2021-05-11 Tue
昨年10月に主力で使ってたパソコンが壊れそうなほど調子が悪くなったため、吟味する時間もなく、買ったのがSSDだった。仕様が変わってしまってマザーボード、CPU、メモリーごと交換。どうせならSATA接続のSSDから M.2 SSD へ、更に将来性から高値だが PCIe 3.0 じゃなく PCIe 4.0 を選んだのは正しかった模様。急に調子が悪くなったため予算を組んでおらずコストパーフォーマンスを優先した。そもそも、カメラ用のメモリーカードにしても当初より信頼性から高値のサンディスクを選んできたが、いまもう存在せずウエスタンデジタルの一部門。
amazonのクチコミからすると SiliconPower は当たり、ハズレとあるが確証ないし信頼性が低いのは使ってる人の知識が不明だから。当たりを引けばラッキーだが、そんな掛けも国内代理店5年保証にて払拭されたから買ってみた。
半導体で駆動部がないから初期の動作テストを通せば長く使えるだろうと。移行してから半年経過するが何の問題もなく、爆速のためハードディスクが遅くてしょうがない。
今になって当時に買おうとした製品仕様を比べてみると、
SiliconPower SSD 3D TLC NAND M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 P34A60
MTBF 200万時間
TBW 1TB 600(TB) / 2TB 1200(TB)
1TBモデル売価 SP001TBP34A60M28 12,980円 / 2TBなし
SiliconPower SSD 3D TLC NAND M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 P34A80
MTBF 不明(未公開)
TBW 1TB 1665(TB) / 2TB 3115(TB)
1TBモデル売価 14,058円 / 2TBモデル売価 27,999円
SiliconPower SSD 3D TLC NAND M.2 2280 PCIe4.0×4 NVMe1.3 US70
MTBF 170万時間
TBW 1TB 1800(TB) / 2TB 3600(TB)
1TBモデル売価 21,990円 / 2TBモデル売価 51,990円
SiliconPower のTBWは製品仕様書の下に書いてあるリンク先にPDFでまとめられてた。
TBW とは Tera Byte Written で書き込める総量、ようするに寿命の指標。半年で総読み込み 5.6TB、総書き込み7.5TBとなっていた。1800TBの安全圏2分の1としても遙か彼方。動画はハードディスクにあるし、動画編集の作業用に使い出したら読み書きが激増するだろう。
昔と違って今はネット検索しても、本当に利用者のための記載だけでなく企業宣伝、アフィリエイトなどの釣り投稿があるため見極めが大切だ。コンピューターの世界は昨日のYESが今日のNOともなる世界。古い話は既に間違ってしまってるから投稿日が重要。
TBWだけじゃないって書こうとも、他の耐久性能も比例しているのが現実だ。この商品はTBWが高いが何かの耐久性だけ酷いってのは見当たらなかった。言うならば MTBF(平均故障間隔)なる指標は実質使用時間を桁違いに上回って考える必要もない。MTBF 170万時間÷24=70833日=約194年だが、物理的な劣化をするからそんな長持ちするはずがなく、そんな長く使うこともないから MTTF(平均故障時間)を公表すべき。MTBFは非現実的指標だからSSDの場合はTBWを参考にしたほうがマシじゃないか。
壊れそうな時間がどうのじゃなく、高耐久と言われる製品だろうが確率的にはある壊れること前提で考えないから痛い目に遭う。SSDでチップセットを利用した RAID LEVEL 1 にして転送速度が半減したとしても軽くハードディスクの10倍速あって常時複製になる。パーティションごとバックアップするソフトを使うと作業時間がかかる。
私が買った US70 の1TB容量のTBWは1800(TB:テラバイト)、安価な P34A60 は600(TB)で3分の1しかなかった。これだけの書き込み総量があるならば、常に読み書きが繰り返されるサーバー(データセンター)でもあるまいし、寿命を知らせるソフトもあって例え600(TB)でも耐用年数で実用上は問題ないと思われる。それでも多いほうが安心。
現にOS起動ドライブ用に2016年に買った SanDisk Ultra II SSD 240GB だとTBWは低いと思われるが昨年末まで4年使っても、まだ交換の警告には至らず使える。だからオフィスワーカー(サラリーマン)の仕事ならTBWより故障しにくいメーカーを選ぶべきとなる。
使う前に自分で厳しい検品をできない人は値段が高くても一流メーカー品を買うべきだし、コンピューター関連製品での中華系には品質を落とさずとも手を抜いてる部分がみられ、それが検品である。
検品費用より故障が出たら交換費用のほうが安いって計算だが、他人のことは言えず日本企業もそうしてるから故障や呆れるバグが残っている。特定の品においては事前の部品選別、検品による違いが価格と反比例になってるだろう。
売り方としては昔から変わってないんだが、今は一般人がパソコンを使いすぎたし、誰もが買えるようなところで素人が手を出すから間違った悪評が付く。そこを排除して優劣を判断しなければならない。
今は非常に少なくなったが、10年、20年前ってなれば「これと、これは相性が悪い」って言われたら「はいそうですか」と泣きを見るわけだが、変な爺さん客にブチ当たったら「そういう世界ですから」なんて通用させてもらえず店は災難だからな。お願いですから返品してくださいと似たような事態に遭ったことがあるだけに小売りの辛さも理解する。自動車買ったら運転免許証を取る料金が含まれてるのか!って怒りたくなる。知識は料金には含まれないってのを理解しない人がいる。
難癖客は困るが一般客の激増は良かったかもしれない。一般からの苦情が増えたことでメーカーとしても品質管理が厳格になる。生産数が増えることで価格上昇も抑えられている。
過去の高値を知ってるし、ハードディスクの故障にてデータ消失の痛みも知ってるから サーバー向けの高値に違和感ない。ウエスタンデジタルで言うなら BLUE はデータ保管専用(使うときだけ接続)、RED は常用ってように使い分けてる。
SSDにおいてM.2スロットも余ってるし、今のは作業用にして、高耐久型を日常使用や消えたら困るデータ用にしたいのだが、それほど容量は必要ないのに大容量しかなく高値になるのが辛い。
今は動画編集が全くないため、32GBにしたメモリーもSSDも宝の持ち腐れ状態。画像(写真用)のソフトを起動しても8GBくらいまで。画像処理よりもウェブブラウザーの Firefox とか Google Chrome のほうがメモリーを食い荒らす。それらを多重起動でも仮想記憶のハードディスクへ書き込みが起きないだけよかったかも。あ、仮想記憶もHDDにされてたのをSSDに再設定したんだった。
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| emisaki | 2021-05-11 Tue 12:53 | 映像音声::コンピューター関連 |
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