2015-08-26 Wed
照準できるのを持ってないわけでもないが、それはレーザーサイト(玩具用)なので赤の可視光として見えてしまう。見えるってことは写ってしまうから撮影には使えない。さらに迷惑どころか、被写体によっては照射できない。そこから特に宛てもなくウェブサイトを渡り歩いていて見つけたのが オリンパス ドットサイト照準器 EE-1 (税抜き15,000円)でした。この製品は発売元による詳しい説明がなされていない。検索しても利用者は2~3人しか投稿しておらず、具体的な利用方法を解説しているのは見つからなかった。そんな義務がないのは承知してるが売り物なのに不親切だ。AV機器で多いんだがYouTuberの宣伝気取り映像なんで、あったとしてもウザったくて見たくもない(親切心じゃなく広告費稼ぎをひしひしと感じるから)。ちゃんとカネ出して買った普通のユーザーが使ってるときの写真と評価が欲しいところ...
これはアニメ宇宙戦艦ヤマトに出てくる波動砲の照準器を小さくしたような感じ。目盛りは付いてなくハーフミラーにLEDか何かで照準を映すようだ。
望遠レンズを使って動体撮影中に被写体を外してしまうことが問題だから周囲が見えてる必要がある。肉眼と同じ画角でしか見えない。超望遠レンズに装着することを想定すると、そこそこ拡大されてないと飛行機とか小鳥とか見えない可能性すらあるわけです。そう考えると全くカメラのファインダーを見ずに使えるものじゃなく、外してしまったときに建て直しやすくする道具の要素を感じた。
今はもう写真用レンズの大砲は持ってないが、ビデオカメラであると望遠側が約500ミリで2倍テレコンを付けると1000ミリの超望遠になってしまう。それだと一度画面から外してしまうと被写体を画面内に戻すには至難の業。いったんズームアウトしてからズームインすれば捉えられるが、鳥の写真を撮ってるような人たちの大砲は単焦点だからズームできず、このような製品が必要でしょう。
私が欲しいと思うなら、小型ビデオカメラをメインカメラに寸分たがわず同じ向きに設置し、その映像を離れた場所で見えるようにする。そうすれば、照準器 EE-1の意義でもあり欠点でもある被写体を見ないといけないことから脱することができる。
例えば航空写真でずっと上を見続ける苦痛と動体の追尾によってフィギュアステート選手のような“のけ反り”体勢になることもあり、別カメラから手元の画面に映し出される映像を見ることによって被写体(メインカメラ)と同じほうを見る必要がなくなる。
動画またはライブビュー表示でも逆光によって液晶画面が見えなくなることが多くあるから肉眼ではないメリットもあるのだ。被写体の方向を見てない欠点は、肉眼の周辺視野として全体像を把握できないことだ。
EE-1が単体発売されるより前に、この機能を内蔵したデジカメの機能比較動画をオリンパスが公開しているのだが、そこではサッカーを例にしている。カメラと同じほうを自分も見てないと急に蹴られて違うほうへ飛んだボールを追うことができない。こういう時は被写体と同じところを見てる必要があるわけだ。
一眼レフの光学ファインダーの部分に小型ビデオカメラを取り付けて外部モニターで見えるようにする製品は何年も前に存在している。だが、それだと光学ファインダーすなわち装着しているレンズと同じ画角でしか見ることができなかった。望遠レンズで目標に照準を定めるわけだが、照準を合わせる過程でレンズの画角より何倍か広い周辺も見えてないと意味がない。
オリンパスの製品の場合は売価が1万5千円ってところが機能を欲張れなかった理由でしょう。だから部品調達して手作りでもよさそうな点が残念であった。ハーフミラーと照準が必要か?と安易に考えれば、使う望遠レンズの画角に合わせて枠(筒)に目盛りを付けたガラスを貼り付けるだけでも十分機能するような気がした。
→ オリンパスイメージング > アクセサリー商品 ドットサイト照準器 EE-1
(固有の製品紹介ページはありません。リンク先は年月経過により移動または削除されることがあります)
この記事に対するコメントの受付は終了しています。
コメント
先頭へ △