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ぶろぐん

人は綺麗な場所にもゴミを捨てる
 花火大会でのゴミ問題は過去に書いているが、本日の伊豆新聞コラムにある「花火大会の後始末」に地域を広げて付け加えてみよう。まず、問題が発生するところはゴミは持ち帰るとして、捨てる場所の対処をしないところが多い。持ち帰れって騒いでいる割に捨てられてしまう。重要な点は都会より田舎になるほどゴミが捨てられる率が高いということだ。これは率であって量ではない。人が少ないから目立つのに堂々と捨てていく奴が現れるのが田舎の問題なのだ。

 だいたいは多すぎて見放すしかないのだが、帰りに他人のゴミを拾ったは観光客が来る夏の花火大会じゃない湯河原温泉で秋の小さい花火だった。観客が少ないから帰ると目立つから見かねて拾ったにすぎないが、どういう神経したら目立つのに捨てていくことができるのか? 同じようなことは各所で見てきて、埼玉県の外れのゆるキャライベントでも体育館(客席ではない)の中なのに堂々と置き去りにされたゴミを見ているし、入間基地という普段は入れない厳格なところなのに捨ててゆく連中もいるくらい。

 東京の花火大会でもゴミは散乱しているが、桁違いの人がいて、大量の露店が出ていたのに量はそれほど多くないんだ。都市にみえても愛知(名古屋)とか大阪に行くと悲劇的なほどゴミが出る。ゴミ箱が用意されている場合も溜まり方が違う。東京でそういうゴミが出るのは、上野公園とか花見の宴会か、ばかどもが集まるで問題視されてるバーベーキュー場くらいだろう。

 田舎のほうがゴミが捨てられやすいを裏付けるデータとして日常の不法投棄がある。富士山の世界遺産から転落の可能性で悪名高き不法投棄は大自然の中のほうが劇的に多い。ハイキング道の横に突如として冷蔵庫とか錆び付いた自動車まで草むらに捨てられてるのを見ることがある。「綺麗な場所=捨てない」 というより、「誰もいない=捨てる」の図式が成り立つようだ。どうやら田舎の連中は顔は綺麗にするが足元か隣はゴミだらけでもいいらしい。違うなら、わざわざ車で運ばないといけないようなゴミを捨てないだろ。割れ窓理論でゴミ捨て場のようにされてる場所だって見ることがある。

花火大会では誰も見てないが成り立たないから別の路線から理由を考えねばならない。

 昔テレビ番組で心理学者が「人は綺麗な場所にはゴミを捨てない」と語っていたが、それは綺麗か汚いかの識別がない地域では通用しないようだ。東京で不法投棄する奴らは近代移民宅かアパート(通称マンション)と相場が決まってる。昔からいる人たちは誰が捨てたかわかってしまうほど横のつながりが親密なため捨てる人はいない。抑止力じゃなく、最初から不法に捨てる気が起こらないよう社会に教育される。通常のゴミの捨て方が悪い奴がいると、すぐ警告が出るくらいしっかりしている。これがアパートだと何もつながりがないし、誰が住んでいるのかも謎ってくらいで中小アパートのゴミ収集場がひどいものだ。大きな集合住宅は管理者がいるだけで住民が道徳的な証拠はない。

外国人が多く住んでいるアパートは更に悲劇的である
(本件と異なるが隣国人は深夜に子連れで公園にたむろって騒いでたりする)


 江戸時代の江戸が世界唯一と言えるほど清潔な都市であったことは有名でしょう。その流れはあるかもしれないが、うちのお婆ちゃんがやってたことと比べたら私は現代では悪くはないが時代と共に堕落してきたな。

 昨年テレビでも扱われたが、伊東按針祭の花火大会が終わった後は街中にゴミが捨てられるってことだったが、以前は終了直後にゴミを集める人たちが出現したはず、伊東港のほうは知らないがオレンジビーチのほうで近年は回収要員を見かけなくなった。

街中に撒き散らすのを後から回収するなら先に回収してしまったほうが掃除も楽だとは思わないかい?

 ちなみに、今年の按針祭の花火大会だが、オレンジビーチの北側(マリンタウン寄り)の海岸線ではゴミが散乱しているような感じはしなかった。最後に帰ったわけじゃないが、機材をしまうのに何分もかかかってるため多くの人は帰ったあとだった。残ってるのは推定、宿泊者と近隣住民の人であったと思う(会話および持ち物から推測)。

 私は帰りに落とし物がないかと懐中電灯で周囲を照らし、帰り道も周辺を照らして歩く。オレンジビーチ北のほうが駅に近いためや露店が少ないこと、そして道路から砂浜に入れる階段があるまでの区間しか見てないから、なぎさ公園、伊東港のほうは悲劇的だとか全く話が違っているかもしれない。あくまで海岸線の北側のことしか語れない。


 以前、熱海の話題で「ゴミ箱がない」ことを取り上げたことがあり、熱海はゴミが有料だからと推論した。歩き回ってたとき、来宮駅の近くの酒屋さんでジュースを買ったのだが空き缶を捨てる場所がなく、店に入って置いてきたが、おおかたの観光客は私のように深くは考えないから空き缶をそこらに置いてきてしまうかもしれない。

 これが東京であったら自動販売機ごとにゴミ箱があるから移動しても捨てる場所に困らない。だから東京なんて近代地方出身者の巣窟なんだから人種の違いじゃなく、状況の違いがそうさせてしまうのだと状況証拠から導き出す。近くにゴミ箱があるにも関わらず捨ててゆく奴は、こうした概念を持ってない人たちなのです。人種の違いではなかろうと書いたのだが、地域性の違いという点は正しいと思う。


 田舎のほうがゴミが捨てられてゆく率が多い謎は解けてない。田舎は距離が阻んでいるが、都会に住むアパート移民のように雑踏の中の孤独な人たちも地域との関係は希薄であり、一戸建ての地域よりゴミ捨てルールが守られてないことは見た目に表れている。

 上記までに記してきたように、地域ごとにプラスとマイナスの要素を持っている。決定的と呼べる違いはみられない訳だが、多くを見てきて統計的な違いがあると感じている。この件でプラスよりマイナスの累積が多い人たちが多いと、酷さが目立ってしまうのだろう。


というわけで、主催者がゴミ箱を用意するべきではなかろうか。
| emisaki | 19:24 | comments (0) | 大衆媒体::新聞 雑誌 紙媒体 |
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