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ぶろぐん

按針祭 海の花火大会への道
按針祭 海の花火大会
開催日時: 2016年8月10日 20:00-21:00
開催地: 静岡県伊東市

 今年も各地で天候不良に見舞われたが、どうやら今日も近隣の何箇所かでゲリラ豪雨が発生。幸い伊東は雨が降らなかった。花火鑑賞として最悪の 煙 停滞の悲劇を除いてはね。撮影環境はよくない。地面がやわらかい砂だからカメラを動かすごとに三脚が沈み込んで傾いてしまった...


 藤沢あたりで窓ガラスに水滴がつきはじめ、これはヤバイ!となったが、湯河原あたりで回復。どんより曇ってることは確かだし、伊豆半島は山が低くて西側で食い止めず、ちょうど東側で発達して降ると思われるため安心できず。

 来る途中、小田急線 秦野~相模大野 は大雨の影響で運転見合わせと電車内の電光掲示板に表示されてた。


 マリにゃんの住処(伊東マリンタウン)は16時頃に駐車場が満車とのツイート。18時過ぎは写真の通り、国道135号沿いの堤防に人がいっぱいだ。「おいおい、そんな遠くで見なくてもオレンジビーチで十分見えるぜ(場所がある)」って思った。



 明日可ちゃん、じゃなかった 飛鳥ちゃんも来てる。巨体だから伊豆のどこにも入港できない。飛鳥ちゃんがとまってる場所が近すぎたのか開始寸前になって動いてた。

 そういえば不動産屋のお姉さんも見に行くって言ってたっけ。広くて遭いそうにもない。






<花火>

 打上場所はオレンジビーチ一帯(離岸堤「防波堤」)と伊東港、漁港の岸壁ほうまでとなっている。離岸堤からのため最も近い打上地点まで直線距離で約150メートルと近い(花火ではなく打ち上げ場所までの距離)。群馬県玉村町の田園花火より近いわけだが、問題は花火の質であって、球などほぼ見ることができず大多数が いびつな形状かレモン形だ。打上数を稼ぐために外国製を使ってるのだろうか?


 スターマイン中に大玉が打ち上がるのだが、多くがよくわからない型物だった。円が複数出るのがあったから、今の時期を考えてみたのだが全く五輪には見えず。あれは いったいなんだったのか?

 スターマインはどこでも だいたい いびつな花火と質を落としているのだが、按針祭の花火はその質が悪い花火を打ち上げ方でカバーしているとも言える。残念なのは大玉も腕がバレるような正統派の花火がない。反対に先月末の桑名は花火の質は高いのに全体的な打ち上げ構成を失敗してしまったわけだ。花火の質は熱海のほうがまだいいが、そうまで見てない人にとっては熱海の花火の1年分を伊東按針祭1日で楽しめちゃう。観客数も熱海の10回分くらいになる。

 ただし8月10日だけで、ほかの開催は小規模である。熱海は打ち上げ場所を後退させてしまって迫力を落としたが、昔は伊東と同様にもっと手前で打ち上げてたのは見たし、聞くところによると特定日に大きな花火大会もあったようだ。マンネリ化、飽きられないためには回数より目立つ大会のほうが良い。

 大きい花火はオレンジビーチから海をみて左手のほうで、私はその前の海岸で見てる。だから写真の収まり具合としては逆側からのほうがよい。こっちは帰りに近いのと風を読んでのことだから仕方がない。構図がよくても煙まみれの場所では撮る意味を失う。スターマイン、メッセージ花火、最後の15号は伊東港のほうから打ち上げられる。そっちの有料席や大勢が集まってるところのほうが写真の構図は良い。伊東駅の大混雑に加えて帰宅を気にしなくてよいならそっちの場所へ行ってみたい。





<交通>

・往路

 まず、東京駅までの時点で失敗があった。総武快速横須賀線だったため、そのまま品川まで行けば「臨時快速 伊東按針祭花火大会号」に乗れた。東京駅で地下5階から東海道線プラットホームへの長さを考えたら品川駅ならすぐ隣だ。乗り換え案内がそれを表示しなかったが、そういうことはよくあるので時刻表を調べなかった私の失敗。混雑してたら普通車グリーンにしようと決めていたこともある。問題は臨時快速は普通車全車指定席で直前対応は非情に難しい。たぶん指定席520円だから普通車グリーン980円(事前Suicaグリーン東京→伊東)より割安。

特急 踊り子の旧型車両の座席より普通車グリーンのほうが座り心地が良いからヨシとする。

 16時過ぎに東京駅と通常なら遅すぎる出発。まだサラリーマンの帰宅時間じゃなく夏休みだから平日でも混雑してる。荷物があり始まる前に疲れたらいけないので普通車グリーン席と決めていたが、そこも行列で座れる保証がない。加えて素人客が出回り Suicaグリーン券の買い方も知らずモタモタってことは周囲はイライラだろう。列の真後ろになったとき、代わりに買ってやると思った。普通車グリーンは着席保証がないんだが、伊東まで行くから大丈夫だろうと楽観。川崎まで動きはなかったが横浜で降りる人がちらほらいた。Suica専用にしてしまえば利用率を表示できるのに。

 主要駅の到着時刻がアナウンスされると熱海から伊東までの時間が長いので、これは熱海で長く停車するなぁと思ってたら、熱海は3~4分(時刻表では2分)だったが、なぜか来宮で6分(時刻表では5分)も停車して、反対側にもJRの車両が停車していた。熱海の先は単線だからにしては謎。なぜなら伊東までは全駅ですれ違いができるから。臨時特急なのか?と思ったら全くすれ違わず。伊東線、伊豆急行線で遅れるのはお約束だから理由に興味があっただけ。

 熱海や来宮で浴衣を着てる少数を乗せ、住居が多い宇佐美では大勢が乗車してきた。伊東駅では田舎の典型、混雑時でも家族、友達が常に横並び歩きを維持しようとしていた。今の伊東駅はエスカレーターとエレベーターが設置されてるため階段が残念なくらい狭くなってる。通常は乗降客が少ないから問題ないが、混雑時は悲惨。見てれば人混みの歩き方を知らない人たちとわかるから典型的な砂時計のよう詰まる集まり方をして結果的に通過時間がかかる。その証拠、階段まで来れば混雑なし。
個人的文句よりも、災害時に多くの人を巻き込むという危機感。


 伊東線(伊豆急行線)は30分くらい電車ないんだし、1年に1度のことだから伊東駅で1番線に入れるくらいのやりくりは必要だよ。1番線は改札口直結で階段なし。当日は特急踊り子の車両が止まっていたが、この時間帯にはもう上下線ともに特急は走ってない。
(※ 特急踊り子の車両は臨時快速 伊東按針祭花火大会号 では?)

 残る関門は改札口だが「切符」であることで臨時出口から楽に抜けられる。新幹線の自動改札で他人の切符に摩り替わっていた話を書いたことがあるが、素人さんが多いと新幹線の改札なのに出口だと思って切符を持っていかなったり、逆に余計に切符を持って行く。大勢が立て続けに行うからICカード(Suica)をタッチしたはずが反応せず通過することがあり、それが乗車時だと降りる駅で尋問に遭うので面倒。切符は廃止しないで欲しいものだ。自動改札機だってICカードより切符のほうが早い。

 場所を問わず若年層が平気で優先席に座れることが理解できない。名称は優先席でも意味合いとしては専用であると思ってる。それは何々厳禁じゃなく、お断りしますと柔らかく書いてあるようなものだから。どこも空いてないくらいの乗車率なら座るべきではない。足を怪我していたときでさえ外から判別できないから優先席でない普通の座席だろうが意地でも座らなかったが、刻み込まれた概念が許さないというより、誰か必要そうな人に座りやがってと思われるだけで精神的に苦痛だからで、平然と座れる奴はどういう神経してるんだ? 座席の種類など関係なく若年層が真っ先に堂々と座るから問題が起きる。クソガキは席を譲らず、老人に譲るのは中高年なんて笑えない実情。反対に列も割り込んで突進する元気なオバンに席は譲りたくないが、立ってられると迷惑だからと考え方を変えればスッキリする。


【 地方の祭りで事件事故が大きくなるのは、歴史的に大勢が集まる場所での対処方法、概念(大まかな知識や理解)を持ってないから。以前、こっちがゲリラ豪雨に遭ってるとき、京都の花火大会の露店ではガソリン引火事故で取り返しのつかない被害者を出したし、先日もどこかの縁日で油をこぼしてひっかけ他人の人生を台無しにする事件が発生したが、熱した油が入ってるのを人前で動かすなんて事故とは呼ばせない単なる加害行為。混雑時の概念を知らぬことはどんなに罪深きことに繋がるか。甘く考えるなと。
 どうしても花火大会で思い出すのが明石花火大会歩道橋事故だ。警備員に責任をなすりつけるのは簡単なことだが、地方は警察も警備員も大勢のさばき方を理解してない。大勢のさばき方ってのは通行させることだから制限すればいいってもんじゃないわけ。客のほうも滅多に並んだことがないから指示を無視する野郎どもが現れるのを各地で目撃してきた。豊田おいでんのとき、並びの列を離れ人数が減るまで待ったことがあるが、駅員に能力がないと判断したのと駅前には花火関係の警備員がほぼいなかったから。客のほうに危ないと感じたら回避する能力が必要 】



・復路

 花火終了から最も早い電車はここ数年に 21:10、21:14と変わってきて、現時点は21:12。この日はどうせ遅れが出るから間に合わないはずが間に合う。21:31に小田原行きの臨時便があり、過去にそれに乗ったときは楽に乗れたのも、多くが前の電車に乗るのと車両の連結数の違いからだと思う。近年は伊東から品川行き臨時快速電車が走ってるが、それより前の熱海行きだと東京行きの最終電車に乗り継げ、更に総武横須賀快速の最終千葉行きに乗れる。

 有料席があるあたりだと花火終了後に乗れるのは臨時電車がギリギリでしょうか。なぎさ公園や伊東市観光会館のほうで見ていたとしても、素直に交通規制がかかってる国道135号で移動したほうが早そう。

 同様な詰まりは帰りにも起き、更に電車では奥に入らないで扉付近に壁を作るから乗れない人が多数出たであろう。地方の人は時間経過感覚が乏しく、混雑から降りられなくなるという恐怖にかられるのだろうが、伊東線内で駅の停車時間が長いことがわかってる。せっかちで有名な江戸っ子が言ってるのだから確かだ。車内中央がスカスカなのは見えてるから当然、お前らなぜ奥に入らないって危険はないので押し込んで乗るさ。

 混雑時に駅に着けばドア付近3分の1~2分の1程度は駅でいったん降りる当たり前も本物の都会人にしか通用しないので東京ですら難しく、終点熱海まで行くから関係ないにしても降りる人のために私が替わりに危険のないように押し出してやる。来たときを考えたら宇佐美駅で一定数が降りると予想されるため1駅耐えればかなり楽になるはず。その1駅が4キロと長い。

 この混雑を避けるなら、伊東21:31発の臨時 小田原行きのほうが良い。在来線は熱海駅で22:09の最終の東京行き、最終 新幹線は熱海22:28頃だから熱海じゃなく小田原まで乗っても余裕で間に合う。以前、臨時便はもう少し早い時刻だったが、それを遅らせたのは前の電車と時刻が近かったからでしょう。すいてる状態で発車しても意味がないと考えたのでしょうが、それにより熱海で21:58の新幹線には間に合わなくなった。東京からまだ先がある人にとっては意味がある。


 ちなみに、この日の伊東駅 21:12 発予定は3~4分遅れ、熱海の到着も3分遅れの 21:38 で、東京行きは 21:40 だから知っている人は階段の混雑であせっていた。案の定、東海道線の発車も少々遅れたが、駅間が長いので小田原までに遅れは解消されてた。

 熱海駅で何事もなかったが、湯河原駅に着いて扉が開くと大雨で車内にまで入りこんでくる状態。またもやヤバイって感じがしたが、危険ゾーンの根府川も難なく通過し、早川(小田原の隣)でまた何事もなかったような状態。ゲリラ豪雨だ。小田原を過ぎたら熱海~小田原間で大雨のため新幹線が止まっていると表示。新幹線はほぼ平行だがトンネルが多いからこの区間で止まるなら在来線なんだ。混雑を避けて伊東で1本遅らせていたら帰りが危なかったかもしれない。湯河原、真鶴駅で見た大雨は在来線も遅らせたであろう。新幹線が運転見合わせた時刻は 21:55 だから次の臨時電車はそこのころ熱海。結果論だが急いでよかった。




<観客数>

 今年は18時半着と遅かったため周って見てくることができなかった。よって なぎさ公園 のほうは全くわからない。さらに21時終了、撤収作業、土地勘がある裏道を小走りで伊東駅に向かったため、全体的な混雑をも把握してない。
 伊東オレンジビーチの北西端はご覧のとおりだが、20時開始のため直前になると埋まる。堤防の上は住民がかなり前から場所を取っているが、砂浜は直前まで問題なし。むしろ、直前じゃないと目の前に立たれる危険性があるし、早めに波打ち際にいても潮か満ちてきて何度も移動したことがあるから。


 昨年テレビ取材が入ったことがある伊東駅へ向かう通り沿いにゴミが捨てられる問題はどうなったか。もっと前に国道135号線にゴミ袋を持った人たちがいたのを記憶しているが、そのとき以降は見かけない。捨てられないようにするため当日はゴミ箱を撤去してるかもしれないが、露店を出すなら後の責任はどうなっているのだろうか。私が向かう方向は毎年、伊東駅入口信号、旧道の交差点(伊東駅から北東)に1軒、あとはセブンイレブンと元からの店舗(焼き鳥屋)を見るだけで部外者らしきのはない。観覧地点も、ほとんど近隣住民と思われるためゴミ問題は発生してなかったと思う。機材をしまう時間があったから海岸を出るのは早くなかったからそれなりに去った後を見ることはできてる。


<山の日の影響>

 今年から8月11日が「山の日」として祝日となった。夏休みの学生には関係なく、この時期に強制的に揃って休みにする企業にもあまり意味がない。こんな時期に作ったのは生産より内需拡大ってことなんだろうか。さておき、按針祭海の花火大会は毎年8月10日に固定で、翌日が休みだからと動けるのは近隣だけの話。8月10日が仕事だとすると、終わってから駆けつけるのは厳しい。20時からでも東京からしたら遠すぎて間に合わない。問題が出たら海の日みたいにハッピーマンデーになるのではないかな。

伊東だと大部分が近隣の客だから翌日が休みだと観客が増えそうだ。

| emisaki | 2016-08-10 Wed 23:59 | comments (0) | 花火::静岡 愛知 岐阜 |
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