2016-08-12 Fri
2016年8月11日放送 フジテレビ「奇跡体験!アンビリバボー」で、2009年に北海道の山で発生した遭難事故が取り上げられた。見てる最中に理由がわからないため、火山ガスか、一酸化炭素ならすぐ死ぬから高濃度の二酸化炭素か、あれは違う、これも違うなどと色々考えてたが、低体温症が原因だとは思わなかった。夏に震えるとは寒い日のプール以外に思い当たることがあるじゃないか! 自分はそれほどでもなかったから何年も経ってないのに危機をすっかり忘れていた...
2013年8月15日の諏訪湖である。あのときが雨に打たれてから帰れなくなった最長の時間だが、ほかにもちょくちょくゲリラ豪雨にやられていたため退却の決断が比較的に早くなっていたのが不幸中の幸いだった。一番の理由は2013年7月23日の葛飾納涼花火大会だった。そして7月27日にもゲリラ豪雨で、その日は隅田川花火大会のテレビ生中継があって関東では有名だ。
で、二度あることは三度あると。
だいたい遠出するときは傘(日傘にもなる)を持って行くが、ゲリラ豪雨(雷雨)のため避けられずビショ濡れになったこと。それ以前にも打ち上げ続行中だろうと雨が降って撤退したことがあるが、それは重要視してない花火大会だった理由がある。長野まで行ってるとそうもいかないわけで、少しは悪あがきして待ってしまう。
諏訪湖では中止になるより早めに逃げたものの、既に濡れていて徐々に寒くなってくる。降り続けて雨に打たれまくって並んでいたら低体温症になっていたかもしれない。後でテレビを見たら避難所になっていたホテルではストーブに火がついてた。
体感したからそれ以来に夏でもホカロン(c)が入っていたのだが、日が経つにつれて薄れてしまってる。冬に使ったホカロンは、もう夏に補充されてない。遠出の場合は何か考え直したほうがよさそうだ。山間部じゃなくても東京から100kmくらい離れた場所での花火大会ではギリギリ終電1本あるのみとか帰宅難民になる恐怖と戦っている。そこでゲリラ豪雨にでも遭って帰れなくなったらと思うと危ないか。
寒いとき体を発熱させるためのカロリー摂取は登山の危険を知らせる番組を見て知ってた。冬山だと我々素人が思いもしない高カロリー摂取が必要になる。男性、荷物込み体重70Kg、30歳代、きつくない山で8時間だとして計算すると消費カロリーは4500キロカロリーにもなってしまう。休憩を含めた1日だと約6000キロカロリーぐらいだ。これが冬となると体温維持のため2倍にも3倍にもなってしまうのだと言う。登山じゃなくても寒くて体温維持となると相当なカロリー摂取が必要だと知った。
だから、これを利用した体を冷やすという危ないダイエットが流行ったときがある。
北国の人が都会に出てきて冬の生活を改めないと肥満になり、地元だと早死にしそうな食べ物だとかは将来のことより年ごとに必要なことをしていただけなのかもしれないと。
今は暑苦しいばかりで低体温症なんて考えもしないよなぁ。汗を大量にかいたあとに電車に乗って強烈な冷房で震えだすことはある。気化熱で奪われるにしても汗が引けば治まるから、いっときの震えで深く考えないだけにすぎない。雨の日の外で気化熱は微々たるものだとしても濡れ続けることは恐ろしいのだと今回のテレビで知ることができてよかった。
逃げ場のない山ではどうにもならないが、雨を避ける場所があるならば、最初から濡れないことばかり考えるのも難しいもので、濡れたときの着替えのほうが重要かもしれない。花火大会くらいじゃレインカバーなんて持っていかないよ。そもそも撮影装備だからリュックサックじゃないし、背負いたいのは三脚だから。
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