2016-02-07 Sun
2月4日のプレスリリースで東京メトロは2016年6月1日に無料Wi-Fiを全駅に拡大すると発表。車両内も順次拡大してゆくようです。訪日外国人への対応ですが、これは日本人でも何らか使い勝手がよくなりそうです。これに伴って一日乗車券の24時間化なんてのも発表されてた...
最初はタイトルだけ見て24時過ぎたら使えないと誤解してしまったのだが、営業日は関係なく使ってから24時間有効だった。夕方に到着して買っても24時間以内なら翌日に使えるわけですから非常に便利です。
昔は都営地下鉄と営団地下鉄(当時)の運賃に開きがあったのです、が今の初乗り運賃は170円と180円。都営のほうが長距離は高くなりますが、東京なんて劇的に長い距離なんて存在しない。中野~西船橋、和光市~新木場だって30kmくらいでしょ。乗り換えたってたかがしれてる。だから始発駅から終点まで往復するか、4回以上乗らないと元が取れず600円でも一日乗車券を使い倒すのが難しかった。
これが地方だと話は違ってくる。名古屋市交通局で「ドニチエコきっぷ(土日祝・8日のみ)」だと600円。地下鉄の初乗りが200円、名古屋~栄が200円で、3回乗車すれば元が取れる。個人的にはたいして得もしなかったってことがよくあったんだが、何ヶ所かの買い物客とか旅行者ならお得になる。
名古屋の地下鉄は別のもので表現すると「5.1路線」とでも言うか?離れた私鉄と繋いだ1駅ができてしまった。私は名港線は分かれるだけで事実上4路線しかないと思ってる。
初乗り運賃が高いから周遊で使えば東京よりずっとお得で「ドニチエコきっぷ」なら地下鉄だけじゃなく市営バスにも乗れる。平日は850円、地下鉄のみは740円となり利用価値が落ちる。600円だとして初乗りが高いってことは3回、平日だと4回以上乗ればいい。大阪でも同様だが、もっと地方に行くと1日乗車券の値段が高くなって価値がない路線も増えてくる。たとえ終点まででも往復だけなら買わないほうがいい路線がある。
東京だと東京メトロにはバスがないので、変わったところに行くには東京メトロ・都営地下鉄・都バス・舎人ライナー・JR都区内路線に乗れる「東京フリーきっぷ」(大人1,590円)を買わねばならず、都心部を離れると都バスがなくなり従来私鉄系のバス会社となるため使えないから一般的な旅行者では元が取れない。訪日旅行者ならもっと必殺技な切符があるからいいんだけど日本では買えない。「Tokyo Subway Ticket」なら日本人でも旅行会社を通じて東京までの乗車券と合わせ買えるみたい。
私がよく使うのは都営バス1日乗車券(500円)、3回乗ればOKだから。コミュニティーバスって100円(1日300円)で安いんだけど自治体区分けの「区内」でしか運行されず逆に不便で使わない。決められた商業施設のみ周るなら無料バスもある。車社会の地方と比べると都心部の電車移動は便利で、あまりお金がかからない。時間が勝負になる旅行者だと地下鉄1日乗車券の利点は高くなる。
なんだかんだ、都民は地下鉄一日乗車券なんてほとんど使ったことがないのでした。
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