2015-04-15 Wed
不正改造品って書いてあるけど、私が思う改造じゃなく単なる詐欺事件ですから注意しましょう。バッテリーならあったのだが本体にまで出たのはカメラとしては短期間にマイナーチェンジを繰り返していることもあるし、D800とD800Eなんてローパスフィルターだけの違いですから見た目では区別がつかない。液晶画面で確認しろって通販では不可能だし、相手が詐欺師ならばアップロード画像すら信用できない。組織的犯罪でファームまで差し替えられえてなければ手元にきたら即座に確認できる。
→ ニコン製品の不正改造品、模倣品に関するご注意
→ ニコンデジタル一眼レフカメラ D800 を不正改造した D800E に関するご注意
見た目をごまかされたらわからないD4、D4Sも機能が異なるし、D7100とD610じゃイメージセンサーの大きさが異なるため挙げられた機種の中では外観に違いがありすぎて、なぜわからないのか不思議。現在のDXとFX機ではペンタプリズム部分の大きさが違うし、ファインダーを覗けば見える大きさが違う。レンズをはずせばミラーの大きさで一発でしょう。修理に持ち込まれた事例と書いてあるが、区別できない素人がこういう機種を買ってるということなんでしょうか。
どこまで模倣しているのか不明だが、機種名の表示部分だけでも元手がかかるが、今は3Dプリンターなる邪悪なものがあるため組織的犯罪だと決め付けられなくなった。
最高機種では液晶画面表示させなくとも、液晶画面の下に機種名の刻印があるため、それも偽造しないとごまかしが効かない。それもD3Sまでは液晶画面のプラスティック保護の内部にあったので偽造は困難だったが、D4(D4S)ではその他ボタンの説明と同じ擦れたら消える外側への印字であるため印刷装備があれば偽造されそうだ。
みんな高い機種のくせに何気にケチったのが仇になった気がする。キヤノンで発生してもよさそうだが、安い機種でも見た目が異なるため犯人に避けられたのだろう。8000D と X8i だって中途半端な機種だと思うが、上から見るとコマンドダイヤルの位置、上面の液晶表示あり・なしって決定的に違う。
どんなに変えようともニセモノを作りそうな国があるので筐体は互換性をなくしたほうがよさそう。
それとも偽造防止エンブレムでも作るか!?
模倣詐欺事件はさておき、
ニコンの新製品投入サイクルの酷さは以下で比べるとよくわかる。デジタル一眼カメラの二大勢力はミラーレス市場への参入は最も遅い。なのにこの始末だ。
Nikon 1 V1, S1, J1, J2, J3, V2, AW1, S2, V3, J4, J5
Canon EOS M, M2, M3(比較例)
ニコンはミラーレスなんてやめちまって、D600での失態、どっかのエアーバック会社と同じ日本人あるまじき行為を繰り返さず、デジタル一眼レフに全精力を傾けるべきだ。キヤノンよりお粗末過ぎる動画対応に関してもやる気がないなら静止画1本にして欲しい。
この状況がよくわかるのが市場価格で、Nikon 1の暴落曲線は東芝のテレビのようで新機種が出るずっと前に、当初の半値以下まで値下がりする。レンズ単品の値段でカメラが付属って感じ。ビックカメラがテレビCMで値段を言えるほど安値安定供給。
これは消費者にとって嬉しいことではなく、たたき売られるべき製品でしかないことを示している。一眼レフに比べるとミラーレスカメラはキヤノンにしても同様な下落なのだが、キヤノンは過去2世代しかなく、3世代目は今の新製品だからニコンよりサイクルが長い。
中古屋にズラーっと並んでいるのはEOS MよりもNikon 1である。だからすぐに新機種を投入するのが経営上の大間違い。中古屋に多いのは売れてるからではなく、いらないからである。
不思議なんだが、中国で販売禁止、アメリカで集団訴訟なD600の中古があまりない。これは保証外でも対応すると発表前からで、D600捨ててD610にしたのならD600が捨て値で転がっててもおかしくないのに、D610の中古のほうが並んでた。ダメなのが判明した以後は売れなかったと考えるべきか。
別段問題がなさそうなD800のほうが、私が回る何件かの店では大量に中古が展示されている。高級機種ほど新機種が出ると乗り換えが多いのも確かであるが、ならばD810も結構あるのだ。3600万画素で撮影条件が厳しく、ファイルが巨大なんて買う前からわかってるだろうから、そんなアホな理由じゃないはず。
売った理由が問題なければ、中古なら新品を買おうと思ってる予算で上位機種が狙えるだけに中古屋に売った理由を書いといて欲しいよ(書くわけないけど)。
「改造」って聞くと もしかして・・・とか思ってしまうのは無線機やらコンピューター製品が特定の方法で制限を解除して性能アップできたり、デジタルカメラでも特定機種にてファームウェアがハッキング(良い意味)されて、自己責任において使うとしても
メーカーに足りない機能
が追加されており非常に重宝している。
これらの点から改造ってのを制限されたくはないものだ。なぜなら過去より我々ユーザーの機能改良、スタートアップ企業(和製英語でベンチャー企業)のアクセサリー商品によって以後の製品に反映された例は実に多い。動画機能の音声レベルメーターにしても、なぜ最初の時点で付けられないのか不思議でならなかった。動作検証とか、説明、サポートなど多くの場合は面倒くさいから対応しないってことではないか。搭載しても構わない機能をつけてない点だけでも、大企業と言えどもそれほど賢くはないんです。
保証なかろうとも、消費者としてファームウェアハッキングできる機種を買おうと思うのもマニアであるほど当然な考えであろう。私はフォーサーズ系にはなりたくなったが、パナのGH2の別のファームウェア性能を見たとき、ハイビジョンで75Mbps録画とか、うらやましくてたまらなかった。波紋とか、雨粒、木々の大量な葉っぱとか撮影するとAVCHD規格最大の24Mbpsくらいでは破綻して、ブロック状のノイズが出現してしまうからです。
私の持ってる EOS 7D も MagicLantern によって無改造で機能アップができたが、このソフトを作ってる人たちからは異端機種のため 5D系列のように活発でないのが残念。純正ファームウェアを 2.0.5 にして使えなくなったから2.0.3に戻すことになった。ファームウェアはアップグレードすると戻せなくなる場合があるし、不慮の電源断で二度と起動しないこともあるから他人へはお薦めしない。その筋の人たちはリスクを犯してでも使いたいのだ。それだけ有用なのである。
繰り返すが、メーカーがこれを作れないのは残念である。
作らなくてもいいが誰にでも作れる環境を提供していない。
<写真モード>
邪魔だけどベクタースコープを出してみた。
本物を知ってるだけにショボイ。
通常はCPUパワー食わないように使わないのは全部OFF
<動画モード>
上欄 音声レベルメーター 温度 FPS カード残量。
赤いブツブツはフォーカス用のピーキング表示
ゼブラパターンは70~100%、1%刻み。
中央 Spotmeter
最下欄 RGB, Waveform, Histogram
※ この表示画像も MagicLantern の機能によって生成されている
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