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大部分が体温計じゃない 前回調査よりヤバイ企業が増えすぎ
 どこぞの会社なんぞ、さんざん納入実績だの皮膚に触れることなく測るだの、体温を測ることばかりを列記、医療用体温計で体温を測定なんて書いておきながら、最後の最後に「医療用の体温計ではありません」と来た。先に「医療用体温計で体温を測定」なんて書いてるのだから何らか法律に抵触すると考えられる。それは通信販売じゃなく企業のウェブサイトの商品紹介文であるが日本人とは思えない日本語の狂いぶりである。

そういうのはコロナ禍での必死な経営ではない。

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 楽天市場で言うならば、「医薬品・コンタクト・介護 → 身体測定器・医療計測器 → 体温計」の分類にあるが、放射温度計であって大部分が「体温計」ではない。人体の話をさんざん書いておきながらも、厚生労働省や医療機器など認証番号がない。ようするに認可されてないので「体温計」ではない。なのに「温度計」と逃げている中にも「体温計」を名乗ってる商品が複数あった。

 100件くらい調べてみたが楽天市場は景品表示法において非常に無頓着、無責任である。外国の電子機器認証を表示したところで医療機器とは何の関係もなく、無知な客を狙っているとしか思えない。違法ではない部分も景品表示法が言うところの「有利誤認」として非常に問題のある記述である。

 アマゾンでは体温計ではないから体温計と書いたのがごっそり削除されても、いたちごっこで野放し状態、楽天市場では体温計じゃなく温度計と逃げてはいるものの、アスクルのように明確に「体温は測れません」とは記載せず誤解させ売ろうとしてるのを阻止していない。

 体温じゃなく、おでこの温度を測るんだなんて言い逃れにはならない、そんな事が良いなら何でもアリ状態に見える。人体は放射率が違うんだから専用かつ高性能の部品を使ってない限り人体の「表面温度」は正確には測れないし表面温度は体温ではない。装置の誤差が低く出れば見逃し、高く出れば冤罪ってほどの誤差が掲載されている。だから真っ当な業者は人体に特化して製造していないため「体温は測れない」と強く記載する。表面温度である以上は人体に特化して作り医療機器として認可を受けても間違えは出る。集客のため何か対策してるぞと行動を示すだけのパフォーマンスなら馬鹿馬鹿しい。やるならば専門の装置を仕入れろと言いたい。

 私は新型コロナウイルス蔓延する前から電子機器の発熱温度を測るため放射温度計は欲しいと思って調べていたため、ある程度の値段も知っていたのだが、特に中国製は3~4月ととんでもないボッタクリ価格になってた。今は入荷したのか競争になって値は戻しているもののオモチャ程度の1980円だったのさえ2倍以上になって売られてる。天ぷら油を熱した温度を測るなら198度も200度もさほど違いはないが、体温なら36度と38度ではまるで違うし、実体験で冬場は低く出たし、これから炎天下で並んでいた人を測ったらどうなるか見え見えだな。

ともかく、販売会社、販売代理店も含め、企業体質がまる見えであった。

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| emisaki | 2020-06-27 Sat 22:21 | 生活::防犯・防災 |