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河津桜まつり 観光客数 資料からの考察
 河津町も失敗をしていた。長らく動けなかった理由は「いい加減な情報」にあった。ところが、河津桜まつりが最も盛り上がっていたのは私が伊豆に感心が向かなかった時期。

 河津桜も第一、第二波と開花するため長く咲いていると思ってしまう。だから遅くに行くと花、しなびた花と葉が同居することになるため正確な情報が得られないのは致命的だった。

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 情報がないまま捨て置いたのは私が大阪や名古屋に重点を置いていたからで、伊豆の各所を調査し始めたのは熱海(伊豆)に感心が移ったからだった。ところが年月が経過し、世の中も変わったと言うのに相変わらずだった。

 未だにと言うくらいだから10年前ですらインターネットを利用した情報発信能力はなかった。インターネットは使っていたものの、その価値を見いだしていなかった。だから古くさくパンフレット制作のほうにチカラが入れられており、インターネットでは各方面に手を出すばかりで中身の重要性がわかってない観光地だらけ。


 河津桜まつりにおいては、観光協会と違うところでやってる「河津桜まつり情報局」を見つけたことで救われた。そこによって客として判断材料が揃った。

 そのサイトが存在する理由は簡単で、当時の河津町観光協会の情報がお話にならなかったから。2020年で第30回だが、約20年前にクチコミで100万人も来ていたほうが不思議だったが、その後の来客数の減少はリーマンショックでも東日本大震災でもないこと静岡県から得た情報が示してくれた。

・河津桜まつり 毎年 2月10日~3月10日(例外期間あり) 来場客総数
実際の年月 年度(4月~翌3月) まつり回数 来場客層数
2020年2-3月 令和1年度 第30回  (投稿時点 開催中)
2019年2-3月 平成30年度 第29回 907,050人
2018年2-3月 平成29年度 第28回 893,589人
2017年2-3月 平成28年度 第27回 936,258人
2016年2-3月 平成27年度 第26回 893,443人
2015年2-3月 平成26年度 第25回 801,330人
2014年2-3月 平成25年度 第24回 734,324人 記録中の最低客数
2013年2-3月 平成24年度 第23回 938,634人 寒波、一部で開花促進剤使用
2012年2-3月 平成23年度 第22回 945,928人 東日本大震災の翌年
2011年2-3月 平成22年度 第21回 1,052,651人
2010年2-3月 平成21年度 第20回 1,006,996人
2009年2-3月 平成20年度 第19回 1,024,406人 リーマンショック後
2008年2-3月 平成19年度 第18回 1,205,617人
2007年2-3月 平成18年度 第17回 1,193,191人
2006年2-3月 平成17年度 第16回 1,110,900人
2005年2-3月 平成16年度 第15回 1,038,600人
2004年2-3月 平成15年度 第14回 1,220,800人
2003年2-3月 平成14年度 第13回 1,109,200人
2002年2-3月 平成13年度 第12回 1,112,000人
2001年2-3月 平成12年度 第11回 1,007,900人
2000年2-3月 平成11年度 第10回 データ見つからず
静岡県統計センター > 分野:観光 調査名:静岡県観光交流の動向 [出典]

 河津桜まつり以外の伊豆半島の観光客数、熱海市が出している観光客数と同調しない。何かの責任にしたいから理由付けられるが、2014年に激減してる理由は調査中。寒波により開花が遅れ、開花促進剤なる不本意が目立ったのは2013年で桜まつり期間は1週間延長した。

 その、すったもんだが翌年に影響したと考えることもできるが、俺が激怒したのが「客が来なくなるから開花情報を報道するな」と言った連中の存在であった。騙してでも呼ぼうって存在には怒らずにはいられない。寒波でも激減しなかったのに、そういう客をなめきった連中の大声が20万人も減らしたと思う。信用は積み重ねるが、失うのは一瞬。

 その後、一時的に河津町観光協会は河津桜まつり情報局のように開花情報を前面に出していたのだが、河津町観光協会ウェブサイトの大幅リニューアルと共に裏に引っ込んでしまった。今でも公開しているが、河津桜まつり情報局と同じ方法になったのも違和感がある。

河津桜まつり情報局河津桜開花情報
河津町観光協会河津桜開花情報

 ただし、写真も何分咲きとの判断も微妙に異なり、「河津桜まつり情報局」のほうが多くの場所を調査している。一本化して調査範囲を広げたほうがいいと思うのだが、それが不可能なのは河津町観光協会のほうだろう。上記に示したように「客が来なくなるから開花情報を流すな」と言った連中が文句を付けられるとすれば河津町観光協会のほうだからである。

だからこそ、客側として有用なのは、依然として「河津桜まつり情報局」のほうのまま。

 熱海のメディア戦略や番組や吉永小百合のCMから下田の龍宮窟に客が押し寄せたり「シャワー効果」が回復させたと思えるのも観光客の動きから読み取れると思う。個人じゃ統計やアンケートなんてとれないが、ネットから熱海や伊東に泊まってから河津桜(または反対に河津が先)なる投稿を多数読んだ。




 そもそも河津の失敗は苗木を売ったことじゃないかな。関東地方から河津町に辿り着く前に何カ所も見るところがある。有名なのが、神奈川県松田町三浦海岸。本家が850本と言うのに三浦海岸駅近くは1kmに1,000本と言ってる。松田町は360本だが富士山なる最強武器付き。次に、気象状況は毎年変わるってのに桜まつり期間を固定にしてることだ。

 別の観光地でボヤキがあったが、何ヶ月も前にチラシを作るから天気なんて読んで決められないって。だからそのチラシ命が時代遅れなんじゃん。企業や旅行会社にチラシ撒いて社員旅行な時代じぇねーっつうの!いまどき旅行会社が何%連れて来るんだよ?閑散期に客をぶち込んでくれるとか、そんなのは知らないけど。河津桜の周辺には経済が成り立つほどの宿はなく、今井浜海岸~稲取、河津七滝と周辺。泊まるなら倒れて営業権が渡りコストパーフォーマンスが良くなったホテルが熱川なんかに複数あること客のほうが理解していると思う。

 今年は早く、原木は2月8日、川沿いも2月11~13日にに最高の日を迎えてしまった。それどころか、遅くなったときの救いであるループ橋すら既に見頃に達してしまった。早期に行けないようなら今年はあきらめて別の場所を探ったほうがよさそうだ。

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| emisaki | 2020-02-14 Fri 21:59 | 旅・散策と行事::考察・批評 |