2014-07-12 Sat
THE NEXT GENERATION パトレイバー第三章が本日2014年7月12日より劇場公開となった。第三章ではエピソード4と5となっており、エピソード5「大怪獣現わる 前編」と次回作の「大怪獣現わる 後編」は熱海が舞台だ。熱海に巻き起こる謎のサーファー失踪事件。時を同じくして現れた、巨大な海棲生物。調査に乗り出した海洋学者:七海言子と、たまたま慰安旅行にきていた特車二課。怪獣とレイバーの絶妙なカップリングに盛り上がる野次馬観光客の増加にほくそえむ市長・・・
出典: THE NEXT GENERATION パトレイバー
のようになってる...
昨年10月中旬、この撮影があったということは熱海の観光業では完全に無視された。伊豆急における映画ロケ地の対応とは正反対である。大人の事情で公表不可能な時期もあるかと思うが、その後の対応も全くない。単に他の番組ロケと同じに扱われてた。俺もおっさんだが、観光業や議員あたりの おっさん、爺ちゃんがパトレイバーが何か知ってるはずもない。だから、プランを出して得点稼ぎをするような議員あたりも何も書いてない。
架空の第三新東京市となっている箱根が乗っかった「新世紀エヴァンゲリオン」ほど劇的な人気はないものの、熱海はこうして中小のネタをスルーしてきたんだろう。やはり固有の場所に居続けると視野が狭くなるだよ。
内情は知るよしもないがJRに年間何十万円も注ぎ込んでる旅人の視野には程遠いだろう。
JRAに突っ込んでる奴なら多いかもしれんが(笑)
THE NEXT GENERATION パトレイバー第三章は本日より2週間劇場公開されるが、映画専門のスターチャンネルでも8月2日に放送される。THE NEXT GENERATION パトレイバー第四章でのエピソード6「大怪獣現わる 後編」は、2014年8月30日劇場公開予定。
シネマトゥデイ YouTube動画 → 『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第4章』予告編
※ 「現わる」は原文の通り記載。
国語辞典を開くと、現の訓読みは「あらわれる あらわす うつつ うつし」となっており、「現る」の場合は “あらわ” で送り仮名が “る” ですから、上記を現代では “あらわわる” と読むことになる。
ところが大昔の映画の題名で今回のような送り仮名を見つけた。そこから掘り下げてゆくと、文部省(現:文部科学省)にて昭和48年の内閣告示にて過去のを廃止し、最終的に昭和56年に改正されて現在に至ってるようだ。昭和48年以前に何が正しかったか不明だが、昭和48年からは「現る」が正しい。だから所有する2種類のカナ漢字変換システムは、この間違った送り仮名に変換することができなかった。
このエピソードでは日本映画典型の古臭い色調に輪をかけて昭和風イメージを出しているためと、見た目(字づら)優先か主導の高齢制作者によって昔はそうであったであろう送り仮名にしたのではないだろうか? 下記、一項と二項の相反する面がある。ところが表現を優先する業界なだけに一項は無視しがちだ。本件なんて小さい話で、もっと影響が大きいことも行うのが映像業界でしょう。歴史からしたら最近「ヴ」が作られてしまったように、「あ”」なんて一文字が出来上がってしまうかもしれない。末恐ろしい。
一 この「送り仮名の付け方」は、法令・公用文書・新聞・雑誌・放送など、一般の社会生活において、「常用漢字表」の音訓によつて現代の国語を書き表す場合の送り仮名の付け方のよりどころを示すものである。
二 この「送り仮名の付け方」は、科学・技術・芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない。
三 この「送り仮名の付け方」は、漢字を記号的に用いたり、表に記入したりする場合や、固有名詞を書き表す場合を対象としていない。
出典: 文部科学省 送り仮名の付け方
過去に放送業界用語の大間違いを指摘したが、わざとでなく出演者の間違いを安易に許す。NHK BSの「こころ旅」にて、火野正平が到着のことを「とうちゃこ」と勝手に言い換えてるようです(方言であることは確認されず ビビる大木の「こんばんみ」と同じ)。それに比べたら「現わる」は読みは同じで昔の送り仮名なだけに問題なさそうだ。
今回の送り仮名の違和感からいろいろ知ることが出来た。
鵜呑みにしないで調べることって重要なんです。先立つのは「疑う」こと!
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