本数で割るだけ。他の場所の値も計算して予想通りの算出法であることがわかった。特に釜鳴屋平七像の横は2本だから暗算でわかる。

 これが数千という千単位であったなら統計として成り立つのだが、糸川沿いが最大で57本しかない。上記で例にした11本では4本が5分咲き、5本が見頃であるが10点満点として 6.82 にしかならないが、3~4日に1度しか情報が出ないことを考えれば11本中の9本がその状態なら完全に見頃である。

 桜の名所散策路は87本であったとしても別の種類や植えたばかりの枝状態な木も多いため単純計算は危険で「あたみ桜」としては糸川が最大である。「開花度数」とやらがお役所仕事だったとしても、個別の本数も関係者向けには発表しているわけだから、そこを汲み取って観光客向けに情報を提供できないのは誰の責任か?

 熱海市観光協会では「開花度数」は表示しているが、どんな状況でも「開花」として本数をカウントしてしまってる。1輪かどうか知らないが開花したら本数に入るので1度の情報では何が何だかわからない。

 更なる問題として断片的データを見ただけでは、咲くのか、散るのかわからない。梅園のデータなら「早・中・遅」とあるため場合によっては判別可能であるが必ずではない。それは加点にとんでもない欠点があるからで、散ってゆく方向性を完全無視しているからツボミと散り始め後が同じ 0点 なのだ。これを正しく示すにはグラフ化せねばならない。そうすれば下降に転じるのが一目瞭然となる。客本意でないから公表しないので、どうせ観光業者は調べてないんだから役所が公表すべき。

2020/02/13 全体(59品種・全472本)448本開花 6.35分咲き
2020/02/10 全体(59品種・全472本)447本開花 6.01分咲き
2020/02/06 全体(59品種・全472本)445本開花 5.58分咲き
2020/02/03 全体(59品種・全472本)421本開花 4.63分咲き
2020/01/30 全体(59品種・全472本)385本開花 3.36分咲き
2020/01/23 全体(59品種・全472本)304本開花 1.88分咲き
開花本数と咲き具合に関連性は低いため、1つ(1日分)の情報を見ただけでは状況が掴めない。

 .XLS(Excel書類) か .CSV(カンマ区切りテキスト) でデータが提供されていれば楽だが、テキストデータでも Microsoft Excel に読み込ませる書式に変換するのは容易い。静岡県のデータが分析しやすいのは Excel や Word なるデファクトスタンダード(事実上の標準)で提供されてるから。Adobe Acrobatの PDF書類 と同様に読むだけのソフトウェアは無償提供されてる。

数字だけ見てピンとこなくても変化をグラフ化して見れば人間として一目瞭然。

早咲き(全271本)264本開花 7.21分咲き
中咲き(全104本)101本開花 6.41分咲き
遅咲き(全97本)82本開花 2.22分咲き
分けたように見えるが実は公園緑地課の提供から多くの情報が削り取られている。




・熱海市公園緑地課はシーラカンス(生きている化石)か? 名誉のため、熱海だけに限らず

 全国的に観光地を調べていると開花状況とかは観光協会が調べていることが多い。役所は環境保全、事業などへ補助金は出すものの開花情報を行うことは少ない。役所が行うのは客の動向調査のほうである。

 熱海市は公園緑地課が開花情報を調査しており、各所がそれにおんぶに抱っこだから、調査間隔も調査場所も役所次第。ですから咲いたら動きが早い桜の花も3~4日も経過すれば一分咲きも見頃に転じかねない。

 以前から非難してきたように、特に役所だが企業も含めて日本のシーラカンスとはファクシミリ(FAX)を未だに使っていることである。通信手段を例えるならば、それは「のろし」を上げて伝えてるに等しい。日本社会は「FAXなる博物館入りすべき遺物」を使ってる恐るべき時代遅れに気づいてない。そうして各所に伝えているならば経費の無駄である。

もう、ずっと前から言われてた典型的な間抜け作業

  コンピューターで制作
  → プリンターで紙に印刷する
  → ファクシミリで送信(G3で9600bps、ノイズでデータ量が増し通信費も増す)
  → 相手方で印刷される

読んで知るだけなら終了だが、それを元に掲載するなら再度入力(二度手間)するという作業にて誤植の可能性を生む。現実だが全てが公表さてないため、上記項目で記したように変な風にまとめられ都合良く使われる。

 よく外国人の掲示板で「日本は3020年にいる」なる賞賛の表現もあるのだが、実のところ「昭和か、お前は」って時代遅れが随所に見られる。特にペーパーレス社会とは程遠いところ。

 電子メールで送ってさえいれば消されることなく公開されたのではなかろうか? その前に熱海市役所がそのまま公開すれば良い。そうすれば切り取られることなく、何分咲きが何本と判断材料が掲載されたであろう。
開花状況(全体) 448本が開花(開花度は 6.35 分咲き)です。
・早咲き(全271本)260本開花 →下り6.94分咲き
・中咲き(全104本)101本開花 →7.49分咲き
・遅咲き(全97本)87本開花 →3.47分咲き
であるが、熱海市公園緑地課の実際のデータでは、
2分咲き 41本
3分咲き 45本
5分咲き 41本
見ごろ 245本…
 となっており、この細分化と経過によって移り変わりを読み取ることができる。当初は年単位の過去と比べてどうのこうのという状況は重要だが、既に咲いてからは昨年(過去)はどうでもいい。過去と言っても今年の流れが重要。現状の役所が提供する資料では蓄積して見比べる必要もある。

ところが、下記引用にあるよう
・糸川沿い(全57本)3分咲以下3本・5分咲15本・見頃38本 →8.18分咲き…
桜の情報は、まとめてるものの少しは細分化して掲載しているが、熱海梅園の梅の情報は上のほうで示したように早咲き・中咲き・遅咲きを分けただけで個別に何分咲きかの情報は切り捨てられている。

 桜の花にしても、複数箇所にてどの場所を掲載するかは情報を受け取った利用者次第ってこと。ようするにファクシミリによって印刷されたものから再入力する手間がかかることにより存在する情報が消されてしまうのであった。

 熱海市公園緑地課が出す情報を余すことなく公表してさえいれば間違うことはない。役所が民間業者のためだけにしか公開していないのが異様な関係を物語っている。ようするに役所も誤認識されて良いと思ってるのだろうか?(次の投稿、河津町で起きた騙してでも客を呼ぼうとした事例を参考)




 権力なのか、裏では仲良くないのか知らないけど、狭い熱海市で伊豆山、熱海、多賀、網代と観光協会が分かれている意味がわからん。中心である熱海市観光協会は、おおかたホテル旅館組合が後ろにいるわけだから他の場所は観光資源になれば紹介するって程度で切り捨てられることが普通だ。属するのが別だから観光協会も別ってことだろう。花火大会が個別に存在することも別れてるのを示してくれてる。

 伊東と違ってホテル旅館組合が補助金を得て主催するため10万人の客の呼ぶ花火大会を開催する気がない。10万人を呼んだって客にならないから。だったら1万人を10回呼ぶことを考える。知名度によるシャワー効果だとか知らないのだ。テレビ番組に例えれば、どうせ頑張っても視聴率15%なんだから見てくれる人のためにしか番組は作らない。ですから客が減るしかないのも当然。

 町の商業や産業の経済力が低いところにありがちだが、戦後の昭和30~40年代の新婚旅行先から高度成長期の団体旅行などと違って宿が消えまくった熱海は立ち寄り客のほうが何倍もいるはずなのだ。なのにホテル旅館の部屋が埋まれば後はどうでもいい感じしかしてこない。逆に言うと失礼ながら他の商売が無能という言い方もできる。

 過去から示してきたように、事業が成功したかのように自慢する奴がいるのだが、それらすべてが熱海市役所の公務におけるメディア戦略によって客を呼び寄せることができたタナボタすぎない。何度も呼び戻せることを理解できない限りは、また衰退してゆくだけである。

 次々と大手グループや外資系(在日企業を含む)に食われたくせに、建物は大きかろうとも家族経営の古くさい概念を持つホテル旅館の態度がデカイのか不思議でなりません。色々な意味でウォータービジネスであるものの、夜の~が目立ってる時点で先は見据えてなかった。




 情報を提供するため毎日調査ができないならこれ→「百聞は一見にしかず」 写真を片っ端から掲載して客に任せる。写真を撮って載せるくらいできるだろうが熱海市観光協会(あたみニュース)は現状では市役所の情報を削って出しているだけ。開花状況が見て識別できるような解像度の写真を提供したこと一度もない。

 熱海市公園緑地課が何らか電子的な手段で情報を提供していれば、熱海市、関係各所とやら、観光客の全てが得をする。だからファクシミリなんて負の遺産はこの世から抹殺すべきなのだ。

※ 次の投稿にて河津町の動向を示す

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| emisaki | 2020-02-14 Fri 20:09 | 熱海::考察・批評 |