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ぶろぐん

外国人が求める日本と近代化の勘違い
白川郷にて「京都 ストレス、東京 もっとストレス」「天国」「安らか」、
飛騨の小京都 高山(岐阜県)にて 「日本で私たちが求めてたのはここ」 スーパーJチャンネルより

 草津温泉じゃなく何もないような宝川温泉に外国人客が集まることで、実は外国人の行動を見て日本人が再発見しているのではないだろうか。だって日本人が外国に日本庭園を見に行くはずがないんだから外国人だって同じさ。都会が見たい奴なんてあまりいない。東京に来ても秋葉原の文化だったり、新宿ゴールデン街だったりと、欲してるのは大都会東京ではない。統計順位として有名な場所が上位にくるが、それは本当に求められている場所なのだろうか...

 外国の旅行情報サイトや動画投稿サイトからすると、地球のものすごい時差の中では、まだサムライがいると思ってる人もいる。反対に、日本のロボットや温水洗浄便座などから、とんでもなくハイテク国家だと勘違いしている人たちもいる。どちらにせよ幻想を抱きすぎる人は来るとガッカリしてしまうから、まだ日本の現実が広く伝わってない。私を含めて外国語に弱いため、日本人は正しい説明のコメントをつけたりしない。

 逆に日本を陥れたくてしょうがない人たちは日本が賞賛されてる内容だと関係ないのに何かと出てきて嘘八百なコメントをしてゆくのが見られる。本当の今の日本を知ってる外国人の方は反論を書くが、大部分は知らないだけに、この種のサイバーテロにも気をつけたい。

 個人規模でも大多数のチカラによって、正しい日本を説明してゆく必要がありそうだ。そうじゃないと、落とした財布が絶対戻ってくるみたいな神話だけ一人歩きしてしまう。マスコミ情報だと落としたと届け出て戻ってきたのは62%。それでも世界的には驚愕の数値らしい。日本でも自販機を壊す奴がいるんだから強化されてきたわけだし。
下手に美化された情報では世界の犯罪者の格好の餌食にされてしまう。


 都市においては狭いために日本人としては乱雑に見えたり日本橋の真上に高速道路があったりするのを嫌がる人がいるが、50年前に形成されたものとして新幹線などと共に未来都市に見える外国人も多いように感じる。日本橋の上の高速道路をなくすとか言ってる奴らは視野が狭くなっており目的が先で現実が見えてない。なくしたところで川そのものや周囲の建物は何だ!と言えるからだ。不可能な理想や非論理的なことでは解決しない。これを言ってはおしまいだが、優先度は観光相手より日本人としての生活のほうが段違いに上。


 温泉地ランキングで1位の草津温泉だって日本の街づくりでは本来を忘れ徐々に空気読めない方に向かっている。以前から某所を「東洋のナポリ、バカなことぬかしてんじゃねぇー。求めてるのは古き良き日本の姿だ!」と訴えかけてきたように、街を西洋化させてしまって取り返しの付かない観光地が実に多い。

 やはり外国人客は言葉の壁につきあたるようで、高山市は10ヶ国語のパンフレットを用意。旅慣れた観光客は言葉が通じなくて努力したり、もし違う商品が出てきてしまっても不自由すら旅の一部だと考えているようだが、中には怒ったりする人もいるだろうし、初めて来た人はメニュー表示すら困ってしまうようだ。券売機だとメニューと違って写真が伴わないため、外国人によるラーメン屋の説明では「困ったときは左上を選べ」と説明してる投稿動画もあった。

 券売機なところはボタンが小さすぎて外国語表記も難しいだろうから別の対策が必要。このような状況だからって、書きまくったり、看板を立てまくったりする方法は悪い対処法である。それは説明するあまりに巨大な道路標識を作ってしまうようで、それが災害時に危険な物体になると本末転倒な手段。何事にも簡潔で的確に説明することでしょう。飲食なら写真が一番ですが、何が入っているか外国人にはつかみにくいところがあるようです。ここは日本なのだから素材やら調理段階まで関わるハラール認証まで言ったらキリがないから、いくら「おもてなし」と言ってもある程度は来る側の問題である。どんな国だって「おんぶに抱っこ」みたいな対応はするわけないし、わがまますぎは おかしいだろ。


 マスコミの場合はステルスマーケティング、宣伝がらみの場合があるから簡単に信じてはいけないので付け加えておくが、年末年始の各局では宣伝じゃなく、外国人の考え方と合致した内容で放送されていた。外国の旅行サイトでの投稿と同じ結論だから、ちゃんとした「報道」となっていたようだ。固有の業種や固有の場所は宣伝してなかったからね。


 福袋でも日本のファッション文化が好きな外国人旅行者は、渋谷109の福袋で繰り広げられる客同士の交換会に参加したりと楽しんでいるようだった。そういう方々ばかりが来てくれるといいですがね・・・。




 本件と関係なく一般論として注意すべき報道トリック例として、特定場所を紹介する際「外国人客が増えた」と聞くが、それは来日客数が増えてるのだから相対的に増えて当たり前なのだ。このように正しい読み取りをしないと何事にもテレビの宣伝に引っかかる。いつもの断片の真実は事の真相ではないってやつだ。もし、これを表現の自由などと言うのならば外道である。報道は断片じゃなく、事の真相を語らなくてはならない。

| emisaki | 08:54 | comments (0) | 大衆媒体::テレビ |
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